"新"第9回:'20年6月4日 − 阪神3301形/秩父300系増備

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一昨年3月から建設着手した"新"9mmレイアウトに関して、前回報告から何と8ヵ月も時間が空いてしまいました。簡単に出来る計3ヶ所の駅周辺整備ばかり優先して、高架線部分や立体交差箇所、並びに河川や橋梁部分をどの様に作り込むかが悩ましい所で、結局は後回しにしたままズルズルと時が過ぎてしまいました。

緊急事態宣言発令で家籠り生活が続き手を動かす暇はタップリあったはずですが、何と解除された今頃になって漸く重い腰を上げて建設を再開する事になりました。
と言っても、今回は何も報告できる様な進捗は無く、まずは手始めに走行確認と以前に購入しておいた鉄コレ車両の動力化改造に取り組んだだけでした。

半年以上も運転していないとレールが汚れて通電不良のため殆どの区間でまともには走らず、丹念にアルコールでゴシゴシとレールクリーニングしたら元通り快調に走行できる様になりホッとしました。ポイントも動作不良するものが多くポイント丸ごと総取り換えが必要かとヒヤヒヤしましたが、操作している内にそれなりの動きに戻り安心です。

車両の方はこれまでと同様に、ビニ-ル袋に包まれて吊るされている鉄コレのジャンク品を幾つか調達しており、その中から今回は「阪神電鉄・3301形」と「秩父鉄道・300系」を動力化改造しました。
M車は床下を動力ユニットに交換して、床下機器を移設したり台車パーツを取り付けるだけだし、T車は金属製車輪への交換と金属ウェイトの追加という決まりきった手順のみで、共に連結面のカプラーをアーノルドタイプからカトーカプラー(Nタイプ、自連型)に変更するのですが、久し振りの作業だからその要領を忘れているし、指も入らない細かな作業に戸惑うばかりでした。

阪神・3301形は冷房化改造された後の単車の姿で、武庫川線に投入されたものの冷房用大容量MGが搭載されず、冷房装置非動作のままで運行していた頃を再現させました。片方のカプラーはダミーのバンドン式密連ですが、もう片方は今後の連結運転も考慮してカトーカプラーを装着しました。
秩父・300系は、中間サハ350形が増備される前の2連の姿を再現しましたが、当時の茶色のツートンカラーが良い色合いでお気に入りです。