【ダンジョン日報2】 第17号 06年07月01日

『ケーキの材料求む』



 ザトン打倒を目指し戦う冒険者達だが、時には依頼を受けることもある。
 しかし、今回の依頼は奇妙だった。
 依頼人は、倉庫番の娘・ティア。

「今度、ケーキを作ろうと思っているんですが……どうしても材料が足りないんです。お願いです。材料を取ってきてもらえませんか?」

 ティアが欲しがっているのは宝物「紅のチョコレート」。持っているのはB5ボス・ドッペルゲンガー。一体どんなケーキができるのか?

 エルフの錬金術師・ヴァレスの証言によれば「人生で3度死に掛けたことがあるが、その中でも最大の危機だった」とのこと。

 ……い、一体どんなケーキができるのかッ?!




今回のトピック 『ドッペルゲンガーは飼育所長』

ティア : 「どうしても、映画『血のバレンタイン』で使われた紅のチョコレート(1000G)が必要なんです!」

 前代未聞!
 チョコレートを求めてダンジョンに潜る冒険者達。しかしそこに広がる光景は、コカトリスの飼育場だった。
 こんなところにチョコレートなどあるのだろうか。
 飼育所長に聞いてみよう!







◆ドルアーガの酒場◆ ヒーの素敵なファミリア
ヒー・ヘイト・ミー : 「ひゃーっはっはあ! この俺様の元によくぞ集まった蟲けらどもおっ!」
トリガ : 「いきなり飛ばすなあ」
GM : ではヒーちゃん、どのファミリアを呼ぶか決めてね。
ヒー・ヘイト・ミー : フェアリーかボーパルバニーだと思うんだが……
リコル : バニーなら賢者は2分の1でクリティカルだよー。通常の6に、トゥルーワードで1、ファミリアのボーパルバニーの【強打】で5がクリティカルだから。
ジン : ものすごい確率でクリティカルですね。
GM : でも、使用回数1セッションに1回だけ
ヒー・ヘイト・ミー : 1000G払ってウサギで。これ、振り直しても有効と考えていいんだね?
GM : はい。有効です。
ボーパルバニー@GM : 「おうおうおう、俺っちに目をつけるたぁ、なかなか見る目があるじゃねえかよぅ」
ボーパルバニー@GM : 「俺っちの能力は、よーく考えて使いやがれ! 何しろ1回だけだからな!」
ジン : 「可愛いのにガラ悪いですねこのウサギさん…」
リコル : 「私のファミリアどーぶつはウサギにしようと思ったところにこの仕打ち」
GM : という訳で、ファミリアにボーパルバニーのクリスタルを埋め込みました。
ヒー・ヘイト・ミー : 「かーっかっかっか! 喜べラビット野郎! 今日からお前はこの大賢者ヒー・ヘイト・ミーさまの舎弟1号だ!」

 ……タックは?




◆ドルアーガの酒場◆ 依頼 ケーキの材料求む
GM : 今回も、盗賊がいないのでクレスポ(6レベル盗賊)が参加するしかないようですね(笑)
クレスポ@GM : 「あー、こないだのワールドカップ残念だったッス! ドイツと互角の勝負だったってのに!」w
リコル : 「…クレスポ違い」
クレスポ@GM : 「で、どこのダンジョン潜るッスか?」
ジン : 「さて、チョコレート探しに行きますか?」
リコル : 「じゃあ、B5に潜るしかないんじゃない?」w

 ジンの言っているのは、「ケーキの材料求む」というミニクエストのことである。倉庫番の娘ティアから依頼があったのだ。


クレスポ@GM : 「B5ッスか? まあ、チョコレートが出なくても、ポリジュース薬が出ればクレンジングオイル作れるッスからね」
リコル : 「あ、運がよかったらバニーもでるね。アイスソードのためにも牙はいっぱいあったほうがいいよ」w
GM : では、ダンジョンレベル5にご案内〜。

リコル : 賢者、魔法剣士、盗賊、侍が二人…
ジン : 凄い攻撃的な編成ですねぇ。
ヒー・ヘイト・ミー : 最近、魔法系抜きのパーティーなのか(笑)
トリガ : 全てを力でねじ伏せてましたw




◆玄室B◆ 養鶏場にはコカトリス

 最初の玄室。トラップ&モンスター。クロスボウの矢のトラップはクレスポがギリギリ解除。


クレスポ@GM : 「うお、あぶね…13でギリギリ解除だったッス」
リコル : うおっまぶしっ。

 そしてコカトリスが6体出現した。ファミリアのルールにより、コカトリスの鶏冠が触媒としてちょうど欲しかったところである。



コカトリス ZL6 MR18 【石化】


クレスポ@GM : 「クレスポ様は《狙撃》予定ッス」
ジン : 【石化】は嫌ですねぇ。
ヒー・ヘイト・ミー : 白兵戦でダメージ食わなきゃ【石化】しないんだよね。なら魔法で潰すか。
ジン : 前衛が4人いるから、2匹ぐらい減らせばOKだとは思いますが。
リコル : …《混乱》一発でいいかもしんないけどw
ジン : それもそうかw
リコル  : なにせ、これが一番消費が低いやりかただものw
ジン : 経費節約ってやつですね。
ヒー・ヘイト・ミー  : 遠慮会釈なく《爆裂究極》でもいいが。
クレスポ@GM  : 「いやいや、ヒー・ヘイト・ミー様のお手を煩わせるまでもないッス!」w

 こうして、省エネ戦法が開始された……かに見えたのだが……?


GM  : とりあえず、ターン開始時は何もなしだね? 次、敵にかける魔法。
ジン : 《混乱》します。
ジン  : んでは。(コロコロ)普通にMRを9くらい減らしました。
GM  : う、いきなり半分になったw
コカトリス@GM  : 「ダイコンラン」「ダイコンランですぞ〜」(何)
リコル  : 「合計MR54なら…もういけるよね?」w
ジン  : 「《狙撃》しといたほうが?」
クレスポ@GM  : 「じゃ、やっとくッスか。(コロコロ)う、惜しい。17ダメージだったッス」
ジン  : 「そこですかさずトリガさんですよ!」
トリガ  : 「とりあえず、残り1点のコカトリスに《狙撃》です」
ヒー・ヘイト・ミー  : 「まてまてまて! つーかむしろここで攻撃魔法で潰しちゃダメか?」(笑)
GM  : 元MRが下がってる訳じゃないんですけどねー>《混乱》
ジン  : 「撃ちたくて仕方が無いみたいです。ヒーさん」w
トリガ  : 「では、私もそんなにMPあるほうじゃないので、後はヒーさんに任せますね」
ヒー・ヘイト・ミー  : 《火球爆発》で充分だろ?
ヒー・ヘイト・ミー  : あらゆる命ある肉を、冷たい石に変える毒の吐息――それを感じたとき、彼は思った。「このニオイを とめてやるっ!」《火球爆発》(エクスプローシブ・ファイアーボール・フェノメノンっ)!
GM  : ウオオオム、バルバルバルバル!(何)
ヒー・ヘイト・ミー  : (コロコロ)ほい、21。MR減ってたやつとあわせて2つ潰して残り4つ。

 当然その後の白兵戦はあっさり勝利。結局あんまり省エネにはなっていないのであった。


ヒー・ヘイト・ミー  : 「貴様がとどめ指し損ねたケツをこの俺様が吹いてやったんじゃねーかこのファッキンファッキンぺらぺら!」
クレスポ@GM  : 「…字が間違ってるッスけどまあそれはいいとして、勝ったッス」
ジン  : 「…吹くのか?」
ヒー・ヘイト・ミー  : 「うむ。むしろ思いっきり」
トリガ  : 「下品ですよ。ヒーさん」w

 【コカトリスの鶏冠を手に入れた!】




◆玄室C◆ 飼育員にはアイアンゴーレム

 次の部屋にはモンスター。アイアンゴーレムが4体である。



アイアンゴーレム ZL5 MR25 【魔法に弱い】



 と、そこに。


タック : 「もー、みんな僕を置いてくなんてー。あれ? なんかモンスター、いる?」
クレスポ@GM : 「タックも来たし、楽勝ッスよ」
リコル : 「今日は、材料集めにB5に潜ってるんだよー」
ジン : 「今回はチョコレートケーキを作ってもらうクエストですよ」w
タック : 「あ、あのお姉さんの、だね。楽しみだなー。ケーキ」
リコル : 「楽しみなの!?」
タック : 「だって、チョコケーキでしょ?」(笑)
ジン : 「色は赤…」<チョコレート


ヒー・ヘイト・ミー : ちょうどMR100か。《爆裂究極》でけりがつくか?
ジン : 「そうですね。魔法で片付けるのがよさそうです」
ヒー・ヘイト・ミー : ではとりあえず。「アイアンゴーレム……貴様、見ているなッ!?」 《爆裂究極》しゅーと! ちなみにトゥルーワードもつかうー。(コロコロ)うわお1が3つ!(爆笑)
GM : 素晴らしい!(爆) まさに、遙さんのためにあるスキルですね!(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 最終的には29の倍で58(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 「このヒー・ヘイト・ミーの言霊が、貴様らを葬るっ!」
GM : ひどい出目なのにクリティカルしてる(笑)2体潰れた。
タック : じゃあ、追いつきざまに《爆裂究極》!……って、いいの? 戦闘途中参加。
GM : いいよw
タック : じゃ、遠慮なく♪
タック : (コロコロ)……遠慮気味に達成値13(笑) 倍で26?
GM : まあ、1体潰れた。残り1体のMRは残り16。
ヒー・ヘイト・ミー : 3D6で15出せば終わっていたものを(笑)
タック : 「うーん、それっくらいはできると思ってたんだけどなー」

 でも、白兵戦であっさり潰れた。


タック : 「さっすがー。みんな強ーい」

 そして宝物判定に移行。



ジン : (コロコロ)5で何も無いです(苦笑)
トリガ : (コロコロ)勝った。6です。 ←でも何も無し(笑)
リコル : (コロコロ)…5……
ジン : 「ダメダメですね」(笑)
トリガ : 「争いって、むなしいだけですね」w
クレスポ@GM : 「お前らダメダメッス。ムダに32もいったッス」



 結局クレスポが出した堅い杖しか手に入らなかったのだった。




◆玄室E◆ 養鶏場を潰せ

 トラップ&モンスター。毒針の罠はあっさり解除。そして再びアイアンゴーレムが4体、しかも奇襲だった。


ジン : よりによってゴーレムが!
クレスポ@GM : 「《囮の達人》使うッスよ」

トリガ : 《囮の達人》?
GM : 《電光石火》は名前変わったんだよ。奇襲を防ぐ盗賊の技。


クレスポ@GM : (コロコロ)1個まわって23で、全部の奇襲を防いだッス!
タック : クレスポさん、すごい!
クレスポ@GM : 「俺はデコイッス! 物理攻撃反射ッスよ!」(何)
リコル : 《和平交渉》したいー。ゴーレムやりあっても意味ないものー。材料探しに来たのに。
ジン : ウサギかパピーを狙いたいですね。
クレスポ@GM : 「んじゃ、続けざまに《和平交渉》を使用。お帰り下さいッス」
タック : 「ゴーレムさんさよーならー!」
GM : じゃ、誰か2D6振って下さい(笑)恨まれたくないんで。
リコル : (コロコロ)4と3…って。…コカトリス?
ジン : またかw
GM : はい、こいつが5体w
クレスポ@GM : 「ま、人生そんなモンッスよ」w

トリガ : 「養鶏場ですね」w
ジン : 「コカトリス飼育場なんですかね?」
タック : 「アイアンゴーレムがコカトリスを飼育してるのかな?」(笑)
トリガ : 「警備を担当しているのでは?」
タック : 「ドッペルゲンガーが何か新しい事業でも始めるつもりなのかなー?」
ジン : 「まぁ、潰しましょう」



 潰した。




◆玄室F◆ 飼育所長登場

 そしてボスの部屋、到着。ボスはドッペルゲンガーである。


タック : 「えーっと。飼育所長さん?」
GM : 「一度倒してますが、もう一度戦いますか?」
ジン : 「倒して、チョコレートを頂きましょう」
GM : 今回の敵はドッペルゲンガー、ドラゴンパピー×6!
タック : やったじゃん! パピー出たよみんな(笑)
ジン : まじですかー!
リコル : ああんこんな時にいいいい!!!!!
ドッペルゲンガー@GM : 「ダーヒャヒャヒャギャハハハ! 今こそこのダンジョンを洗濯しちゃるきに!」
ヒー・ヘイト・ミー : 「だまれカカオ豆。素直にチョコレートになりやがれえええっ!」

ドッペルゲンガー BL9 BP9 MR40 HP60
特殊能力
 【凶暴化】 変身する。白兵戦の間に限り、MRを2倍で計算する。
 【毒】 白兵戦でHPダメージを与えると【毒】を与える。
 【親衛隊】 常にオーガを(パーティの人数)体連れている。(2度目以降はその階層からランダムに選択される)

ドラゴンパピー ZL8 MR20 【竜の力】【火に強い】【火の息】



GM : では、戦闘開始です。
GM : 敵はもちろん、ドラゴンパピーが全匹【竜の力】を使っての【火の息】の予定。

 最近ドラゴンパピーの集団に散々な目に合わされたばかりの面々。作戦会議に熱が入る。


リコル : 「ねえ、何体潰せる!? 《神の衣》やるから、ジンは癒しお願いね!」
トリガ : 攻撃魔法、《狙撃》、《眠りの雲》の併用で火の息を減らしましょう。
ヒー・ヘイト・ミー : ……《灰燼化》にTP3いれるか?
タック : うわ、それって効いたらすごいかも。
ヒー・ヘイト・ミー : 4Dで15いけば全滅させられる。けど6が出ても回らないんだよな?
GM : 回りませんねーw
ヒー・ヘイト・ミー : レベルが低くなってるのが響いてるな。むしろ《猛吹雪》+ファミリアー+トゥルーワード+TP3?
GM : あ、それもなかなか魅力的w
トリガ : 《猛吹雪》でも、ファミリア、ウサギで【強打】する意味ないですよね。
リコル : あ、そうだね。もともと【強打】だもんね。

 結局攻撃魔法の力押しという結論が出たところで、戦闘は開始された!




◆玄室F◆ ドラゴンパピー、圧倒
ヒー・ヘイト・ミー : では。「素晴らしい! ここでドラゴンパピー6体を集めて迎撃とは素晴らしい叡智です! まさにダンジョン界の至宝と言えましょう! 私感動しておりますとも!」といいつつ《猛吹雪》+トゥルーワード+TP3。
ドラゴンパピー@GM : 「馬鹿にしてるのかこの野郎っ!?」(爆)
GM : まーでも、トゥルーワード+【強打】で、1/2でクリティカルですからねw
ヒー・ヘイト・ミー : (コロコロ)わはは、初撃で6つ回った(笑)
リコル : 1が、「うおっまぶしっ」
タック : 僕の出番、ないかも(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : (コロコロ)最終的には76点(爆笑)
GM : おお、スゲエ!?(爆笑)
GM : うぐぅ…ドラゴンパピーが3体吹っ飛んだ(笑)
ジン : すばらしい、えいちです(かぽーん)
ジン : 続いてタック君ですね。なんかドラゴンパピーがかわいそうになってきました…w
タック : じゃあ、そこに僕のTP2点入れた《猛吹雪》が飛ぶ!(コロコロ)スペルエキスパートいっぱい発動! 51てーん!!
タック : 「パピー、全滅!」(ふんぞり)
ジン : 「タック君凄いですよー!」
ドッペルゲンガー@GM : 「え…ウソぉ。いちおうB5最強の雑魚が…俺のブルーアイズホワイトドラゴン(嘘)がぁ…ぜぜぜ、ぜんめつ…」
リコル : 「せめてレッドアイズブラックドラゴンにしとけ?」


◆玄室F◆ ドッペルゲンガー、瞬殺
GM : まーとにかく、あっという間に雑魚が片付きましたね。
トリガ : ドッペルのMRは40ですから、【凶暴化】で倍にして80ですか…。ドカンと倒してしまいましょう。
ヒー・ヘイト・ミー : このメンバーなら80は1ターンキルっぽいのだが(笑)
ジン : 「【石化の視線】が怖いですけど…」
ドッペルゲンガー@GM : 「…ひょっとしてそれは私をデルフか何かと勘違いしてないか? ベリーシット!」
リコル : 「むしろ喜べ」
ドッペルゲンガー@GM : 「無茶言うな! あいつ通算でもう5回もブッ倒されてるポヤポヤの負け将軍じゃねえか!?」(爆)
リコル : 「いやー、そっちもなかなかいい勝負してるよー」
ヒー・ヘイト・ミー : 「デルフより格下のくせしやがってこのコピーデーモンが。だいたいなんでお前チョコレートなんて持ってんだこのファッキン複製野郎」


ジン : では《超高揚》を。「皆さん地脇肉踊ってみやがれ?」
トリガ : 嫌な肉が踊ってますねw
タック : 「わきわき」
GM : では白兵。白兵参加はリコル、ジン、トリガ、クレスポでいいね? 敵はドッペルただ一人。
GM : ドッペルはBPを3点つぎ込んでやる! 【凶暴化】発動! ドッペルは50。これが【凶暴化】により2倍で100。
トリガ : 「私は自分に《精神高揚》+《不意打ち》+TP2点で白兵に臨む所存です」
クレスポ@GM : 「じゃ、俺も本気を出すッスかね。クレスポ様も《不意打ち》+TP3点で行くッスよ」

 そして……。


GM : 192対100。ドッペルに92ダメージ。吹っ飛ばした。
ドッペルゲンガー@GM : 「ダンジョンの…夜明けは…近いぜよ…」(死亡)
ジン : 「地下なのに夜明けでいいんでしょうか…?」
リコル : 「アッハッハッハ、笑っとけ笑っとけアッハッハッハ」


◆帰還後◆ 紅のチョコレート

 宝物判定では、リコルが見事に紅のチョコレートを出し、今回依頼の品物は手に入れた。そして帰還。


GM : では、今回は紅のチョコレートをゲットしたので…ティアに届けるシーン。誰がやりたい?(笑)
リコル : 「ジン辺りが面白くなりそうだよねえ……」
ジン : 「え、私ですか?」
ジン : 「わ、私はセニア一筋で、ですよ?」(///)
タック : だから面白くなりそうなんじゃん(笑)
GM : ジンでいいのかな?w
リコル : うん、…後ろからつけて行こ♪
ジン : え、ええー?(汗)
タック : ほら、ジンさん、もう着いちゃったよ。
ジン : て、皆さんが消えた!?


ジン : 「……こ、これは単なる届け物ですよ。プレゼントではないですよ、依頼なんですよ?」(ブツブツ)

リコル : (さらっと渡せばいいのにv)
トリガ : (何かブツブツ言ってますよ…w)
タック : (ジンさん、おもしろーい)


ティア@GM : 「あ、こんにちはー」
ジン : 「あ、どうも」
ティア@GM : 「あ! もしかして…持ってきて下さったんですか? 紅のチョコレート!」
ジン : 「え、…ええ。丁度手に入りましたので、よろしければと思って」
ティア@GM : 「わー♪ ありがとうございます! この材料、どうしても必要だったんですよ。色んな冒険者の方に頼んでみたんですが、全然見つけられなくて困っちゃって」
ジン : 「それは、お役に立てたようで……よかったです」
ティア@GM : 「じゃ、さっそく、腕によりをかけて作りますね! 特製チョコケーキ!」
ジン : 「で、では、私はコレで…(カクカク)」
GM : …………………………合成中…………………(ちーん)
ジン : (変な音が!?)
GM : ジンは「ティアの特製チョコケーキ」を手に入れた!
ジン : 「な、なにもらってるんだよ自分ー!?
ティア@GM : 「召し上がるのはいつでも結構ですから! 食べて下さいね!

リコル : (って、「いつでも」って言ったよね!)
ジン : 賞味期限無しか!?(汗)
GM : そこはそれ、錬金術師の弟子ですから、彼女w
トリガ : 弟子だったんだw


ジン : 「こ、コレは報酬ですよね? 報酬なんですよね? 仕事なんですからね!(汗)」
ティア@GM : 「ええ♪ もちろん。お礼ですよ」(満面の笑顔)
ジン : う、笑顔……。「そ、その、またいつでも言ってください」
ジン : 「……(ケーキを持って固まっている)」

リコル : (ぷ。やっぱりジンで面白いー)



ティアの特製チョコケーキ
info:「シビれる味」っつーか「天国の美味」っつーか



タック : あー、いいなー、おいしそうだなー。
リコル : そんな食物兵器食べてたまるかー! …ふふ…フレイムにあげてみたいな……。いらないなら、もらうよ? 綺麗に包んで後でフレイm…
ジン : (食べて死に掛けて、「やっぱり私にはセニアしかー!」とか叫ぶのか……それもいいかもしれない)


◆後日談◆ 世界の危機
ティア : 「ヴァレス様ー。最近思うんですけど」
ヴァレス : 「ん?」
ティア : 「今度わたし、ケーキショップ開こうかと考えてるんです」
ヴァレス : 「ぶばー!?(持っていたフラスコを盛大に落として大爆発)」

トリガ : 各国の暗殺者が買い求めに来そうな店ですねw
リコル : ヴァレスも苦労してるね……


ヴァレス : 「つーか、なんでまたそんなテロ…じゃなかった突拍子もないことを?」
ティア : 「いやー、あれから何故か、わたしの作ったチョコケーキ、冒険者の皆さんに好評なんですよー」
ヴァレス : 「え? マジ? うわ、信じられん…どいつもこいつも命が要らないのか?」
ティア : 「なんだかわたし、自信ついちゃった♪ 今度、ヴァレス様にもひとつ、ケーキ差し入れしましょうか?」
ヴァレス : 「我輩の全存在をかけて断るッ!
ティア : 「…なーんて、冗談ですよ。わたしがケーキ屋始めちゃったら、倉庫の番をする優秀なボディーガードがいなくなっちゃいますもんね」
ヴァレス : 「…あ、ああ…そうだな…(よかった…世界の危機はたった今回避された…世界を滅亡から救ったぞ…さすが我輩! さすが我輩っ…!!)

リコル : 救ってねえw
タック : ちゃんちゃん。画面上でヴァレスさんのところが丸く残って、CMへ(笑)
ジン : お疲れ様でした。世界の危機を身近に感じております(笑)



 ちなみにアイテムの効果は。



 【ティアの特製チョコケーキ】(非売品)
 セッション開始前に使用(=食べる)し、消費するHPを決める。消費したHPと同じパーセンテージ分、あなたがセッション終了時に得る経験点が増える(例:30HP消費で30%アップ。端数切り捨て)。使い捨て。






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