【ダンジョン日報2】 第05号 06年05月06日

『新たなる戦士、誕生』



 ジル : 「私はジル。傭兵あがりの女戦士だ。よろしく頼む」

 常に前衛不足のセカンドパーティに、新たな戦士が参加した。
 それは純粋にうれしいことなのだが、本格的な白兵戦の出番はまだもう少し先のことになりそうだった……。




今回のトピック 『そして今宵もスモッグビースト』

 ファーストセッションではすっかり忘れられた存在だったスモッグビースト。
 まさか連続して日の目を見るときが来ようとは。

スモッグビースト : 「ふっふっふ…まさか再びこの俺に出番が回ってくるとはな…」
スモッグビースト : 「不遇だったファーストエディションに比べ、セカンドこそまさに俺さまの時代! そうだ! これを機会にスモッグビーストグッズや、スモッグビースト主演の映画制作も夢じゃない!」

 けど、そんなに喜んでていいの?
 ほら、5レベル魔法使いの《火球爆発》が迫ってるよ?






◆ドルアーガの酒場◆ 新戦士の自己紹介
ジル : キャラの作成が終わったぞ。
GM : では、簡単に自己紹介をおねがいします。
ジル : 「私はジル。傭兵あがりの女戦士だ。よろしく頼む」
リコル : 「よろしく。戦士もいいなあ…」

 なお、最初のキャラクター作成の時に登場した僧侶リコルも、今回セッション初参加である。


ジン : 「よろしくお願いします」
トリガ : 「こちらこそ、よろしくお願いしますね」
タック : 「うん。僕もよろしく。女戦士かー、ちょっとママみたい…かな?」
ジル : 「誰がママだ。私は戦士だといっておろうが」
タック : 「ん。僕のママも戦士やってたから。探してるんだ、今」
ジル : 「そうか。見つかるといいな」
タック : 「うん。このダンジョンのどっかにいると思うんだー」
ヒー・ヘイト・ミー : 「ひゃはははは! この俺様が偉大なる大魔導師ヒーヘイト・ミー様だあああっ! 貴様らファッキン素人ども! 泥舟に乗った気でいやがれえ!」
リコル : 「…ねえ…本当に泥舟っぽいんだけど…」
トリガ : 「気にしたら負けです」
タック : 「大丈夫だって。海に行くんじゃなくってダンジョンに潜るんだから、泥舟だって問題ないよ!」
リコル : 「陸上でも沈没しそうで嫌ー…」


◆ドルアーガの酒場◆ 今日は何層?
GM : はい。ではメンバーも6人揃って、なんだかウィズっぽくなったところで、潜っていただきましょう。ダンジョンレベルはいくつにしますか?
タック : 「僕たちどこまで潜ってたんだっけ?」
GM : いちおう、地下2階のボスは倒してる。
タック : 「じゃあ、3行っちゃおうよ3! ヒー師匠もついてるしさ!」
ヒー・ヘイト・ミー : 5レベルが引率についているといってもなあ……ヒーだよ?(笑)
GM : 盗賊が1レベルなんだけど大丈夫?w
トリガ : 「クレスポさんを連れて行かないと、罠の解除が出来ませんね」(笑)
ジン : 「お前は何なんだ!?」
リコル : 私も…危うくトリガを忘れるところだった。戦士、僧侶、盗賊、精霊使い。魔法使いが二人ね?
トリガ : 「だから、罠が解除出来ないって言ってるじゃないですか…」(笑)
タック : 「そんなの、罠の部屋を出さなければいいんじゃん」(笑)
リコル : 「3層だと、罠の難易度はどれくらいだったかな」
トリガ : 「11…《明かり》と《七つ道具》併用して、3Dで9…ギリギリですねえ」
ジン : 「ギリギリなんですか!?」
ジル : 「ジン、お前はトリガのダイス目をなめている」

 すでにレベルアップしている者が深い層を希望、1レベルからの参加者が1層からを希望し、意見がきれいにすぱっと割れた。



ヒー・ヘイト・ミー : つーかレベル3組が深い層希望って欲望に忠実すぎだおまいら(笑)
GM : 戦闘だけだったら、B2でも十分勝てると思いますが、問題はトラップだw



 結局、1層から潜ることになったのだった。




◆玄室B◆ いきなり盗賊の出番!
タック : 「ヒー師匠、ダンジョンに入るときには《飛行》使っとくのがいいんじゃなかったっけ? 僕、まだ使えないから…」
ヒー・ヘイト・ミー : 「使う、使うよ」(笑)
ジン : 私も《明かり》を使ってます。

 ダンジョンに入る前の準備を整え、いざダンジョンダイス。
 まっすぐ伸びる通路を進むと、そこは玄室だった。そして待ち受けていたのは……。


GM : トラップ&モンスター!(笑)
リコル : 「ちょっとお!!」
ジル : 「さっそくだな」
トリガ : 「落とし穴が良いなあ…」
タック : 「えー? なになに? どんなトラップ?」(のぞきに行く)
ジル : 「いくな、馬鹿者!」
ジン : 「近寄っちゃいけません」(ずるずる)
タック : 「うあー」(ずるずるずる)
GM : スタナーの罠です。解除の目標値は9。

 トラップ『スタナー』……解除者に【麻痺】を与える。


トリガ : 《七つ道具》を使って、解除に挑戦します。(コロコロ)ん、大丈夫だった(笑)
GM : 解除したならボーナスダイスをどうぞ。
トリガ : (コロコロ)3−2−1です。綺麗に並びましたね。
GM : はい。スタッフ(20G)ね。


◆玄室B◆ バナナはおやつに含まない
GM : ちなみに敵はローグ×5。ゾロ目だけど、みんなのレベルはまだ低いので奇襲はありません。

ローグ ZL1 MR7


ローグ@GM : 「金目のもんよこせー」
ヒー・ヘイト・ミー : 「ひゃははあ! 良くぞ言ったファッキンザコどもお! この大魔導師ヒー・ヘイト・ミーの大魔法で眠るがいいいいい!」 1レベルだけどなーつーことで《眠り》。
タック : じゃあ、僕はぽかーんと見てる(笑) 「大丈夫! 師匠が失敗するわけないもん」(笑)
リコル : 「タック、ダンジョン入る前に話した時はもっとまともだったのにい。アレのせい?」
タック : 「アレって何?」(笑)
リコル : 「だから…やたら目立ってるアレよ…」
タック : 「あ、ヒー師匠のことか。かっこいいよねー」(笑)
リコル : 「師匠なんだ…」
タック : 「うん。このダンジョンに来てから、だけどね」
GM : ちなみに、魔法の目標値は、5(爆) ZL1のローグが5体だもの。目標値は5。
ヒー・ヘイト・ミー : ……修正だけで+8ありますが?(笑)
GM : 万が一ファンブルするかもしれないっしょw
ヒー・ヘイト・ミー : 4D6をどうやったらファンブルするんだよ(笑)。ほら2つ回って35。
ヒー・ヘイト・ミー : 「じゃっ! あとはまかせたっ!」(しゅたっ)
ジル : 「帰るな」

 そして半分眠ってぽやぽやなローグを相手に白兵戦。


GM : 敵は寝たローグ×5。MRは20しかないw
リコル : (コロコロ)…あのね。初めて振ったのが1ゾロってなに!?
GM : ちなみに、ダイス目が全部1だとファンブルなので、達成値は0ですよw
タック : 「あ、そこにバナナの皮が!?」(何)
ジン : 「……私も殴ってきますか」(遠い目)

 結局、勝利できたとさ。




◆玄室C◆ ゾンビ1匹タコ殴り

 そして早速トリガのダンジョンダイスが1。1層は行き止まった。


タック : 「結局下に降りることになるんだね。分かれ道、なかったよね?」
GM : モンスターですね…ゾンビ×6が出現しました。

ゾンビ ZL3 MR11 【不死の力】【毒】


タック : 「ゾンビは寝ないんだ。こないだゾンビだらけだったから覚えたよ」
トリガ : 「ダメージ魔法で数を削っていかないといけませんね」
リコル : 「アンデッド…【毒】が嫌なのよねー」
ジン : 「吹き飛ばしてもらいましょう。魔法で削って、白兵で殲滅する方法がいいかと」
ヒー・ヘイト・ミー : 《雷撃》で減らすか。「ひゃっほう! 腐れ死体を沸騰させるぜー!」(コロコロ)
タック : 「じゃあ、僕も一緒にダブル《雷撃》!! こないだ習ったばっかりなんだ」(コロコロ)
タック : んーと、師匠が27で、僕が19だね。
GM : とりあえず、2体潰した。タックの《雷撃》でさらに2体潰れる。
ジン : 続けて《石つぶて》、打ちます。6発、微々たるものですけど。
トリガ : そのゾンビを《狙撃》します。(コロコロ)6です。
GM : うーん、やられた。あっという間に残り1体か。
タック : 「ジルさんたち、お願いします」(ぺこ)
ジル : 「うむ、任された」
ジン : 「タコ殴りしてきてください」

 そして1体のゾンビはタコ殴りにされた。
 なお、先の戦いでファンブルしたリコルはクリティカルを出し、あっさり汚名を返上した。



タック : 「宝物、僕、13でゾンビ粉だった。これって使うとゾンビになっちゃうのかなー」(どきどき)
ジル : 「不死になったりはしないぞ」
リコル : 「それってどこの打ち切り漫画?」
タック : 「え? あ、僕、使ってみようなんてしてないよ?!」(あせあせ)




◆玄室E◆ ウーッ、ワナ!!
ヒー・ヘイト・ミー : おりるかいだんがある おりますか? Y/N
タック : 「下、行こ?」
ヒー・ヘイト・ミー : 「地獄の釜の蓋が開くぜ素人ども。ガタガタ震えやがれえええっ!」といいつつ階段下り。
リコル : トリガのレベルが上がってからのほうがいいけどね。
タック : ここで1出さなきゃ大丈夫でしょ(笑)
GM : では、ダンジョンレベル2にご案内〜♪

 しかし、こういう時こそトラップが出るものである。玄室に到達し、ヒーがイベントダイスを振ると、見事トラップを引き当てた。


ジン : うわぁ、さっそく綱渡りですね。
GM : あ、よかったね。《落とし穴》ですよ(笑) 《飛行》状態なので無条件で回避。
トリガ : 「やったー」(笑)
タック : 「みんな飛んでるもんね」(笑)
リコル : 「《飛行》ってこんなにいいものだったなんて…」
ヒー・ヘイト・ミー : 「俺様を崇め奉れクソ坊主! はーっはっはっは!」
リコル : 「…槍とか持ってたらアレの足元に突き立てられるのになあ…」

GM : ボーナスどうぞ。
トリガ : 私が振るんですか?
GM : 誰が振ってもいいけど、ふつーは盗賊が振るものだと思うのw
トリガ : (コロコロ)5−6−4。
GM : 錆び付きし刃(500G)(笑)
ジル : 「お似合いだな」




◆玄室F◆ そして今宵もスモッグビースト
GM : はい。では次ですがー…えー。ボスのいる玄室です。
GM : 「ここの階層のボスは1度倒しています。もう一度戦いますか?」
タック : 「はーい!戦うー!」(挙手)
ジン : 「たしか、二回戦目はもれなく雑魚がついてくるはずですよ」
ヒー・ヘイト・ミー : 「ぶっちゃけB2のザコなんぞ一掃するがなー」
ジル : 「私は戦いを望んでここに来ている。戦えるのならどんなモンスターでも構わないが」
トリガ : 「スモッグビーストから、仮初の大気を奪うです」(笑)
GM : じゃ、扉開けますよ?
スモッグビースト@GM : 「ふっふっふ…まさか再びこの俺に出番が回ってくるとはな…」
ジン : 「よかったですねぇ…」
スモッグビースト@GM : 「不遇だったファーストエディションに比べ、セカンドこそまさに俺さまの時代! そうだ! これを機会にスモッグビーストグッズや、スモッグビースト主演の映画制作も夢じゃない!」
ジン : 「無理ですねぇ」
ヒー・ヘイト・ミー : 「うるせぇザコ。語るなザコ。鬱陶しいんだザコ。ザコ・オブ・ザ・ザコ!」
スモッグビースト@GM : 「雑魚ってゆうなー!?」(泣)
リコル : 「鬱陶しいのはそっちもよ」
ジル : 「【幽体】は斬り応えがないから、あまり好みではないのだがな。ま、選り好みを言っても仕方ない」


GM : ちなみに今回のお供は…グレムリンが6体。敵はスモッグビースト、グレムリン×6ディス。で、ちなみに6体とも《眠りの雲》を撃ちたがってる(笑)
ジル : 「眠らされるとかなわんな」
ジン : 「まず、そちらを無力化ですね」
タック : 「先に寝かしちゃえばいいんだよね。じゃあ、僕、《眠りの雲》をグレムリンに飛ばすよ」
ヒー・ヘイト・ミー : 「ま、やってみ」
タック : せっかくだからTP1点入れる(笑)(コロコロ)29とか出たよー!(笑) 「そっちが先に寝ちゃえ!」
GM : うわ、全部寝たw
リコル : 「…すごーい」
ジル : 「たいしたものだな、魔法というものは」
トリガ : 「いつの間にこんなに…」
タック : 「《眠りの雲》は得意かも」
ジル : ヒースとは逆だな(何)
ヒー・ヘイト・ミー : ではスモッグビーストに《火球爆発》 魔法ダメージ2倍だよね? TP2点入れる。「燃えちまえこのファッキンファッキンファッキンザコ!」(コロコロ)56しかない。
ジン : 充分じゃ?
タック : しか…って(笑)
GM : 56なんて抵抗不能ですよ(笑)はい、死にましたw
ヒー・ヘイト・ミー : 「ひゃーっはっはあ! ザコは何度出てもザ・コ・なんだよ諸君!」
ジン : 「日報でカットされそうなアッサリ感ですね。うん」
タック : 「出番が多いってことは、こういうことだって、わかってなかったのかなぁ」(笑)


GM : 白兵戦ー。寝てるグレムリン×6ですけどねw
ジル : 「後は雑魚だけか」
ジン : 「さて、楽勝ムード漂ってきたところで、誰か《精神高揚》いります?」
ジル : 「私がもらおう」

  というわけで。


GM : 82対24。楽勝ディスw はい、おめっとさーん(笑)


◆玄室F◆ 今日は今日こそ仮初の大気

 宝物判定である。スモッグビーストは融合の材料になるアイテム『仮初の大気』を出すのだが、前回戦った時にはダイス目に恵まれず、手に入れることができなかったのだ。
 『仮初の大気』が手に入るのは達成値13〜15。高い出目を振ればいいわけではない辺りが難しいところである。

 まずはそれぞれがグレムリンの宝物から、嬉々として振り始める。


タック : 「みんなグレムリン1個ずつで、ボスはトリガさんだよね?」
ジル : 「当然だ」
ジン : 「そうですね。トリガさん最後の大仕事です」
タック : じゃあ僕TP1点入れてグレムリン行ってきまーす。(コロコロ)7だって。現金40Gだね。
リコル : 私は「魔族の翼」
ジル : では私もTP1点をつぎこみグレムリンを(コロコロ)現金40Gか。
ジン : (コロコロ)すいません。何故か31です(笑) せっかくなんでボーナスいきますね。
ジン : (コロコロ)4−3−2。ダメでした…
GM : ソフトレザー(20G)。
ヒー・ヘイト・ミー : TP3点つぎ込んで(コロコロ)……ってなにもこんなところで6が4つ出なくても(笑) 36ですよ?(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : ボーナス振れるよね?(コロコロ)6−3−6(笑)
GM : …腐った革鎧(500G)(笑)
タック : 「腐ってる、それ腐ってるよ師匠!」
リコル : 「腐ってるほうが高いんだもんな」w
ヒー・ヘイト・ミー : さすがB2(笑)。

 そして最後はトリガの番。スモッグビーストの宝物である。


トリガ : 13〜15ですね…。TP1点使ってボスのを振ります。
トリガ : (コロコロ)ジャスト15で“仮初の大気”を手に入れました(笑)
GM : 素晴らしいw
タック : やったー!
ヒー・ヘイト・ミー : なんの材料?
リコル : 閃きの短剣。(盗賊用の武器)
ジン : 「トリガさんのためにとっておきましょうね」
GM : と、以上でしょうかね?
ジル : 「ボスも倒したしな」
タック : 「じゃあ、帰ろー」

 こうして、2層への用事は終わった。
 今後スモッグビーストの出番はもう、ない。


 …………はずだった。





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