【ダンジョン日報2】 第07号 06年05月21日

『ダンジョン日和』



 ダンジョンの進行より先にレベルが進行してしまった雰囲気のセカンドパーティの面々が、圧倒的な力の差を見せつけて突き進む。レベルの力と数の力にものを言わせてダンジョン中を荒らしまわる。
 彼らを止められるものは、もはやいないのか…。




今回のトピック 『まぜるな危険 ガスドラゴン』

 スモッグビーストを2回蹴散らし、特殊ダンジョンのチビマーフィーを倒し、チャンプサムライ前で引き返し、などやっているうちに、3レベルのボスに到達する前にずいぶんレベルが上がり気味の一行。
 フロアのボスを倒さないと、深い階層には潜れない。ここらでそろそろガスドラゴンを倒しておこうと3層へ。
 もう、雑魚もトラップも怖くない。ガスドラゴンだって怖くない。







◆ドルアーガの酒場◆ ガスドラゴンを目指せ
タック : 「やっほー。来たよー! 紅蓮の魔術師タックとうじょうー!」
クレスポ@GM : 「ふっふっふ。俺はとうとうロングボウ買ったッス」
ジン : 「とりあえず貯金中です」
フレイム : 「前回、グレートソードにプレートメイルを拾った私に買うべきものは、ほぼありません」
タック : 「僕、結局MPポーションいっぱい買って、まだ5Gしか持ってない…」
クレスポ@GM : 「今日こそは、強敵のガスドラゴンを倒すッスよ!」
タック : 「わ。じゃあ、3レベルにチャレンジだね! サムライさんはまた今度かー」

 こうして一行は、ダンジョン前に着いた。


タック : 「ししょー、僕、《飛行》覚えたんだ! 使ってみてもいい?」
ヒー・ヘイト・ミー : 「うむ、思う存分使うがいいぞ」
タック : 「よーし、じゃあ、思う存分使うよ! それっ!《飛行》」
タック : 【全員、天井に頭をぶつけた】
タック : 「ごめん、勢いよくかけすぎちゃった」
クレスポ@GM : 「なんてお約束ッスか!」
ジン : 「いたたた…」
フレイム : (フルヘルメットなので声もない)
タック : 「み、みんなごめーん」(しゅーん)
ヒー・ヘイト・ミー : 「ひゃっほう! こーの馬鹿モンを好き勝手にするがいいみなのものー!」
GM : さて、こーしてパーティは全員1ダメージを受け…というのは冗談ですが。では、タックからダンジョンダイスを。



◆玄室B◆ モンスターがいっぱい

 最初に入った玄室では、モンスター×モンスターが出迎えてくれた。


タック : 「なに? なに? なになになに!?」
GM : ハイウェイマンが5体、ウッドゴーレムが6体出現しました。
フレイム : 「……いきなりこれですか。いつもながら手荒な歓迎ですね」(ふぅ)
ジン : 「おやまぁ、多いですね」
タック : 「うわ、こっち5人しかいないのに。部屋の中がいっぱいだー。ぎゅうぎゅう詰めだー」

ハイウェイマン ZL4 MR11 《狙撃》
ウッドゴーレム ZL3 MR15 【魔法に弱い】



フレイム : ハイウェイマン5体ってことは《狙撃》が5回?
GM : ですねw 攻撃が集中したら間違いなく死人が出るw
ジン : 「うわ、眠らせたいところです」
ヒー・ヘイト・ミー : ウッドゴーレムは《火球爆発》で片付けるから、あとよろしく。
タック : 「はーい! ハイウェイマンに《眠りの雲》行くよ!」
ジン : 「とりあえず様子見で」(笑)
GM : ハイウェイマンのZLは4なので、全部眠らせたければ達成値は20必要です。
タック : TPも1点入れちゃう。(コロコロ)4ゾロ4個で+5して21!! 「みんな寝た? みんな寝た?」
GM : ギャー全部寝た(爆)
タック : 「わーいやったー!」
GM : では次、ヒー・ヘイト・ミー師匠の《火球爆発》。ダメージは2倍になるっす。
ヒー・ヘイト・ミー : 魔術判定の達成値*2で、90出せばいいのか?
GM : 全滅させたければ、そーですねw
フレイム : 「私はそうすれば楽でいいですが」
ヒー・ヘイト・ミー : 4D+8で45ってことは……4Dで37? 出ないって(笑)
タック : 「師匠、がんばれー」
クレスポ@GM : 「撃ち漏らしても《狙撃》するッスよ」
ヒー・ヘイト・ミー : 6は振り足すんだよね。では。「ひゃっほう! こーこな動く松明どもおっ! この偉大なる魔術師ヒー・ヘイト・ミー様の魔法でめらめらっともえやがれええぇっ!」
ヒー・ヘイト・ミー : (コロコロ)23。倍にして46だから3体飛んだ。
ウッドゴーレム@GM : 「僕らはいつも以心伝心〜♪」(黒焦げ) 残り3体。
タック : 「《槍》撃てるよね? 《槍》! もっといっぱい減らさないと!戦う前に」
ジン : 「魔法、いります?」
クレスポ@GM : 「確かに、30+45=75を二人で相手するのはきついッス」
ジン : 「ですか。なら、《疾風の槍》、撃っておきます。ゴーレムへ。(コロコロ)22発、倍にして44点でしょうかね」
GM : む、ヒーちゃんの46と合わせてぴったり90か!(爆)
GM : ウッドゴーレム党が全滅した(違)
タック : やた。
ジン : バキエル党の勢力を伸ばしてしまいましたね(笑)


フレイム : 「ではハイウェイマンを殴るのでよろしい?」
クレスポ@GM : 「んじゃ、《狙撃》もいらないッスね。白兵戦GOッス!」
タック : 「フレイムさん、あとはお願いします」
ジン : 「いってらっしゃーい」

 戦闘は一瞬で片付いたのだった。





◆玄室C◆ リコル合流
タック : 「あ、リコルさんが来たみたい? リコルさんこんばんはー!」
リコル : 「こんばんは!」
タック : 「3層だよ3層。今日こそガスドラゴンだって! 僕は早くチャンプサムライさんのところに行ってママのことを聞きたいんだけどねー。サムライつながりだから、きっと何か知ってると思うんだ。うん」(思い込み)
リコル : 「私もとても行きたいと思っていたところよ…。チャンプサムライの落とすアイテムがね」
ジン : 「とりあえず、一歩ずつです」(笑)

 次の一歩はスタナーの罠。GMが難なく解除した。


クレスポ@GM : 「俺の出番ッスね」《七つ道具》を使用! トリプルで6ゾロが出て達成値ムダに33いって解除w
タック : 「ごい手さばき!!神業だー!」
ジン : 「うわぁ無駄使い!」
リコル : 「もしかして見かけによらず有能なの!?」
ジン : 「で、期待のボーナスは!」
クレスポ@GM : 「でも、ボーナスは5−6−1でグレートソード(500G)ッス…」
フレイム : 「……持ってます」(ちゃき)



◆玄室D◆ シャーマン対決実現せず

 次の一歩はゴブリンシャーマンが5匹だった。

ゴブリンシャーマン ZL3 MR9 《石つぶて》


GM : うち4体が《石つぶて》を発射しようとしている。
フレイム : 「……潰せ」
タック : 「ジンさん、シャーマン対決だ!」
ジン : 「ご、五対一で対決なんですか!?」
タック : 「うん、がんばって(笑) なーんて。《眠りの雲》やるよ」(コロコロ)18−!
GM : 全部寝たw
タック : 「《眠りの雲》は大得意!」(えっへん)

GM : では、白兵に行きますか。敵はMR5×5で25しかないし。
ヒー・ヘイト・ミー : 「はっはー! 働け働けファッキン下僕どもー!」



 ……すやすやぽよぽよのゴブリンシャーマンはもう、敵ではなかったのだった。


タック : 「ぜんぜんダメー」
ヒー・ヘイト・ミー : 「なにもなしっ!」
リコル : 「こっちは現金100Gだけ」
クレスポ@GM : 「なんかいつも低いッス…現金100G」 orz
ジン : 「お、MPポーションでました」
タック : 「あんまりないねー」

ヒー・ヘイト・ミー : 「うむいくぞ皆の者。我に続けーっはっはっはー!」
リコル : 「行くに決まってるじゃない」



 で、宝物判定もそこそこに、先へと進む一行だった。





◆玄室E◆ ガスドラゴンよ永遠に
GM : では、扉に入ると…段々と塩素臭い匂いが漂ってくる。
タック : 「なんか、くさい?」
ジン : 「……消毒中?」
GM : 地下迷宮というよりは岩盤をそのまま削ったってカンジの扉がありますよ。塩素臭もこの奥から、してる。
リコル : 「次がガスドラゴンってわけね」
タック : 「このニオイは、ガスドラゴンなんだね」
クレスポ@GM : 「問答無用で魔法で吹き飛ばせば勝てるッスよね…多分」
ヒー・ヘイト・ミー : 「はっはー! 任せておけファッキンストロー野郎! このヒー・ヘイト・ミー様にかかれば塩素くさいゴミなど一撃必殺!」
タック : 「魔法(きらーん) 《火球爆発》初めて使えるかも!」

ジン : 「ところで、ガスドラゴンのガスって塩素だったんですか?」
GM : そーだけど?
リコル : 「混ぜるな危険!」


GM : では、…緑色の鱗に覆われたドラゴンが出現! ガスドラゴンは【毒の息】を吐こうとしてる。
タック : 「みんなで魔法で攻撃だー!」

 ヒー・ヘイト・ミーとタックの《火球爆発》が、ジンの《疾風の槍》が、ガスドラゴンに飛んだ。
 ガスドラゴンは、HPの2倍近いダメージを受け、何をすることもなく、死んだ。


タック : 「た、たいへんだよ。こんなに消し炭にしちゃったら宝物が…! クレスポさん、がんばって探して!!」
ヒー・ヘイト・ミー : 「うむ。では宝物を探すがいい」
フレイム : 「頑張りなさい、盗賊さん」
クレスポ@GM : ムダに高くて43(笑) 「ドラゴンのエメラルド(1800G)ッス」
タック : 「すごい腕前だー!」(笑)
クレスポ@GM : 「ボーナスは3−2−5で、堅い杖(1000G)ッス」
タック : 「僕、持ってるよー!」
ジン : 「……持ってる」(遠い目)
クレスポ@GM : 「目新しいモノが手に入らなかったッスね…」

 と、どこまでも余裕の冒険だったのであった。たまにはこんな日もあるということで。
 と言いつつ、この楽勝ムードは今後しばらく続いているような……。





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