【ダンジョン日報】 第31号 06年07月08日

『へっぽこ旅団の帰還』



 3ヶ月もの長きに渡りメリフィック像のダンジョンに潜ったきり生存は絶望視されていたセニアとへっぽこ旅団。そんな彼らが今、『ギヤマンのメリフィック像』を手に帰還した。ダンジョン日報に様々なネタを提供してくれた素敵集団の帰還に、我々日報スタッフは突撃取材を敢行。メリフィックのダンジョンでの激戦とへっぽこぶりの数々を聞き出すことに成功した。





今回のトピック 『魔王のゲーム』

 メリフィック像のダンジョン攻略もついに大詰め。悪の証と善の証、そして生け贄を持ち、マイルフィックの祭壇に赴く一行。
 そして彼らの前に、マイルフィックが再びその姿を現した。

マイルフィック : 「くっくっく。ところでどうだ? お前らにギヤマンの像を渡す事はこれで確定した訳だが…ひとつゲームをしないか?」

 マイルフィックが示したゲームとは?






◆プレイ前の風景◆ セカンドパーティの会話

 セカンドパーティのキャラクターで集合したメンバー。どこに潜るかという話になったところ、ファーストパーティのメリフィックのダンジョンの続きの話題になった。


GM : さて、今回のパーティ編成は、侍、魔法剣士、戦士、盗賊、魔導師、賢者という超攻撃型編成でやんすw
ジン : セカンドでいくんですね。
GM : ファーストでもいいよ?w
リコル : ファーストだと……
GM : 忍者、侍、騎士、賢者、司教、怪盗になるでやんすw
タック : メリフィックの終わりって、あとちょっとなんだったよね? 確か。
リコル : そーそー(笑) 戦闘、ないって話でしょ?
GM : うん。しなければ、ないw
タック : 笑うヤカンとは戦わないよー(笑) じゃあ、ファーストとセカンド、両方やるつもりで!
リコル : 無理無理、ファーストでも余裕で死ねる!>ヤカン戦

 そして今回はファーストパーティでメリフィック像のダンジョンに挑むことに。この時は皆、あっさり終わると軽く考えていたのだ。




◆前回のあらすじ◆ ヤカン、新しい芸風に目覚める
GM : 久しぶりすぎるんで前回までのあらすじ。「ギヤマンのメリフィック像」を手に入れるため、みんなは「善の水晶」「悪の水晶」「ニワトリの肉」をゲットした!
笑うヤカン@GM : 「おお、皆様。像を手に入れるために必要なアイテムをすべて勝ち取ったのですな。素晴らしい。素晴らしい力と英知でございます」(何)
ヒー・ヘイト・ミー : 「む、むかつく……」(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 「この2ヶ月で新たな芸風開発しやがって」(笑)
テオ : 「アレと違って手を出したら死ぬからやめとけ」
マリア : 「手を出せたら、最初に殴り倒しますのにね」
ジーナ : 「何の、むかつき加減ならこちらも負けない。ヒー、手を出し合わない程度にむかつかせてやりなさい」
ヒー・ヘイト・ミー : 「なにをいうかこのファッキン偽サムライ。このヒー・ヘイト・ミー、存在するだけで癒されるとご近所のマダムにも大評判だぜ、へいっ!」
ジーナ : 「……うるさい」(ごめす)
セニア : 「どこに癒されるんだ!」(げす)
ヒー・ヘイト・ミー : 「Σへいっ!?」

ジーナ : 「『生け贄』って言うから何かと思えば、鶏肉だものね……。あれからずいぶん経っちゃったけど、腐ってない? スーパーで買いなおしてきた方がいいんじゃないかしら、コレ」(何)
セニア : 「2ヶ月たっても大丈夫な鶏肉でしょ?」
GM : なぜかキーワードが「2ヶ月」(笑)




◆マイルフィックの祭壇◆ 証の謎
笑うヤカン@GM : 「では皆様。わたしから言う事は特にありません。とりあえず、お気をつけてわたしの背後の茶色の扉をお進み下さい。あの扉の向こうにマイルフィック様の祭壇がございます」
ジーナ : 「そういえば、そんなこと言われてたっけね。いっぱい金食われたものね…」
テオ : 「そーいや俺がいなかったときにジーナがヤケクソで金を…」
セニア : 「マルちゃん元気かな?」
GM : では、茶色の扉に入りますか?
セニア : をっけーw
GM : では、長い廊下を進んでいくと…真っ黒な祭壇のある部屋に出くわす。部屋の左右には、巨大なレッサーデーモンの石像が鎮座しているね。
マリア : 「なんだか動きそうですわね」
ジーナ : 「生き物の形をかたどったものを見たら動くことを警戒する。当然のことね」
セニア : 何個?
GM : 石像は2つ。で、君たちの頭の中に、次のような言葉が聞こえてくる。
声@GM : 「選ばれし悪の証を持つ者よ。剣を取りて父の名を」
声@GM : 「選ばれし善の証を持つ者よ。盾を取りて父の名を」
GM : …という事ですが、どうしますか?
ジーナ : な、これは、私の頭の中に直接話しかけてくるというの?
セニア : 父って、やっぱマルちゃん?
テオ : 名前は、そうだろうな。
マリア : 石像は剣や盾を持っておりますの?
GM : いや、石像はレッサーデーモンを模しているに過ぎない。両方同じ形。
マリア : では、部屋には剣、あるいは盾のようなものはありませんか?
GM : 特にはない。ただ、左右に同じレッサーデーモンの像が1体ずつ立っているだけ。
テオ : 剣と盾ね……《聖なる刃》と《魔法の盾》じゃないだろうな。
ジーナ : 剣はともかく、盾というと他にないわね。このゲーム盾ないし(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 「この像ぶち砕けば中に剣と盾が入ってるかもしれないぜ、へいっ!」
セニア : とりあえずヒーちゃんは足蹴にしておこう。
ヒー・ヘイト・ミー : 「ΣNo!?」


◆マイルフィックの祭壇◆ 剣と盾を取れ

 謎の言葉の前に、考え込む一同。


マリア : すると、この剣と盾は、物理的なものか、あるいは魔法なのか、概念的なものかにしぼられそうですが。
GM : えーと、一応ヒントを出しますと、剣と盾は、要するにとある概念の暗喩ですんでw
GM : ところで、善悪の水晶は、今誰が持ってる?

ヒー・ヘイト・ミー : もちろん私はもってない(笑)っ【ヒーホーの水晶】
GM : 「選ばれしヒーホーの証を持つ者よ。からっぽの頭を取りて父の名を」(何)


テオ : 特に誰ってーのはなかったな。
ジーナ : じゃあ、今決めましょうか。
テオ : 悪が剣、善が盾だろ。
ジーナ : なら、私が悪の水晶を。
テオ : で、善の水晶…持ってみるか。
セニア : あたし、チキンw(関係ない)
GM : じゃあ、ジーナには「選ばれし悪の証を持つ者よ。剣を取りて父の名を」
GM : テオには「選ばれし善の証を持つ者よ。盾を取りて父の名を」
GM : 同じメッセージが聞こえてくる。他の人は聞こえない。

ジーナ : 「そして生け贄がセニアなのね」(笑)
セニア : 「あたし生贄になるの!?」
マリア : 「頑張ってください、セニアさん」
テオ : 「相変わらずオチがつくんだな」


ジーナ : ……剣は右手、盾は左手かしら?
ヒー・ヘイト・ミー : 右手/左手で像に触りながらというのがいちばん簡単。
ジーナ : よし、それやってみましょう。
ヒー・ヘイト・ミー : 「では悪の水晶を持つものは右手で象に触りながら、善の水晶を持つものは左手で像に触りながら『父の名』を唱えるがいい」
ジーナ : 「そこ、偉そう」
GM : えーでは、左右のレッサーデーモンの像に誰が触れますか?
ジーナ : 私は、右側の像に悪の証を持って触れる。
GM : ふむ。
テオ : こっちも像に触れながら。

セニア : < 像は ほのかに なまあたたかい >
テオ : くそう、すごくいやなinfoつけやがって(笑)


ジーナ : 悪の証を持ち、右手で像を触れながら「父よ、汝の名はマイルフィック」
GM : はい。ヒーちゃんの指示で正解です(笑) 剣は右、盾は左の暗示。

ヒー・ヘイト・ミー : 「ふはははは。この大賢者ヒー・ヘイト・ミー様の指示に間違いはあんまりない!」
セニア : 自分であんまりって言うところにちょっとジーンときた…
マリア : ちょっと深く考えすぎましたね。




◆マイルフィックの祭壇◆ マイルフィック、出現
GM : では、祭壇にマイルフィックの姿が出現します。額にはなぜか「H」と書かれている(何)
テオ : 「H」?
セニア : ヒーホー属性のマルちゃん?
ヒー・ヘイト・ミー : 「ふははははは! 目覚めたかわが父フー・ヘイト・ミーよ!」
セニア : 「げし」
ヒー・ヘイト・ミー : 「ノォッ!?」
ジーナ : 「……誰よそれ」
マリア : 「まあ、ヒーさんのお父様だったのですか?」
テオ : 「本当にそうでも別に驚かない」
マイルフィック@GM : 「ぐははははは! 供え物は持ってきたかぁ?」
ジーナ : 「もちろんここに」 はいセニア出番よ。《目くらまし》とか《間一髪》の準備はしときなさいよ、生け贄なんだから(笑)
セニア : 「あい、持って来たよ! チキンとそこのヒーちゃん
マイルフィック@GM : 「ああ。そこのギリギリ魔術師はいらん。食ったら腹こわしそうだ」(爆)
テオ : 「ギリギリ」だってよ(笑)
ジーナ : マイルフィック、なんて的確な…(笑)
セニア : 「チキンは新鮮だよ。2ヶ月たっても新鮮さ」
テオ : どっかの食品サンプルなケーキと一緒にしてもいいのかという疑問が>チキン
ヒー・ヘイト・ミー : 「チキン野郎にゃチキンがお似合いだぜっ! へいっ!」
マイルフィック@GM : 「ケンタッキーに限る(何)」
ジーナ : 【なんと マイルフィックは おなかをこわしてしまった】
マイルフィック@GM : 「くっくっく。ところでどうだ? お前らにギヤマンの像を渡す事はこれで確定した訳だが…ひとつゲームをしないか?」
マリア : 「ゲーム、ですか?」
マイルフィック@GM : 「もし儂との賭けに勝てば、儂の持つ宝物のうち、好きなものをひとつ、貴様らにくれてやろうではないか」
セニア : 「で、負けたらヒーちゃんを進呈すると」
マリア : 「その宝物とは、どのようなものなのですか?」
GM : マイルフィックの宝物判定の一覧から、無条件で好きなのをひとつ選んでもらえる。
セニア : 「あ、魔王の瞳ほしい!」
ジーナ : 魔王の瞳。シルヴァンボウの材料アイテムね。
セニア : ていうか、こないだキメラの翼買ってきたばっかだし! これで瞳貯金せずにすむよーw
ジーナ : 「そちらが宝物を賭けるなら、こちらは何を賭ければいいのかしら? まさか本当にヒーでいいの?」
マイルフィック@GM : 「儂を楽しませてくれればそれでよい」
GM : ちなみにマイルフィックは賭けの内容を明らかにしませんが、うけますか? うけませんか?w
テオ : 「面白そうじゃん」(つーか目の前にイベントぶらさげられて引きさがる冒険者【ゲーマー】がいるかよw)
テオ : 「とりあえず…そうそうヤバイわけでもなさそうだし、やってみてもよさそうだけどな…」
セニア : 「たぶん戦闘、だよね?」
マリア : 「勝てば、とだけ言っておりますもの。どういった条件が『勝ち』なのか、それすらわからないというのは、結構厳しいですわ」
テオ : 「うーん、かといってこれ以上やるまえに教えてくれるとも思えないし」
ジーナ : 「どっちにしろセニア、引き下がるつもりないんでしょ? 魔王の瞳」
セニア : 「やりたいやりたいー」w
ブレイズ : 「俺たちなら、何があっても叩き潰せるし構わねぇんじゃねーか?」


◆マイルフィックの祭壇◆ マイルフィックのゲーム
マイルフィック@GM : 「では受けるのだな? まず、ギヤマンの像はくれてやろう」
ジーナ : 「ありがたくいただきましょう」
GM : 小さなマイルフィックを模した、ガラス細工の像が無造作に放り投げられる。そして。
マイルフィック@GM : 「一度は儂を退けたその力、再び儂の前で発揮して見せよ!」
GM : マイルフィックが指をパチンと鳴らすと、4体の青白い肌をした巨大な悪魔が出現した。
ジーナ : ふうん、そういうことね…。(ちゃきん、と村正を構えつつ)
テオ : さーて、なんだろうな?
GM : 単純に戦闘です。敵はグレーターデーモン×4。
セニア : 4匹の…? まさか、全員ボス扱い?
GM : うん。

グレーターデーモン BL12 BP12 MR50 HP50
特殊能力
 【闇の力】 魔族。1ターンの間に敵にかける魔法と白兵戦を行える。また、魔術判定は4D6+BLで計算する。
 【魔法障壁】 バリアを持つ。あらゆる魔法ダメージを半減(端数切り上げ)する。
 《猛吹雪》 白兵戦参加者全員に「魔術判定の達成値」の魔法ダメージを与える(氷属性)このダメージは均等割りとする。
 【仲間を呼ぶ】 味方にかける魔法扱い。新しくグレーターデーモンが1体、白兵戦に加わる。全体で2ターンに1回しか使えない上、BPは新手が来ても増加しない。



テオ : 「まず謝ろう。ごめん! むっちゃ油断してた! 《魔法の盾》唱えてない!」(笑)
セニア : 「なんだってー!?」
ブレイズ : 「問題ない。俺がいつの間にか使って居る←ステイタス表示には確かに《魔法の盾》の文字が。
テオ : …おー、そういえばそうだ…。
ヒー・ヘイト・ミー : 魔法ダメージ半減かあ……しまった! 使い魔つれてきてない!
ブレイズ : (片手に聖なる手榴弾、片手にメイス)「……上等だ、《願いの精霊》行くぞこらー」
セニア : 「ブレイズが凄い格好なんだが!」

 そして、微妙に準備不足感が漂う中、戦闘は開始された!




◆第1ターン◆ マリアは《神の衣》を唱えた!
GM : では戦闘開始ー。ターン開始時タイミングに何かしますか?
GM : ちなみに敵は3体が《猛吹雪》、1体が【仲間を呼ぶ】を使用する予定。
ブレイズ : 俺はこのターンから《願いの精霊》で魔力増大するからターン開始時とか敵に掛ける魔法とか俺に期待するな。
マリア : では、《神の衣》を。

セニア : 仲間を呼ぶって、魔法扱い?
GM : 味方にかける魔法扱い。タイミングも味方にかける魔法のタイミング。
セニア : 《目くらまし》できる? さすがにムリかぁ。
GM : むりw 《目眩まし》が使えるのは、「敵にかける魔法」扱いの攻撃だけ。タイミングも敵にかける魔法タイミングじゃないと撃てない。


テオ : 【魔法障壁】がなあ。
ブレイズ : それより、俺の《願いの精霊》がかかるんだから次回用にTP抑えておいてくれよ。
GM : なお、《光の鎧》はルールが変わりましたんで、使うと負傷軽減が魔法ダメージにも適用になります。(ただし防具のヤツだけ。負傷軽減ボーナスは適用されません)
テオ : ん。今すごく助かる魔法だ。
ブレイズ : タイミングが味方にかける魔法扱いだ。ジーナが《光の鎧》しても、今回の《猛吹雪》には間に合わんな。
ジーナ : 今ターンは間に合わないけれど、《光の鎧》は準備しておきましょうか。
ブレイズ : 召喚酔いあったっけ?(意訳:呼んだ当初から使えるっけ?)
GM : 召喚されたヤツはそのターン、白兵戦にだけは参加可能になりました(笑) なので、仲間を呼ぼうとしてるデーモンを先に潰すのが鉄則でしょう。
セニア : 強化されてる!
ブレイズ : MR250か。きついな。
ブレイズ : ヒーにTP使っての《爆裂究極》を頼むしかないか。あとは……《狙撃》は効かないw

セニア : シルヴァンボウのはかない夢を見た(涙)




◆第1ターン◆ グレーターデーモンは《猛吹雪》を唱えた!

ジーナ : 仲間を呼ぼうとしているあの1体を叩く。


ヒー・ヘイト・ミー : 7D6+8、トゥルーワード入れて……ボーバルバニー呼ばせてくれGM!(笑)
GM : 宣言しないと…召喚料金だってセッション前じゃないと…(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : だってそんなヒマくれなかっじゃんか! いきなりダンジョンに連れ込んだのはそっちだろーが!(笑)
セニア : 皆ではかない夢を見た…
ブレイズ : 俺を一緒にするな(何)
ジーナ : はかない夢を見ている暇があったら唱えなさい(苦笑)

セニア : 選ばなければ戦闘は無いって言われたじゃん。そして我々は選んだのだ。
ブレイズ : 選ぶに決まってるじゃねぇか。けっ、馬鹿が。
テオ : そうだなー、そうだったよw
ジーナ : そういうことね(笑) 準備のない戦いを(笑)


ヒー・ヘイト・ミー : どー考えても期待値50いかないんだよ(笑)。1体潰せない。まあとりあえずいくか。 「くらえデイジー・カッター!」《爆裂究極》トゥルーワードつき(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : (コロコロ)37。倍の半分だからそのまま。
GM : 37ダメージか…ここはBP3点使ってみよう。(コロコロ)うっ。ごめん。回っちゃった。39で抵抗。ダメージは19点(苦笑)
ブレイズ : 「しかたねぇ。今回はMR250に耐えるしかねぇな。その前の《猛吹雪》対策にテオは《全治癒》な」
テオ : 「わかってる。《神の衣》じゃなきゃ俺のやることは治癒だけだ」
ジーナ : 「私は《光の鎧》でいいかしら?」
ブレイズ : 「そうだ。頼む」
GM : えー。ほかに敵にかける魔法はないですか? なければ《猛吹雪》を3発飛ばします。
セニア : ナンダッテー
GM : うっ…どれもクリティカルしなかったか。達成値は21、22、25。しょぼw
ジーナ : それでしょぼいのか…。
GM : 白兵参加予定者は、抵抗してねw

 しかしこの《猛吹雪》は、大した効果は上げることはなかった。白兵戦参加者が5人もおり、ダメージは割り振りだったため、1人当たりのダメージが抑えられたのである。




◆第1ターン◆ ブレイズは《願いの精霊》を唱えた!
GM : では、味方タイミングに移行しまーす。はい、使う人は宣言を。グレーターデーモンは【仲間を呼ぶ】を使用し、5体目の眷属を召喚する!
ジーナ : 《光の鎧》を唱えたわ。
ジーナ : 戦闘中、味方全員の防具の負傷軽減を魔法ダメージにも適用できるようになる。(負傷軽減ボーナス除く)
テオ : 《全治癒》。
ブレイズ : レベル修正だけで全快だよ。
マリア : これも我が父の恵みです…
ブレイズ : 俺が《願いの精霊》。
ジーナ : きたわね。
ヒー・ヘイト・ミー : 「どうせ使うなら早く使いやがれファッキン坊主が」(げし)
ブレイズ : (三倍蹴り返す)「味方に掛ける魔法タイミングだって言ってるだろうがこのヒーホー賢者!」
GM : 願いの精霊は味方にかける魔法タイミングなんで、この時点でないと使えないのです…

ヒー・ヘイト・ミー : なんでそんな中途半端な。セットアッププロセスの魔法だろアレはどう考えても!(笑)
テオ : 思考がアリアンになってる……。
ブレイズ : そこに願いの精霊の微妙な役立たずさ加減と、「このターンを乗り切ろう」というやる気の基があるw


精霊@GM : 「何の恩恵が欲しいのか?」(笑)
ブレイズ : 「精霊よ! 我らが魔力を増大せしめよ!」
GM : はい、では皆さんの魔術判定の達成値が戦闘中2倍になります。
ヒー・ヘイト・ミー : 「このファッキンファッキン馬鹿が! そんな効果だすなら先に言っとけ! TP温存できたじゃねーか!」
ブレイズ : 「最初から言ってるわ! TP温存もな! 人の言う事聞かんからだタコ賢者!」


◆第1ターン◆ 白兵! グレーターデーモン×5
GM : こっちは予定通りグレーターデーモンが5体になりました。では、白兵戦。
テオ : MR250の…こっちも白兵5人だ。一人50出せば耐えられるな。

 テオ・ジーナ・セニアの3人がTPを2点ずつ投入。マリアとブレイズは次の魔法攻撃に使うためにTPの使用はなしで白兵戦に突入である。


GM : ではどうぞ。グレーターデーモンズは余裕でBPを1点も使ってきませんw
ブレイズ : 余裕じゃなくて次に控えてるだけだろ。次から攻撃魔法が連弾で入るんだから、馬鹿でもそっちにBP持って行くわw
テオ : あぶねえなあオイ。
セニア : じゃあ、いっくよん。(コロコロ)すいません31。つーかフェイク。
セニア : (コロコロ)さっきよりは増えたよ。38。
テオ : (コロコロ)37……いちがみっつもでた……
ブレイズ : ……まぁ、テオだしな。永遠の二番手w
テオ : ちぇー。
ブレイズ : (コロコロ)2個回って、28。まぁ許せ。
マリア : (コロコロ)ああ、やっぱり低い…18。

ブレイズ : なんでPL時は低いんだアンタ(笑)
マリア : たまに爆発するんですけれど…今回は駄目みたいですわ。


ジーナ : ん。行くわ。(コロコロ)回って回って68までがんばったわ。
テオ : ジーナありがとう主戦力〜
GM : 189か…結構出てるな(汗) 189対250。敵の61アップ。
ジーナ : よし。その程度なら。
GM : 13点、12点、12点、12点、12点の物理ダメージを受けてね。


◆第2ターン◆ 魔法で潰せ!

 戦いは第2ターンに突入した。


ジーナ : ちなみに一応今回の敵の行動予定は?
GM : グレーターデーモンズは全員《猛吹雪》でやーんすw
ブレイズ : ターン開始時は……なんかあるか? 無いよな?
マリア : 《加護》より、攻撃魔法のほうが求められてそうですわね。
GM : だからこそ《願いの精霊》まで撃ったんでそw
ブレイズ : そのとおり!
ヒー・ヘイト・ミー : なんていうか、工夫の仕様もし甲斐もない状況だなこれ……。
ブレイズ : ボス戦だからな……
GM : このターンで数減らさないとマジで負けますよ? ガンバってねw
ジーナ : どんどん増えてくものね。ほっとくと。
ジーナ : 「高揚したい、高揚したい、高揚したい…」(ブツブツ)
セニア : 死ぬよジーナ…
GM : でも確かに、ミもフタもないなぁ今回の戦闘は(苦笑)敵にかける魔法のタイミングです。
ブレイズ : ヒー、マリア、俺は魔法。他は白兵。
ジーナ : 魔法の達成値が2倍なのを忘れずに。
ブレイズ : 2倍になっても【魔法障壁】があるが。
GM : 達成値が2倍になれば、その分抵抗もされにくくなるんでダメージ当てやすくはなります。
ヒー・ヘイト・ミー : ま、とりあえず振ろう。《爆裂究極》。3TP+トゥルーワード。40の倍で80。
GM : うん、1体吹っ飛びましたね。抵抗無理。最初のダメージと併せると、2体目のHPは残り1w
ヒー・ヘイト・ミー : これで1体しか潰せないんだからキツいわ、さすがに。

ジーナ : トゥルーワードが役立ってるダイス目ね。
マリア : それは、低いということですの?
ヒー・ヘイト・ミー : さっきもだが、1回目の7つ振りで6はひとつもでてない(笑)。
テオ : あーーーー俺も欲しいよトゥルーワード


ブレイズ : 俺が《爆裂究極》。(コロコロ)2個回って、30の倍で60。
GM : 2体吹っ飛んだ。残り2体。
ブレイズ : さすが《願いの精霊》効果。俺のレベルが1個下がるだけのことはある。
マリア : 《破邪の光》のほうが好みなのですが……MP消費を考えると、《疾風の槍》ですわね。
マリア : では、TP2点消費。風王結界……もとい、《疾風の槍》!
マリア : (コロコロ)35ですわ。
GM : …かなり喰らったな。


◆第2ターン◆ 《猛吹雪》を防げ!
ジーナ : 「……えーと。《超高揚》行っていい?」 (笑)
テオ : 「ぶうっ!?」
ブレイズ : 「好きにしやがれ、大勢はもう決まったしな。その代わり回せよ?」
セニア : 「次で潰すってこと?」
ジーナ : 「白兵で勝てると踏んだら行くべきじゃないの?」
ブレイズ : 「そのとおりだ! 」
テオ : セニアも…固有技まだいけるっけ?
セニア : まだ使って無いよ。
テオ : よしいこう。
ジーナ : その前に敵の魔法が来るけどね。さあ来なさい。
ブレイズ : 2体に減ってるんだ、はっきり言って問題じゃない。
GM : 残り2体で、うち1体の残りHPが5点しかない。《猛吹雪》×2。それぞれにBPを4点、5点つぎ込んでやるw
GM : (コロコロ)達成値は41と55でやーんすw
セニア : ゴフ
ブレイズ : 抵抗できるか!w
ジーナ : 来たわねー(笑)
セニア : 死ぬ死ぬ死ぬ
テオ : 無理だ、無理。闇エルフの鎖帷子着てるのだけ挑戦してみてくれ(笑)
ジーナ : よし、がんばって抵抗してみましょう。
ジーナ : (コロコロ)1つめ、32で抵抗失敗。2つめ、76で抵抗(笑)
GM : マジか!
テオ : …ジーナ……
ジーナ : さ、一番大きいダメージをもらおうかしら。
セニア : (コロコロ)1つめ54で抵抗、2つめ、46で失敗。
テオ : セニアも抵抗してるしさあ…闇エルフって偉大だよな…。
マリア : 肌が黒くて精神ボーナスもありますし(何)
GM : じゃ、3人か。初撃は14点、14点、13点。2撃目は19点、18点、18点の魔法ダメージだよん。
ジーナ : 14点と19点を引き受ける。抵抗してるし。
テオ : じゃ、18の、《魔法の盾》と《光の鎧》でダメージが…2……
ジーナ : ほとんどダメージなかったわね。
セニア : 《光の鎧》偉大だね…
GM : 光の鎧のせいでロクなダメージが行かないか…そうか…(遠い目)
GM : グレーターデーモンごときではもう相手にならん強さって事かぁ…w


◆第2ターン◆ 白兵で潰せ!
GM : 白兵で勝てそうにないんでBP全部ぶっ込んでいくんでよろしくw
ジーナ : 「と、《超高揚》!」 白兵戦参加者のダイス+1、私は+2
ブレイズ : 「ジーナ、(親指を立てて下へ)叩き潰せ!」
テオ : 「よし! もう《聖なる刃》でいいな! 後は頼む!」>セニアに
セニア : 「おっしゃあ!」

ブレイズ : 「テオ……それ、お前さん死ぬみたいな言い方だね?」(何)
テオ : 「……俺の分までダイス回してくれと遠まわしに…」
マリア : 「大丈夫ですわ。死しても我が父は魂を守ってくださいます」


GM : じゃ、白兵戦。敵はグレーターデーモン×2。
ジーナ : TPも一気に4点入れる。
セニア : TP5点ぶち込んで《ミストスラッシュ》いっくよー!
テオ : 2人がこんな入れるなら、TPは2点でいいようなかんじだなーオイ。
ブレイズ : テオ……その思考が、既にお前を永遠の二番手以下にしてると何故分からないw
ジーナ : (コロコロ)私は64点で止まったわ。まあ、自分の仕事は果たした程度かしら。あとの2人によろしく。
セニア : (コロコロ)期待のわりにあんまいかなかったかも。71発。
テオ : (コロコロ)【強打】のおかげで63点。
GM : 198対100。98ダメージ与えてフッ飛ばしましたw
ブレイズ : 「勝・利!」
マリア : 「ああ、我が父よ。感謝します…」

マイルフィック@GM : 「あーよかった。儂参加しなくて」
ジーナ : 「どうやら、そのようね」(笑)
セニア : 「マルちゃん一気に庶民的だよw」
ヒー・ヘイト・ミー : 「をひ」(笑)




◆マイルフィックの祭壇◆ 魔王の瞳
マイルフィック@GM : 「ぐははは。では、望みの品をくれてやろう。グレーターデーモンの宝物判定も忘れんようにな!」
セニア : 「マルちゃんボーナスは弓の材料(魔王の瞳)で大決定ねん!」
GM : では、マイルフィックは自分の目玉をくり抜いてセニアに放り投げる(笑)
セニア : 「わお、不気味」
マイルフィック@GM : でも、くり抜かれた目はあっという間に再生する。「では、さらばだ。ギヤマン像の盟約に従い、儂は一度だけ貴様らに力を貸す。我が鶏冠の魔力はあらゆる転移の力を打ち消す呪縛の力なり!」
セニア : 「よろしく、ね!」
テオ : 「よろしくねー」

 そしてグレーターデーモンの宝物判定。融合に必要なアイテムをしこたま手に入れ、一行はマイルフィックのダンジョンを後にしたのだった。


ブレイズ : 「クックック! もうレベルダウンの感覚にも慣れてきたな」(何)
ジーナ : 「それに慣れるって…」(汗)
GM : 一人あたま、経験点は140点でやんす。メリフィック像の50点ボーナスも込みでこの点数ですw
テオ : 「そしてまた今7レベルになるのか…」
ジーナ : 「そういうことね」(苦笑)


◆ドルアーガの酒場◆ メリフィック像を眺めながら
ジーナ : 「と、ギヤマンのメリフィック像を手に入れたから、これでアブドゥールの《瞬間移動》を防げるってわけね」
GM : ですねい。
ジーナ : 「のはいいけれど、私達は何でアブドゥールを倒そうとしてるんだっけ?」(笑)
マリア : 「さあ?」
ジーナ : 「法外な値段でモノ売ってくれるいい人じゃない」(笑)
ブレイズ : 「倒せる所に居るからだ。先があれば昇っていくのが冒険者ってもんだろう?」
マリア : 「まるで煙ですわね」
セニア : 「……倒したら買い物できなんじゃ?」
GM : アブドゥールとの対決は、もう買うものがないって時にシャレで挑んでみるってのが一番大きいと思う…ミスリルゴーレムが6体出てくるのが難ですがw


◆ドルアーガの酒場◆ 今日の収入
GM : 一人あたま、収入は5666Gです。
ヒー・ヘイト・ミー : ……所持金がほぼきっちり倍だ(笑)
ブレイズ : ブレイズの所持金が使い道が無いので3万近いな。
ジーナ : 所持金が5万を越えたわ(爆)
ブレイズ : ジーナには負けるか。
マリア : 「私は2万くらいしかありませんね」
ジーナ : 「次は対決なしでモノ買ったほうがいいくらいじゃない?(笑) ブレイズと私だけで8万もあるなら」
テオ : 「俺も5万あるんだが…ってアブドゥールに会いてえなあ…(笑)ウサギの牙ー」
ブレイズ : 「テオ坊やにウサギの牙でも買ってやろうか」
テオ : 「自分で買えるぞ!」
ブレイズ : 「坊やを否定しろよテオ坊や」w
テオ : (そっちを否定しないのが坊やたるゆえんだろうにw)
ブレイズ : 「そんなだからジーナにもセニアにも負けるンだよ! 気合を入れろ気合を!」
テオ : 「さっきはアレだぞ! ドロップ判定のために温存してたんだぞ!勝てるの見越して!」
セニア : 「………テオも、たいへんだね……」
ブレイズ : 「この永遠の三番手が!」(下がった)
GM : 「君実質三番ね♪ あっはっはっはっはっは、へいっ♪」(byですかう)
セニア : 「シルヴァンボウ作ってくるーw」


◆ドルアーガの酒場◆ セニアの受難

 『奇跡の工房』にシルヴァンボウの融合を頼みに行ったセニアが戻ってきたのは、ずいぶん遅くなってからだった。


セニア : 「…………ただいま(沈)」
テオ : 「…ん、どしたー」
テオ : 「……なんか」
テオ : 「ストーカーがいるよ」
セニア : 「………いや、まいてきた、が」
ブレイズ : 「ん、ジンとかいうアレか」
セニア : 「うん、シルヴァンボウ作りにいったら、とても会いたくない人物が居て………死ぬ気で逃げてきたところなんだよ」
テオ : 「すごく可哀想な話を沢山聞いているのだが」
ブレイズ : 「邪魔なら死毒でも……知り合い殺るのが嫌なら俺が爆殺してくるぜ?」
セニア : 「そこまではせんでええけど……ゾンビになられてもやだし」(汗)
ブレイズ : 「ああ、ちゃんと復活はさせるから気にするな。追ってくる気が無くなるまで殺し続けるだけだしな」
ブレイズ : 「……それでも、まぁ慣れてくるとまたでかい口を効く奴は利くんだが」
ジーナ : 「ゾンビになっても追ってきそうな人なのね、そのジンっていうのは…」(苦笑)
テオ : * ジンはすでにいっかいTPつかうはめになったらしいよ *

 この、セニアとジンが再会したエピソードは、セニアのPLのyu-kiさんがmixi上で発表しています。また、再会の瞬間は『奇跡の工房』で確認できます。



『適当RPG小説「切っ先」』(mixi上のyu-kiさんのページにリンクしています)





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