2007年09月01日

第2話へ←    →幕間へ

適当RPG「3rd edition」に戻る


適当RPG【3rd edition】リプレイ




【第3部】 クルセイド・ウォー・ダンジョン


第3話 VSアリス

  マゼンダ 戦う前から負けている






カイマ : どうも、腹筋に力を入れすぎて肉離れを起こしたらしいカイマです。今日笑うとピンチですのでお手柔らかに。
GM : 肉離れ? 腹筋の?
アリス : 腹筋って肉離れって言うのだろーか。筋肉痛じゃあ?
カイマ : うー。筋肉痛のほうですかね? 腹の筋肉ピンチです。
ゼファー : 笑いすぎた?(何)
ナギ : とりあえず命の危険を感じたら無理はしないように……
カイマ : 笑わなければ!
ナギ : 笑われなければ!
ゼファー : ああ、それムリ(笑)
カイマ : ひーん。
アリス : (ニヤリ)えー、毎度ばかばかしいお笑いを一つ……(何)
ゼファー : 「カイマが垣間見る」(ボソ)
カイマ : ……有難うゼファー、落ち着きました。
GM : 落ち着いたの!?
ナギ : 《猛吹雪》が起きたようです。
ゼファー : 今のが有名な神聖呪文、サニティです(笑)
GM : 《絶対零度》じゃ?
ニイ : 寒い…凍える…
ゼファー : 暑い夏には最適な技ですね。はっはっは(笑)
ナギ : 命がけのセッション。カイマの命日か……(笑)
アリス : ま、あんまり無理しないようにね(なでなで)

 いつものように和気あいあいと、こんな風に今日のセッションは始まった。
 今回はクレースのPLがGMである。何やらストーリーのアイディアがあるようだが……?







今回の参加メンバー


ナギ
妖騎士/レベル6
HP45 MP28 TP7


アリス
狂戦士/レベル4
HP40 MP0 TP5

ニイ
忍者/レベル4
HP31 MP22 TP5

ゼファー
聖騎士/レベル5
HP27 MP34 TP6

カイマ
魔導師/レベル5
HP22 MP37 TP6

イリス
骨董屋
 






ポンペイ
カイマの使い魔
   



◆Scene01◆ ゼファー バンダナを盗まれる

 今回はクレースのプレイヤーががゲームマスターです。


GM : あああー今回はお手柔らかにー。
ニイ : こっちこそ……
ナギ : 今回は……回復役がなんとゼファー殿だけであります!(笑)
カイマ : 頼んだぜ騎士!
ゼファー : 《快癒》か? 《快癒》がいるのか?(笑)
ニイ : だんだん忍者の勘を取り戻してきた。もう短剣の+1Dボーナス忘れたりしない……(苦笑)
ナギ : 忘れてたんかい(笑)
ニイ : すっかり(笑)
カイマ : まあ昨日のことは忘れよう! 俺も忘れたい! 激しく! 無かったことにしたい!

 そんな昨日のカイマの話はこちら。それはさておき今回の開幕です。


GM : さて。ディドロと何度か会ってからの朝、みなさんはいつもより爽やかな目覚めと共に起きました。
GM : ところが、なんか部屋の様子がおかしい。具体的には物の配置が違っていたり、ある物がなくなっていたり。
ニイ : 激しく不審に思う。ほとんど身ひとつなので、なくなってるものはないと思うけど…
ニイ : まさか、「やつら」の手がもうそこまで……!? と一瞬考えかけてやめる。だったら自分が無事なわけないし。
GM : 小さいものなんかは無くなってるかも。PLが任意に決めてください。
アリス : 小さいもの……カイマのペット?(何)
ナギ : ポンペイ殿が……(笑)
カイマ : ポンペイは無事だ! 無事なんだ!
GM : 使い魔は無事でしょうね(笑)
カイマ : 抱っこして寝てるから!

 カイマ、寝潰しても知りませんよ(苦笑)


ゼファー : 「ありゃ? バンダナがない…………。おいカイマ、俺のバンダナ知らねえ?」
カイマ : 「バンダナ?…昨日の洗濯物には無かったと思うが」
ゼファー : 「おっかしいなあ……。アレだけはどこかに置き忘れるなんて、絶対にしないはずだからなあ……」
カイマ : 「それより、俺の手記しらんか? 枕元に置いといたんだが、落としたかな…」
ゼファー : 「いや、知らねえ。日記なんかつけてんのか?」
カイマ : 「まあな。魔術構築のアンチョコとか、略式とかまとめんのに」 あとアリス様伝説を密かに書き溜めている。
カイマ : 「ベッドの下かなぁ…」
ゼファー : 「ふーん。ま、そんなの見ても俺には解らないから、いじるわけないな」
カイマ : 「もしや、空き巣? ニイ達は無事かな」
ゼファー : 「聞いてみれば良いさ。行ってみようぜ」

アリス : 「……斧の鎖が」(何)
ニイ : 「アリス様の…封印が…?」
GM : そんなもん持ち運べてたまるかああ!!





◆Scene02◆ ナギ 犯人逮捕に燃える

 一方こちらはナギです。


ナギ : 小官、盗まれて困る小物は持ってないでありますな(笑)
GM : ナギは兵舎。なら、被害はないです。
GM : 同僚の衛兵に聞くとわかるけど、城砦のあちこちで盗難届けが色々出されてるみたい。
ナギ : 金目の物は盗まれていないのでありますか?
GM : 思いっきり盗まれてます。
ナギ : 「妙でありますなぁ。この城塞でこのように大規模に泥棒をするなど……逃げ場もないのに。足がつきやすく、すぐに捕まってしまうであります」
GM : 城砦内でなにかやっても出られないから今までこういうことはあまりなかったんですが。
ナギ : 「むむぅ……城塞に住まわれる皆様の懐を掠め取るなど、許しがたい行為であります! 犯人を見つけ出さなければ!」



◆Scene03◆ クレース 拉致される

 そしてパーティは集合しました。


ゼファー : 「おはよー。アリス姉ちゃん、ニイ。……あれ? イリス姉ちゃんは?」(笑)
GM : イリスは…皆さんが気づく前に盗難届け出しに行ったので、部屋にはいません。
カイマ : 「空き巣が出たらしいな。皆大丈夫か? 財布とか」
ニイ : 「本当に小さな物だけがなくなってるみたい。……私の目を盗んで忍び込むなんて」
GM : 一般の家からは持ち運びやすい高そうなもの…とあと皆さんのパーティからは個人の持ち物がなくなってる。
ナギ : 「しっかし……誰の仕業でありましょう?」
GM : で。高いものが狙われた人たちのところにはなんかメッセージカードが届いてる(笑)

アリス : 犯行声明……「かい人20めんそう」?(何)


GM : 『怪盗 マゼンダ参上』というカードが(笑)
ニイ : 「……怪盗?」
ナギ : 「怪盗……で、ありますか?」
ニイ : 「そんな職業、あった…?」
カイマ : 「あの、失われて久しい幻の職業か」
ゼファー : 「怪盗……って、あのテオ語録に出てきた、“弓狩りのシーマ”みたいなのか!?」(何)

ナギ : ひでえ二つ名だな(笑)
GM : 本当にひどいな(笑)
ゼファー : 伝説の弓を何度も奪い取った事のある、凄腕らしい(笑)
カイマ : 「なんつー……極悪人」


カイマ : 「……あ」
カイマ : 「クレースのオッサンは、無事だろうか?」
ゼファー : 「なくなってたら、真っ先に俺たちのところに言いに来てるだろうから、大丈夫だったんだろ?」
カイマ : 「そ、そうだな。見た目高そうだから、ちょっと心配しちまったんだぜ」
アリス : 「事実お金には換えられない価値がありますし」
ナギ : 命の値段(笑)
ゼファー : 「しかし、ナギの言うとおり犯人はとっ捕まえないとなあ」
GM : そうこうして集まってるとみなさんの姿を見てイリスも来ますよ。手には例のカードが。
ゼファー : 「あ、イリス姉ちゃん。おはよー」
ナギ : 「イリス殿、そのカードは……!」
アリス : 「……まさか?」
ニイ : 「……高価なもの」
ニイ : 「……つまり」
イリス@GM : 「はい…」
カイマ : 「……俺の不安。まさか的中?」
ニイ : クレースさんをいつもはめてる腕に注目する。
GM : 当然、ない。
アリス : 「あらあら」
カイマ : 「オッサンが拉致されたー!?」
ナギ : 「にもそんな事があったような……」
ゼファー : 「あのオッサン拉致られるの趣味にしてんじゃねえのか……」



◆Scene04◆ ゼファー 約束する
イリス@GM : 「今朝、咳き込んだ時に目が覚めて、それで気づいたのだけど…どうしてか、みなさんなかなか起きてくれなくって…」
ニイ : 「……私も?」 ありえないという表情で。
イリス@GM : 「ええ」
カイマ : 「……《眠りの雲》か(ポン)」
ニイ : ……鳴子に反応がなかったんじゃなくて、鳴子が鳴っても起きなかったのね(何)
GM : イリスが先に起きられたのは『病人は眠りが浅い』とルナヴァルガーRPGでも処理されていましたので!(笑)
ナギ : 「イリス殿、腕輪……クレース殿がないと、体調を崩してしまうのでありますな……これは一刻も早く見つけ出さなくては」
ナギ : 「怪盗マゼンダ……その人物の目撃者はいないんでありましょうか?」
GM : 提供された情報によれば、マゼンダはあちこちの宝物を狙ってコレクションする盗賊らしいです。
カイマ : 「……マテ、俺の日記やゼファーのバンダナが宝物なのか?」
ゼファー : 「俺にとっては宝物でも、他の人から見るとなあ……。って、髪が邪魔になるなあ……」
カイマ : 「あー、分かる…」
ニイ : 「……行動に一貫性が見えないね」
GM : 一応追いかけたもののファの迷宮があるあたりで見失ったとか。
ナギ : 「ファの迷宮に逃げ込んだようであります」
ゼファー : 「まあ、なんにせよ。俺がちゃんと盗り返してくるから、安心しろって」 口では冷静な事を言いつつも、ソワソワしてるけど(笑)
イリス@GM : 「ありがとう、ゼファー。みなさん」 イリスは迷宮の入り口までついてくるけど、そこで止まる。
ニイ : 「……私達で、取り戻すから」
GM : ついていきたそうな顔だけはするけど、ニイの言葉にうなずく。
カイマ : 「お嬢さんは安全な場所で待っているといい」



◆心優しき迷宮6層◆ 省略
GM : では…心優しき迷宮6層です。
ゼファー : 髪が邪魔になるので、今回は帽子代わりに兜をかぶってる(笑)
ゼファー : 「そう言えば、今日は作戦立ててくれるオッサンがいないんだよな……」
カイマ : 「やりにくいが。俺達でやるしかあるまいて」

 さあ、ダンジョン攻略!(途中省略)
 ニイがマジックドレインの罠の解除に失敗したり、出現モンスターがことごとくクーフーリンだったり、宝物判定がますらお祭りだったりしながら、彼らは最奥部までたどり着きました。



GM : というところで、ボスの部屋があるんですが!
ニイ : 「あと探索してない部屋はここだけ…だけど」
カイマ : 「追い詰めた……よな」
ゼファー : んじゃ、行こう。「お前はすでに包囲されている!」
カイマ : 「大人しく人質を帰せ!」
ニイ : 「……人質?」(小首、かくん)
ナギ : 「ひとじち……」(笑)
カイマ : 「…え、拉致監禁だろ?」



◆玄室D◆ マゼンダ 戦う前から負けている
GM : 中には赤い服の女性と、青い服の女の子、何人か人相の悪いのがたむろってる。
青い女の子@GM : 「マゼンダ、どうしよう。もう取り返しに来ちゃったよ…」
マゼンダ@GM : 「シーアン、落ち着くんだ」
GM : 赤い女性=マゼンダ 青い女の子=シーアン という名前のようですね。
GM : 女性二人は、かなり高そうなアクセサリーを身につけています。クレースの腕輪は赤い女性が装備しています。
カイマ : 装備!?
ゼファー : 「その腕輪、返してくれ」
マゼンダ@GM : 「お断りだね、せっかくのお宝を誰が放すもんか」
マゼンダ@GM : 「こんな綺麗な宝石、あんたたちより私が持ってるのがふさわしいに決まってる」
ニイ : 「断って、どうするの? もう貴方達は逃げられないのに」
シーアン@GM : 「だって、ここから逃げられたら……もう誰も追って来れないもの」
ニイ : 「ここを脱出する方法が……ある?」
カイマ : 「まさか、城砦からの出口?」
シーアン@GM : 「あんたたちのことを調べてきたらここから出してくれるって、吟遊詩人が」
ニイ : (首を振って)「…でも、どちらにしろ貴方達は『今この場』『私達』からは逃れられない。意味ないね」
ゼファー : 「それは大切なものなんだ。絶対に返してもらう……」
ゼファー : 「それがないと命の危ない人がいるんだ。いいからとっとと返せ!」
ゼファー : マゼンダに掴みかかります(笑)
マゼンダ@GM : 「……!」 避ける、というか他のごろつきが止める。
ゼファー : 「どけ!」 硬い兜で頭突き(笑)
GM : ごろつきは吹き飛ぶ(笑)
ゼファー : 「もう一度言うぞ。おとなしく腕輪を返せ。さもないと……」
マゼンダ@GM : 「くっ…そんなに大事なものなら力ずくで取り返してみたらどうだい? …もっとも、本人は取り返しになんてきてないみたいだけど!」
アリス : 「物の価値と己の価値の判らない女は、無様ですね」
アリス : 「……力でしか語れないのなら」
アリス : 「私が、彼女の力となってそれを取り返しましょうか?」
ゼファー : 「アリス姉ちゃん。力を貸してくれ……。あの腕輪は絶対取り返さないといけないんだ……」
アリス : 「たかがこそ泥一匹……私だけで充分ですよ」
GM : マゼンダはアリスを見て……止まります。
シーアン@GM : 「ああっ、お姉様……」
シーアン@GM : 「なによ、マゼンダも『あと4枚ぐらい入れれば』あんたなんかに、負けないんだから!」(笑)
GM : アリスに向かって。というかアリスの胸元に向かって(笑)
マゼンダ@GM : 「あとっていうなーー!!!」
カイマ : 「……何の話だ?」
アリス : ふっ、と鼻で笑って胸を突き出すようにして前に出る(笑)
マゼンダ@GM : 「うっ」といいながら胸をかばうように(笑)
アリス : なら、真っ正面まで歩み寄って、胸で威圧するようにしながら。
アリス : 「それで? あと、何枚ぐらいの勝負?」(くすっ)
シーアン@GM : 「あと……」
マゼンダ@GM : 「計るなーー!!」
カイマ : アリス様が勝ち誇っています(笑)
ゼファー : 「『口は災いの元、胸は諍いの元』ってテオ語録に書いてあったけど、ホントだよなあ……」(溜息)

ニイ : 「………」(下向いてる)
カイマ : 「……いや、人間。中身だと思うぞ(ボソ)」





◆第1ターン◆ マゼンダ 寂しがる
カイマ : 「おーい! オッサーン! ……その女、乗っ取れないのかー?」
GM : 反応はない。

 戦闘開始!
 敵はマゼンダ、シーアンとバーグラーが5体です。



マゼンダ BL10 BP10 MR30 HP150
特殊能力
【スタールビーのティアラ】 【魅了】の効果。ターン開始時に宣言。メンバーを1人選び、目標値17の抵抗判定ダイスを行わせる。この能力は行使しても白兵戦参加可能。
《猛吹雪》 敵にかける魔法扱い。前衛または後衛に「2D6+10」の魔法ダメージ(氷属性)を与える。このダメージは均等割りとする
【親衛隊】 常にバーグラーをパーティの人数分連れている。

シーアン ZL15 MR50
特殊能力
【孔雀石の扇】 【病気】の効果。敵にかける魔法扱い。パーティ全員、目標値17の抵抗判定ダイスを行う。この能力は行使しても白兵戦参加可能。
【月水晶のショール】 一度だけ魔法攻撃を半減させることが出来る。

バーグラー ZL4 MR14 《狙撃》【強奪】



ニイ : シーアンは雑魚扱いね。
ゼファー : 《神の衣》と《光の鎧》、あとは眠らせとけば良いんじゃないか? 俺は《神の衣》。
ナギ : 《光の鎧》を。
GM : こちらからは【魅了】が飛びます。【魅了】の相手はナギだ(笑)
マゼンダ@GM : 「私の方が持ち主にふさわしいのよ!」
GM : 目標値17に抵抗してください。
ナギ : 「なにを言っているのかよく分からないでありますが……小官、何も盗られてないし」(コロコロ)19で抵抗しました(笑)
GM : では、敵にかける魔法のタイミング。
カイマ : TP2点入れて《眠りの雲》。(コロコロ)達成値36。全部寝た?
GM : 全部寝た。
ニイ : その寝てるバーグラーのうち1体に《狙撃》を。TP1点入れて。
GM : そんなに頑張らなくてもいいはずなんですよ!?
ナギ : でもそんなの関係ねえ?(笑)
ニイ : (コロコロ)達成値23で。
GM : バーグラー1体潰れました。敵にかける魔法、終了ですね?

カイマ : さて奴らの攻撃が来るな。誰かシーアン寝かせられね?(笑)
ゼファー : ム・リ・だ(笑)


GM : では…シーアンの美しい孔雀色の扇から何か粉のようなものが飛んできます。抵抗目標は17。ダメージはないけど、【病気】になります。

ナギ : (コロコロ)21で抵抗した(笑)
アリス : (コロコロ)無駄に24で抵抗(笑)
カイマ : (コロコロ)うん、抵抗した。
ゼファー : (コロコロ)22で抵抗。今日はやる気に満ちてるぜ(笑)
ニイ : (コロコロ)何この目、1−1−1−6って。6が回って18。抵抗は成功。


ナギ : みんなダイス目いいね(笑)
GM : 誰も引っかからないのか。さみしい…
GM : 味方にかける魔法のターンです。
カイマ : マゼンダの《猛吹雪》は?
GM : もう、【魅了】したから。
ニイ : 「……とても寂しそう」
ナギ : 「誰も魅力に気づいてくれなかったんでありますな……」(笑)
ニイ : 戦う前から負けていたし……アリス…様に」
カイマ : 「アレが決定打だったな…」
マゼンダ@GM : 「ううううるさい!」



◆第1ターン◆ ニイ こける
ゼファー : じゃあ、白兵戦だな。TP2点と《不意打ち》で白兵参加。
ナギ : では小官もTP2点使用。ボーパルランスのモード発動!
アリス : じゃTP2こいれる。ついでにばーさーく(笑)
ニイ : TP1点入れてミストスラッシュ。
カイマ : ミストスラッシュきたな。
GM : あああ、シーアン消えそう(笑)
カイマ : さらばシーアン(チーン)
GM : しくしく…

 ミストスラッシュ。忍者の特殊能力で、一度だけ《不意打ち》によるクリティカルを4以上で可能にする攻撃です。適当RPGで唯一4以上で白兵ダイスを振り足せる攻撃とあって、絶大な攻撃力を誇ります。が……


ニイ : (コロコロ)ぶ。19。orz
ニイ : 《フェイク》! 《フェイク》で振り直し!(苦笑)
ニイ : (コロコロ)フェイクしても20……何このミストスラッシュ……
ナギ : ……今までのプレイで一番しょぼいミストスラッシュではないだろうか!(爆)
ニイ : 「忍法、十文字霞……」(こけっ)
アリス : ……しょぼいけど、何その萌えっぽいのは(何)
ニイ : 今日のいいとこなしっぷりはああぁぁぁ!(泣)

カイマ : (でも、こけたニイも可愛いなぁ……)
ナギ : (すでにフェチ男に……)



 この白兵、全体的に出目が奮わず……。けれども総合力では136対122でどうにかパーティ側の勝利でした。これで雑魚は一掃されます。


GM : ああ、シーアン消えたー
ゼファー : これで残るはマゼンダだけだな。
カイマ : うむ、覚悟してもらおう。



◆第2ターン◆ 揺れる! アリス様
ゼファー : 「よーし。一気にケリをつけるぞ!」

 ここでこの台詞、勢いに乗って畳みかけてるようですが、実はナギのPLが今にも寝落ちしそうだったので、巻きを入れたのでありました(笑)


GM : ターンはじめ。マゼンダから呪文が飛ぶ。
GM : 《加護》。ゼファーに。
ゼファー : は? 俺に?
GM : そう、ゼファーに《加護》。
マゼンダ?@GM : 「……取り返せと言ったな?」
ゼファー : 「あ、オッサンか!」
ナギ : 「……!」
カイマ : 「ナイスだ!」
ゼファー : 「なんだ……、意外に頑張ってるじゃないか……」
カイマ : 「ったく、遅いぞ……クレース」

【クレースの腕輪】 毎ターン終了時に23の抵抗判定をする。抵抗失敗すると次のターンで「クレース」がPLに対して支援系呪文を使用。また、そのターンでの白兵でのMRは0になる。


GM : ああーこれってば終わってしまうじゃないかー(爆)
ニイ : 終わったね……。
カイマ : オッサン、がんばって動きを阻害しているだけみたいだな。このターンでケリつけようぜ。《戦姫の槍》TP3点で。
ゼファー : うわ。終わりそうだぞ、それ(笑)
ナギ : 「……お茶でもすすってるでありますか」(笑)

カイマ : (コロコロ)
GM : ぶううーーー!?
ニイ : 途中でダイス増えた(笑)


カイマ : 「槍なんて嫌いだー!!」 52発。ダメージは104点か。
ゼファー : ほら、終わりそうじゃねえか(笑)
ナギ : ここにきて……中の人の性能差が如実だなぁ(笑)
GM : あとHP32しかないー。
ゼファー : 一気に叩こう。アリス姉ちゃんに《聖なる刃》。
アリス : スケイルベインが光って唸る!(笑)
アリス : 最後のTP2点を入れて……更にバーサーク! 8D6+20の強打!
アリス : (コロコロ)98……あと2で100だったのに。
GM : 98………
カイマ : アリス様の斧が大地を切り裂いた瞬間であった。
アリス : 斧と一緒に胸がぶるんぶるん揺れたり?(笑)

 ……白兵戦参加者のダイス合計は、ちょうど200。クレースに動きを阻害され、白兵0のマゼンダは――


GM : 色々無茶だ! 落ちました(笑)
マゼンダ@GM : 「……最後まで見せ付けなくてもおおーー!!」

ナギ : 「こうして……新たなるアリス様伝説の1ページが、歴史に刻まれたのでありました」(笑)
アリス : 伝説と言うには2点足りない気が(笑)





◆玄室D◆ ゼファー クレースの名を呼ぶ
ゼファー : 「さすがアリス姉ちゃん。……さてと、腕輪、腕輪っと」
GM : はずします?
ゼファー : もちろん(笑)
アリス : ……あ。ついでに胸の増加装甲も取っちゃおうか(笑)
ゼファー : それは俺には出来ねえ(笑)
ニイ : ごめんなさいわたしはだまってみていることしかできない……
アリス : では増加分だけとっちゃおう。今で何枚あるのかなー?
GM : 両方にみっつずつ。
アリス : ならその三枚×2をきちんと揃えて倒れているマゼンダの横に置いておいてあげよう(笑)
GM : かわいそうに(笑)
カイマ : なんていう外道。
ニイ : ……なんとなくマゼンダの前で合掌してしまう。

 さて。


カイマ : 「オッサンは無事?」
GM : 誰かはめないと会話できません、もしくは誰かを乗っ取らせるとか。
カイマ : 「……ポンペイ?」
ゼファー : 「俺がはめる」
GM : おお、意外(笑)

 ゼファーがクレースの腕輪を身につけます。するとゼファーにだけクレースの声が。


クレースの声@GM : 『取り返した……か』
ゼファー : 「ああ、ちゃんとイリス姉ちゃんの所へ戻ってもらうぜ」
クレースの声@GM : 『そうか…私も…取り反した。「クレース」を』
クレースの声@GM : 『少なくとも…こいつらの手にあるときは、クレースと言うものは存在しなかったからな』
ゼファー : 「単なる腕輪にくっついてた悪霊みたいなもんだと思ってたけど、結構やるもんだな……」
GM : クレースの反応は、それっきり。何かを考え込んだようだ。
ゼファー : 「ちぇ、すぐだんまりか……。まあ良いや、これからもよろしくな……クレース」

 クレースは奪還しました。しかし、『怪盗マゼンダ』に盗まれた品物は、全てを取り戻すことはできませんでした。どうやら、すでに「何者か」の手に渡ってしまった後のようです。


カイマ : アリス様伝説全話が向こうにわたってしまったな……。
ニイ : ぶふっ(笑)
アリス : 困るの、それ?(笑)
ゼファー : 全然困らないと思う(笑)
ニイ : 向こうが、情報の使い道に困るんじゃないかと……。
GM : うん…(笑)
カイマ : アリス様の恐ろしさを知ったディドロが、アリス様兵器を作って俺達にけしかけるんだ(笑)
ゼファー : 対アリス姉ちゃん用に、もっと巨乳の人を探すのか?(笑)
アリス : ……対策なの、それ(笑)
ゼファー : さあ?(笑)



◆オマケ◆ GM 裏話をする
GM : 色々フラグがたったー! ゼファーも名前で、呼んでくれたしね(笑)
ゼファー : ふふふ、ゼファーも一応は成長しているのですよ(笑)
ニイ : 一部の盗品がすでにディドロのところに流れてるってことは、マゼンダたち、盗ってから一度はディドロに会ってるわけだから……その時、外へは出してもらえなかったのね(笑)
ニイ : なら、もうどっちみち駄目だったんじゃない、あの人たち(苦笑)
GM : 出口のヒントを教えてもらったぐらいじゃ…(笑)ガセだけど。
ゼファー : あ、そっか。あの人たちは外から来てるわけじゃなくて、もともと中にいた人たちだもんな。
GM : 外にいたときはホントに怪盗だったんですよー
ニイ : でも、中には怪盗という職業はなかった……(笑)
GM : 今は吟遊詩人(それらしさは出せなかったけど)で、レベルは下がるわ狙撃は下がるわで、すっごく出たかったんです(笑)
ゼファー : 苦労したんだね(笑)
GM : でも、「出たさ」はあんまり出せなかったですねー
アリス : 胸の話で押し流された感じ(笑)
GM : 胸のネタ>>>>>出たいと言う切実さ

ニイ : カイマ、腹筋は無事だったのかな……。私はかなり笑ってたけど(笑)






第2話へ←    →幕間へ

適当RPG「3rd edition」に戻る