第26回:'17年6月18日 − 貨物列車用連結器交換

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昨年5月から建設している9mmレイアウトですが、今回は一部の車両の連結器を交換してみました。
これまでジャンク品で色々な車両を購入して来たので、連結器に関しても様々なタイプが取り付けられているのですが、その大半がNゲージ標準のアーノルドカプラーででした。連結は簡単で、前後左右の裕度も大きく走行安定性は高いのですが、外観がおもちゃみたいで実感的でないのが欠点です。

そこで、Tomixの「密自連形TNカプラー」が24個入りで480円と手頃だったので、試しに買ってみました。

部品は3つに別れ、フックとフレームを穴に合わせ嵌め込む様に組立るのですが、小指の爪の先ほども無い小さな部品だけに、不器用な私にとってその作業は至難の業です。窪みにスペーサを入れる作業も一苦労で、結局、24個を組み立てる中、1個は作業中に何処かに飛ばして行先不明、更にもう1個は嵌め込み作業中に誤って壊してしまいました。
カプラーポケットの中の小さなコイル状のバネを飛ばさずに連結器を交換するのも大変であるし、台車にそのカプラーユニットを組み込むのも並大抵の作業ではありません。

とりあえず貨物列車をTNカプラー化するため、全ての二軸貨車と貨物列車牽引用のDD13型DL、及び混合列車の可能性のある銚子デハ501の連結器を交換しました。連結も解結も車両を持ち上げる事無く、押したり引いたりするだけで出来るのがTNカプラーのメリットであり、連結面間の距離も若干短縮され、外観も含め実感的になりました。
アーノルドカプラーなら連結器の高さが合っていないと走行中に外れてしまう事もありますが、TNカプラーならガッチリと連結されるので走行中に外れる事はありません。でも、余りにも強固に連結されており、アーノルドカプラーの様な遊びも無いので、速度を上げて運転するとポイント通過時等のちょっとした振動で脱線してしまうのは、軽い二軸貨車の特有の問題でしょうか?
また、解結時にも強く引っ張るとカプラーポケットも含めバラバラに分解してしまう事があるのも大きな問題点でした。

偶々、保有しているディーゼルカーの大半はカトーカプラーが付いており、TNカプラーよりは多少大き目ですが外観も構造も同様で、解結時はそのまま車両を引くだけでは離れず片方の車両を持ち上げる必要ありますが、安定性が良さそうです。
折角TNカプラーに交換した車両を再びカトーカプラーに交換するのも気が遠くなる作業ですが、この際、一気に全車をカトーカプラーに取り換えるべきか思案中です。