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上は、鈴琳舎優游文庫蔵・『殿版・康煕字典』
『康煕字典』は、中国・清朝第4代皇帝康熙帝(第3代順治帝の第3子、生1654年〜没1722年、 在位1661年〜1722年、名:玄Y(げんよう)、廟号:聖祖)の命により、編纂された字典。 30人の学者が5年の歳月をかけて作成したものと言われる。完成は康煕55年(1716年)。 収録字数は、諸説あるが、平凡社・アジア歴史事典では、42,000余としている。 初版は、北京・紫禁城内にて康熙19年(1680年)以降、皇室の書籍編纂の場となった武英殿で 版に付されたため、通常、殿版と呼ばれる。 (注) 清朝宮廷の事務・管理を司る内務府の所轄で刊行されたため内府刊本と呼ばれる場合もある。 |
上は、鈴琳舎優游文庫蔵・『殿版・康煕字典』の『戌集中』の巻の表装
当文庫の『康煕字典』は、紙質と版面の調査にて、上記武英殿版であることには間違いないと 考えるが、3冊のみの零本である。 各本のサイズは、立276mm、横177mmの大本で、どれも鶯(うぐいす)色の表紙に、 黄橙色の二重掛けの糸で「康煕綴じ」され、黄紙の題簽に達筆な字で題や内容がを記されている。 |
東京都立中央図書館・特別文庫室・諸橋文庫では『康煕字典・殿版』を2種所蔵されている。 幸い、機会を得て、2009年1月、調書させていただいた。 同書誌に御興味ある方は、下のボタン・バーをクリックして下さい。 PDFでの表示です。 PDFをインストールされていない方は、PDFを先にインストールの上ご覧下さい。 |
当文庫蔵の『殿版・康煕字典』詳細は、右の画像をクリックしてご覧下さい。
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