ＨＰ開設に当たって
一般の図書館の収蔵品は、大正・昭和時代以後の書籍・雑誌が中心で、明治時代かそれ以前に出版もしくは書写された古い書籍（古典籍という尊重された呼び名が与えられることもあります。）をまとまった数で収蔵している特別な図書館は少数です。しかし、その図書館の目録に目的の書籍が見つかったとしても、勤務先や自宅から遠距離だったり、休日は閉館だったり、開館時間が短かかったり、閲覧の方法が分からなかったり・・・と問題が山積という場合が多くあります。閲覧が許されたとしても、特別な理由が無い限り貸し出しはしてくれません。貴重書の扱いを受けているためだと思いますが、一回の閲覧では、把握できる内容にも限度があります。複写を許しているところもあります。しかし、複写を取ることが書籍を傷める行為であるために閲覧者本人には許されず、時間を要し、かつ高価です。図書館としても、多くの収蔵書籍を抱え、限られた人手で予算の少ない中、大変であろうことは想像に難くありません。最近、順次コンピューター画像化を進め、利用の便を図っている図書館もあります。古い書籍そのものは貴重でも、鮮明な画像によって、誰でも中身が分かるような形になるのは喜ばしい事です。当文庫では、収集した古い書籍の中から、現在なかなか目にすることの出来ないもの・これまで復刻されてないもの・復刻されたことがあったとしても小数部で手に入りにくいもの・写本等を中心に、有償ではありますが、ＣＤ−ＲＯＭの形でお分けし、皆様の趣味やご研究のお役にたてればと考えております。当文庫自体は非公開ですが、収蔵書籍のいくつかはこのホームページの『収蔵書籍目録』に掲載申し上げます。ＣＤ−ＲＯＭ化のご希望が有る程度ございましたら、準備致します。


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