2007年09月28日

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適当RPG【3rd edition】リプレイ




【第3部】 クルセイド・ウォー・ダンジョン


第7話 VSディンク

  クレース 不思議のダンジョン






《 ソロ=ダンジョン 》
・ソロ=ダンジョンは一人用のダンジョンである。当然一人でしか挑めない。
・ソロ=ダンジョンにトラップはない。
・ソロ=ダンジョンにボス敵はいない。但し、条件を満たすとディンク出現。
・ソロ=ダンジョンでは移動する度に必ず雑魚敵が出現するが、1体のみである。
・ソロ=ダンジョンにおける宝物判定は、迷宮脱出後にまとめて行う。面倒ならば任意のモンスターの宝物判定を行わなくてもよい。故にソロ=ダンジョンにボーナスダイスはない。
・ソロ=ダンジョンに一度潜ると、ひとつの階層につき最低でも3回以上戦闘しなければ脱出することはできない。
・ひとつの階層で3回以上戦闘をすると、下に降りる階段が出現する(もちろん降りなくてもよい)。


クレース : 挑戦者です(笑)
ゼファー : 『がんばれクレース! おひとり道中記』ですね(笑)
カイマ : いってらっしゃい!(ビシ)
クレース : 全部最初の魔法で片付けないとアリスにお仕置きされます…(笑)
ニイ : 敵より先に動いて倒しきるのが魔導師の戦闘の鉄則。白兵まで行ったら危険ね。
GM : ひたすら《戦姫の槍》撃ってりゃ勝てると思うけど、MPがね(笑)






今回の参加メンバー


クレース
魔導師/レベル7
HP39 MP36 TP8
   

ゼファー
聖騎士

イリス
骨董屋






ポンペイ
カイマの使い魔



◆Scene01◆ クレースの旅立ち
GM : なお、ソロダンジョンの基本ルールに加え「ある条件」を満たすと、ソロダンジョン唯一のボスとも言える、小柄な老人「ディンク」が出現します。
クレース : 条件、条件…
ニイ : 条件って…ダイス目にも影響されるの?
クレース : じゃあ無理だな。
カイマ : 無理なんですか(笑)
クレース : 今までの経験から言うと、無理(きっぱり)
カイマ : うはーい(笑)
GM : んー。ノーコメントで(笑)
ニイ : まずは進むしか。
GM : んでは……ティアが作ったゲートに入ることになり、上記の通りの説明を受けました。
GM : 潜る階層については、任意に選んでください。
クレース : 階層あったんですか(笑)
GM : 基本的に、選んだダンジョン、階層の雑魚が出てきますよ(笑)
クレース : 魅了の飛んでこないところに入ろう…
ニイ : わかった。条件はきっと「自分のレベルより深い層に潜る」。根拠ないけど。そして7層より深くに潜って死んでくる(笑)
ゼファー : うわ。ひでえ(笑)
カイマ : 「無理はするなよオッサン…(ほろり)」

カイマ : 一人旅か…(懐かしむ)
GM : 布の服しか出なかったり、せっかく出た目的アイテムを売ったり?(笑)
ニイ : うわーい具体的(笑)
カイマ : それは欠番のはずだー!



 カイマのPL=セニアのPL
 セニアには、そんな欠番エピソードがあるのです。
 そして……一人旅ではないですが、布の服ばかりの旅についてはこちら(笑)


クレース : ファの迷宮5層がいけそうなところでは一番深いな。リスクを考えるとそこが限界っぽい(笑)
ゼファー : ファミリアは?
クレース : そんなものはない!(笑)
ゼファー : 「ホントに一人で大丈夫か? イリス姉ちゃんの体なんだから、無理すんなよ……」
クレース : 「一対一なぶん、お前が以前単独でダンジョン入った時よりは安全だろう」
クレース : 指輪あるし、《瞬間移動》もあるんでけっこういけるかもしれない。

 こうして、クレースの一人旅が始まりました。
 目的は、ディンクを倒すこと。何故ならソロダンジョンのボス、ディンクには、究極のポーション「真なるエリクシル」に何か関係があるという噂があるのです。





◆Scene02◆ ポンペイの最期
GM : では……一部屋め。敵はボーパルバニーです。
カイマ : うさぎー!
クレース : 《狙撃》してくる相手か…(笑)
GM : ポンペイがあらわれた!(笑)
ポンペイ(ニイPL) : 「きゅー?」
カイマ : 「ぎゃー!?」
ニイ : *ポンペイは クレースに ねらいをさだめた*
ポンペイ(カイマPL) : 「そげきゅっ」
ポンペイ(ニイPL) : 「ガルルルルルル」
カイマ : ええええ(笑)

クレース : ターン最初、《狙撃》喰らうしかない。
GM : 《狙撃》は敵にかける魔法タイミングですから、クレースのが早いんですが(笑)
クレース : あ、撃てますか。何故ターン最初と思っていたのだろう(笑)



 * ポンペイは、しにました *(違)


GM : 2部屋目の敵は……ストラングラーヴァインです。
クレース : つる植物……。こんな時に出なくてもいいじゃないか……。
GM : もちろんナギはいない(笑)

 ナギの導入で、ナギは触手の魔物に襲われ、仲間を失っています。プレイヤーはナギと触手の魔物が出会うことでストーリーに何らかの変化が起きるのではないかと考えているのですが、残念ながら全然出会うことなく今に至っているのでした。


クレース : 万が一にも負けられないので《戦姫の槍》を。
カイマ : な、なんだってー(笑)
GM : そこまでしますか(笑)

 さらばつる植物。


GM : で、3部屋目ですが……敵はピクシーです。【奇襲】持ちなので、奇襲してきます(笑) そんな訳でさっそく《狙撃》!
クレース : 期待を裏切らない…(笑)
GM : 13の物理ダメージが飛んできますよ。
クレース : それは素で喰らう。
GM : では、奇襲状態の白兵戦に突入です。敵はピクシーのみ。
クレース : (コロコロ)白兵20、なんとか上回った……

 最初の《狙撃》を乗り切ればあとは問題なく――


クレース : 《疾風の刃》を使ってみよう(笑)(コロコロ)26ダメージ。
GM : それは死ねる(笑)

 ピクシーにも勝利を納めたのでした。





◆Scene03◆ 怪進撃

 さて。1層降りたため、行程は6層になりました。


GM : 敵はヴァルキュリアです。
カイマ : 萌が。

 倒しました。


GM : 敵はトロールです。楽勝ですね(笑)
クレース : 《戦姫の槍》で。

 倒しました。


GM : 敵はティエンルン(笑)
ゼファー : わー、強敵だー(笑)
クレース : やっと弱点をつくことができて満足。《猛吹雪》、TPなしで。

 倒しました。



ティエンルン(ニイPL) : 「♪ルルルンルンルン ルルルンルンルン ルルルンルンルンルンルーン しあわせをもたらすと言われてルーン」
ティエンルン@GM : 「わたしはタツノコですー♪」
ティエンルン(ニイPL) : 「なまえはティエンル…語呂があわなーーーー」(死亡)



 すでに6戦。そろそろ最初に言っていた「ディンクに会うための条件」が再び気になりだす頃に……。



ニイ : 条件は、100人斬り(きっぱり)
GM : ゲェー(笑)
ゼファー : 5層連続突破とか(笑)
カイマ : むりだー(笑)



 しかし、結局未だにディンクは現われず、出てくるモンスターを一匹一匹魔法でぷちぷち潰していくバトルは延々続くのでありました。





◆Scene04◆ 冒険の顛末

 さて、ゼノに仲間を呼ばれそうになってTP入れて振りなおしたり、ワーウルフが「ウォーでがんす」って言ったり、またダメージ足りなくてTP入れて振りなおしたり、ヘルハウンドが「ここほれワギャンワギャ〜ン」って吹っ飛んだりしながら通路を進んで行きます。


クレース : なんかすごく作業だよおおおwww
GM : 確かに、あんまりおもしろくないかもしれん。やってみてビックリ(笑)
ゼファー : しょうがないなあ……、じゃあみんなで『立ち去れ』って言い続けようか(笑)
ゼファー : 壁の顔が「ひきかえせ」「ひきかえせ」とうるさいのです(笑)
GM : 石像「引き返せ…」 石像「引き返せ…」 石像「ぬふぅ」
ニイ : ぬふぅって…(笑)

 そんな時です。


GM : さて。何とか敵を打ち倒して、一息つこうと思った矢先。
GM : 闇の中に、微かにランタンの灯が見える。
クレース : もしかして、当たりか?
ディンク@GM : 「ひょっ、ひょっ、ひょっ……」

クレース : トンベリだったりして(笑)
ニイ : すごくdべりくさい


ディンク@GM : 「見つかってしもうた。逃げるぞい」(笑)
クレース : 「逃がすか!」 TP的にもMP的にもやれるギリギリだな!

クレースの現在の状況
クレース 魔導師 LV7 HP39/39 MP20/36 TP4/8


GM : では、戦闘開始! 敵はディンクのみ!

ディンク
 BL:50 BP:50 MR:1 HP:155
 特殊能力:
 【魔法に弱い】(魔法生物。BPの使用制限がない。魔法ダメージは達成値の2倍のダメージを受ける)
 【臆病者の呪い】(このモンスターは、白兵戦にBPを使うことはできない)
 【逃亡3】(このモンスターは、3ターン目の最後に逃亡する)
 宝物判定
 2〜 :究極の秘薬の製法書(非売品)




 ポイントは【逃亡3】です。時間制限つきの戦闘。3ターンの間にHP155を削り切れればクレースの勝ちという戦いが、今始まりました。


GM : 実はなにげに、BLだけなら最強の敵(笑)
クレース : 魔法は絶対に抵抗されるんだよなあ、これ。ここでTP4、入れます。魔法は《戦姫の槍》で。これで7D+10。
GM : はーい。
クレース : (コロコロ)ひくっ!?
クレース : 達成値は42…倍だと84だけど…
GM : BP入れるまでもなく抵抗(笑)
GM : ダメージは42点。残り113。
クレース : あと2ターンで100以上やらないといけないのか…

 しかしこの時点でもう、TPは使い果たしました。いきなり厳しい状況になってきました。そして続くターンでは……


クレース : 《戦姫の槍》を。(コロコロ)振るわない。29で止まった。
GM : 残り84です。次のターン。
ディンク@GM : 「サック、サック、サックマイディンク」
ニイ : 伝説に残るダイスを振らないと無理になってきた……
クレース : 最後の《戦姫の槍》。(コロコロ)同じく29ダメージでストップ。

 ということで、結局まったく倒しきることはできなかったのでした。


GM : ディンクは3ターン目の最後に【逃亡3】を使用。
ディンク@GM : 「ひょっ、ひょっ、ひょっ……まだまだよのう。こわっぱ。さらばぢゃ」
GM : ディンクは風のようにいなくなった……

クレース : 肩でためいきをつく…
ゼファー : 逃げられたかー
ニイ : すたこらさっさー



クレース : 「……戻るか」



 こうして、クレースの一人旅は徒労に終わったのでした。





◆Scene05◆ クレースの反省会

クレース : あ、せっかくなのでゼファーにソロダンジョンのことを報告しましょう(笑)


クレース : 「例のボスは10体目で現れたが…」
クレース : 「3発だけしか魔法を当てられなかった、……逃亡するボスは初めてだ」
ゼファー : 「ヘー。けど、なんでその爺さんは反撃してこねえんだろうな?」
ゼファー : 「俺ならカイマに一発殴られたら2、3発は殴り返すもんな」
クレース : 「…それが、また倍になって返ってきてループするわけだ。不毛さに気づけ二人とも」
クレース : 「魔法や指輪以外で逃げる時は、反撃も出来ないしペナルティも多いと聞くぞ? だからじゃないのか?」
ゼファー : 「んー、まあいっか。やり返してこないんなら、攻撃に集中できるってもんだしな」
ゼファー : 「それにしても、逃げるまでのあいだに倒さなきゃならないんなら、前座の敵相手には消耗するわけにはいかねえよなあ…」
クレース : 「お前は回復魔法があるから、喰らうこと覚悟で行くしかないのかもな。それか浅い階層でいくか…」
ゼファー : 「そうだなあ…、8層とかの敵が結構良いもん落とすんだよなあ…」(笑)
クレース : 「…死ぬ気か(苦笑)」
ゼファー : 「ま、なんにせよ。その爺さんが持ってるって噂の、究極の秘薬の製法書。こいつは絶対に手に入れてやる」
クレース : 「アヒルの話ではディドロが何か知ってる風だったが、奴に聞く気にはなれんしな」
ゼファー : 「いざとなったら締め上げてでも聞いてやるよ」
クレース : 「締め上げて真実を吐く口を持ってる相手とは思えないがな…」
ゼファー : 「ディドロが話すか話さないかはわかんねえけど、そんなの関係ねえよ。…ただ、イリス姉ちゃんは絶対に死なせない…」
クレース : 「そうだな……今日は、『身体』に負担をかけすぎた。早く休ませよう」(引っ込む)


ゼファー : 「…なあ、イリス姉ちゃん……」
イリス : (ちょっとぼーっとしてたけど)「…あ、ゼファー。なに?」
ゼファー : 「あのさ…」(体のことを聞くに聞けない)
イリス : 「どうしたの? 珍しく深刻そうな顔して…」(ちょっと疲れたのか、椅子に深く背を預けてる)
ゼファー : 「……は、ハラ減ったから、なんか甘いもんでも食べに行かねえ?」(結局言い出せずに)
イリス : (笑)
イリス : 「何悩んでるかと思った…(笑)」
イリス : 「でも、この近くのどこかでね。今日はちょっと、疲れたみたいだから」
ゼファー : 「ああ、任せとけ! この近くの店はあらかた調べてあるから、大丈夫」
イリス : 「あらかたって…食べ歩き、したの?(笑)」
ゼファー : 「いくつかは…。あー、でも店の雰囲気とかで男が一人で入るのがキツそうなところは残してる」
イリス : 「じゃ、そこに行ってみる? ケーキバイキングなんかだと一人はちょっと厳しいわよね」
ゼファー : 「だよなー、一人じゃあ全部は食いきれないもんなー」
イリス : 「そういう問題とは少し違うと思うけれど…(笑)」
イリス : というわけで、後はデートと言うか弟同伴と言うかなほのぼの展開で(笑)

イリス : この二人のほのぼのさが最近大好きー
ゼファー : だからこそ、ゼファーはこの日常を守るために、無茶をします(笑)






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