2007年09月29日
2007年10月13日

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【第3部】 クルセイド・ウォー・ダンジョン


第8話 VSアイドル天使プリンシ☆パティ

  クレース 愛の《戦姫の槍》






 クルセイド・ウォー・ダンジョンの攻略に入って7回も潜ったというのに、未だ倒したボスは7層のデルフのみ。いろんなことがありすぎて、ダンジョン本筋の攻略を忘れてしまったのだろうか。
 否。
 忘れてない。忘れてないヨー。
 言い訳のように8層に潜るパーティであった……
 そしてその最奥部にて、『彼女』が待っている。

プリンサパリティ : 「肉体言語にてお相手つかまつるッ!!!!」







今回の参加メンバー


ゼファー
聖騎士/レベル7
HP49 MP36 TP8

アリス
狂戦士/レベル6
HP48 MP0 TP7

クレース
魔導師/レベル7
HP39 MP36 TP8

ニイ
忍者/レベル6
HP33 MP24 TP7

カイマ
魔導師/レベル7
HP31 MP39 TP8

イリス
骨董屋

 






ポンペイ
カイマの使い魔
   



◆Scene01◆ ジャド 新たなる忍者
GM : では、いつも通り酒場にいると、何やら喧騒が聞こえてきます。

クレース : 「いつも通り」酒場にいるのかこの面子(笑)
ニイ : 珍しいと思う(笑)
ゼファー : なんなら冒険者寮にある冒険者食堂でも良いぞー(何)



 そういうことに、なりました(笑)


カイマ : 「おいちゃんカツ丼ひとーつ」(笑)
GM : 「はぁ〜いカツ丼ですね〜。A定食もB定食もカツ丼だぁ〜」(笑)
アリス : 「……迷宮に、『勝つ』?」
カイマ : 「いや、肉が喰いたいだけ」(笑)
?(ゼファーのPL) : 「こちら前菜のチャーハンになります。後でメインの方のチャーハンもお持ちしますので……」
?(クレースのPL) : 「お前どれだけチャーハン好きなんだァァァァ!!」
カイマ : 「なんだそのチャーハンフルコース」
ニイ : 「私は……ヤキソバパン」
GM : メシを食ってたりすると、喧騒の正体が分かる。イザベリーがバイゼンらに食ってかかっているようだ。
イザベリー@GM : 「あたしはやーよ! なんだって、今さらどこの馬の骨とも分かんない奴を味方に引き入れなくちゃいけないのよ!?」
アリス : 「ご飯は静かに食べませんと、ねえ?」(とか、クレース……今はイリスかな? に振ってみる)
イリス : 「そう言いたいところだけど、こっちもたまに賑やかになるのよね(笑)」
ゼファー : 「なんだ? モグモグ……、またあいつ、ゴクゴク、騒いでるのか……」
カイマ : 「気になるのか?」
ゼファー : 「まあな、メンバーが一人増える。みたいなこと言ってたからな」
ニイ : 黙して食べながら、ライバルパーティにひそかに注意を向けている。
イザベリー@GM : 「大体、盗賊だったらあたしがいるでしょ。あたしの腕前が信用できないっていうの、バイゼン様!」
バイゼン@GM : 「お前を信頼しているのは当然だが……イザベリー。今のお前には魔術師としての役割に専念してもらいたいのだ。そのためにわざわざ、魔楽器ではなくネクロノミコンを使わせているのだからな」
ユーゴ@GM : 「今挑んでいるウォー・ダンジョンで、十字軍の大群を捌きつつ、罠の脅威も除くためには……どうしても新しいメンバーが必要だと、私の方からバイゼンに進言したのですよ」
ニイ : 「向こうもまだウォー・ダンジョンにいるのね…」(ぼそ)
バイゼン@GM : 「幸い、うってつけのメンバーが見つかった。腕の立つ忍者だ。白兵要員とトラップ対策、その両方をフォローできる」
カイマ : (……忍者?)
ニイ : (……忍者!?)
カイマ : ニイのほうをちろっと見るが。
ニイ : 同じくカイマを見て小さく合図を送る。
GM : バイゼンの言葉の直後、酒場にぬっと入ってくる、がっしりした体格の男が入ってくる。背は本来高いのだろうが、ひどい猫背のせいでそうは見えない。腕の筋肉が異様に発達し、まるでゴリラのような印象を受けるね。
バイゼン@GM : 「紹介する。忍者のジャドだ」
GM : ユーゴは微笑みかけて「よろしく」と言い、イザベリーは面白くなさそうに横を向くが、バイゼンに促されしぶしぶ挨拶に応じる。
ジャド@GM : 「なんつーか、女子供のお守りみてーだなぁ。迷宮随一のパーティっつー割にはよ」
バイゼン@GM : 「俺の信頼できる仲間だ。実力は保障する……くだらん中傷は許さんぞ、ジャド」
GM : ニイは……この男を知っている。
ニイ : あわてて気配を殺す。
カイマ : 「(……ニイ?)」
ニイ : 「(カイマには、自分の腕の焼け跡を示して、「ジュレイの者」と合図)」
カイマ : 「(合図に頷いて、顔を伏せる)」
イリス : 「なんか忍者って聞こえたような…」 立ち上がってちょっと近くに寄ってみたり(笑)
ゼファー : 「へー、忍者なんだ……」(近くの席に移動した)(笑)
イリス : 「あの人が? ニイさんとはだいぶ違うわよね」(ひそひそ声で)
ゼファー : 「人ってより、ゴリラだもんな……。きっと必殺技は忍法・ゴリラパンチだぜ?」
GM : ジャドは、バイゼンの言葉に嫌らしい笑みを浮かべて肩をすくめる。そして周囲を見渡して……ちら、とこちらを見た時に、笑みがへばりついた。
ニイ : 「(……聞かれた?)」
カイマ : 「(汗、汗、汗)」
アリス : 「……?」
GM : そんなこんなで、ジャドという新メンバーを加えたバイゼンのパーティは、迷宮へ向けて出発していった。



◆Scene02◆ ニイ 過去からの追跡者
アリス : 「まあ、新たなる力、と言うには若干フレッシュさに欠けるようでしたわねえ」
ゼファー : 「性格は悪そうだな……。気に入らないタイプだ」
カイマ : 「(去ったのを見計らって)……やべえなおい、アレ、できるぞ?」
ニイ : 「(小さくうなずく)あの姿。間違えようもない……」
カイマ : 「……どうする? たぶん気づかれてるが。なにもしてこなかったな」
ニイ : 「……何が狙いなのかわからない。気は抜けない……」
カイマ : 「……言おう、みんなにも」
ニイ : 少し思案して、カイマに頷く。
カイマ : 「(頷き返して)皆、聞いてくれ」
アリス : 「……訳ありのようですけれど」
カイマ : 「さっきの忍者。ニイを追っている流派の一人らしい……だよな?」
ニイ : 「(こくりと)」
ゼファー : 「へー、あれが……。でもその割には、なんにもしてこなかったな……」
ニイ : 「向こうもここに私がいるのに驚いたんだと思う。だから……」
アリス : 「驚いたわけではないでしょうね」
アリス : 「……たぶん、玩具を見つけた感覚なんでしょう」
ニイ : 「……」
カイマ : 「……笑ってやがった」
ニイ : 「……油断できないことだけは、覚えておいて」
アリス : 「油断はしません、ですが、相手を過大評価もしません。今見る限り、あれはそう大した手合いではありません」
カイマ : 「……アリス」
ゼファー : 「ま、玩具感覚でなめてんなら、仕掛けてきたときにせいぜい痛い目を見せてやりゃあ良いんだよ」
カイマ : 「…だな。辛気臭くなってもしゃあねえか」
アリス : 「まあ、あまり気にしすぎないことです、そうしないと……(カイマを見て)禿げますよ?」(何)
カイマ : 「ギャアアア!?」
GM : そんな台詞を言っていると……酒場の向こうに、ハゲた侍の姿が……(笑)

ゴウザ : 「いやいやいや、減給とはひどい話ですよ、そりゃあ……」
スクウィー : 「へーへー、どーせ今回もオレっちがしくじったのが悪いんだ。ケッ」
シオン : 「かっつかつーかつー、おっちゃんかつどーん(笑)」
ジューク : 「バイゼンのパーティ強そうだよなー、あとあの斧のねーちゃんも強そうだよなー」
※彼等の活躍は新兵セッションを参照です


カイマ : 「俺達は俺達で、今やれることをしておくしかない、か。……強くなるに、こしたことはないしな」
クレース : 「向こうもあのパーティにいるうちは、そうそう派手には動けないだろうからな」
ニイ : 「(……なら、いいのだけれど)」 言い知れぬ不安を抱えつつ。



◆Scene03◆ 三度目は正直?

Take01
カイマ : で、どこへ潜るべ。
ニイ : 8層のプリンサパリティを倒せばいい。
GM : では……「クルセイド・ウォー・ダンジョン」8層です。カイマ、ダイスをどうぞ。
カイマ : (コロコロ)1だ(爆) ←行き止まりの玄室

クレース : ……
アリス : ……

カイマ : (コロコロ)イベントは、2だ。
GM : スパイクピットの罠。《飛行》で回避(笑)



 8層への挑戦は、終わりました。一瞬で。



クレース : 入りなおすか…?
ゼファー : ボーナスだけもらって帰ろうぜ(笑)
GM : では帰還。一人あたま12点の経験点をゲッツ。5分で終わるダンジョン(笑)
クレース : この先の道のりに一抹の不安が……



Take02
GM : 潜りなおすなら、ゼファーから振るように(笑)
ゼファー : よし。任せとけ。(コロコロ)よし! 1(爆) ←行き止まりの玄室(笑)
カイマ : なんだってー!?(笑)
GM : そろいもそろって(笑)
クレース : だから、誰が振っても危険だと(苦笑)
ニイ : 言霊がorz
ゼファー : (コロコロ)イベントも1(笑)
GM : トラップもさっきと同じスパイクピットな罠!(爆死)
アリス : ……
カイマ : 「なんか、デジャヴ」
クレース : さすがとしか、言いようがない。
ニイ : ダンジョンが始まらない……
クレース : 同じところに入ったんだな……



Take03
ニイ : 今度こそ、ちゃんと潜る。
GM : ニイ、がんばれ……先行き不安だけど(笑)
ニイ : (コロコロ)6で。分岐を出しました(笑)
GM : よし! 大変結構! 素晴らしい!(笑)
ニイ : ようやく安心。



 しかし安心したのもつかの間、登場したのは――


迷宮商人ヒー@GM : 「へいっ、へいっ、へいぃぃぃ!」

 なのでした(笑)





◆Scene04◆ クレース リコルになる

 今回迷宮商人ヒーから購入したのは「トロールの牙」「火竜の心臓」「吸魂の黄玉」の3点です。結果は、「金額が5倍になる」「ダンジョンレベルが1上がる」、そして余計なお世話ダイス。その結果……


ゼファー : (コロコロ)4でまたもやリコルの腕輪ー(爆) ←槍しか装備できなくなる呪いのアイテム
GM : (コロコロ)クレースの装身具にくっついた(笑)
カイマ : ナンダッテー!(笑)
クレース : これはやれってことかな?wwwww
カイマ : 「……クレース。わかるぞ、わかるぞ(涙)」
ニイ : 「クレースさんじゃ…ない? 気配が、違う……」
カイマ : ……もええええ!?

 何故カイマが萌えるのですか(笑)


GM : 槍しか装備できないということは大魔導師の杖を手放さないといかんということだが(笑)
クレース : ドラグニルがあればな……(二重の意味で)

 槍がないことを嘆くクレースに、しかしダイスの神様は、この後ですごい展開を用意していたのです。それはすぐ次のトラップルームにて。


GM : さっきから、トラップで1しか出ない……
ゼファー : ってことは、スパイクピットだな。誰かボーナス振れー(笑)
クレース : サクサク振ってくる。(コロコロ)5 + 5 + 4の……
ニイ : ダンジョンレベルが上がってるから、ブレイブランスでは?
アリス : 槍キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!(笑)
ニイ : なんてタイムリーにあのお方の時間。
カイマ : 今のクレースにはどう見えるのか。
クレース : 「やっと…槍が、槍がーーー!!! もう放さない、絶対放さない、槍ー!!!!」(笑)
ニイ : 「……誰?」(ずざざざ)
カイマ : 「……姉御?(ボソ)」
ゼファー : 「おーい。クレースー……?」(笑)
GM : ご乱心(笑)
クレース : 「………………」
クレース : 「勝手に口が喋ったり身体が動いたりする気持ちが、今わかった……」
カイマ : 「……わかる、わーかるぞー(涙)」
クレース : 「……あれだ……どんどん先に進むぞ」(言いつつ、槍をしっかり抱きかかえている)




◆Scene05◆ クレース 槍に悶える

 さて、それでもダンジョンは待ってはくれません。


GM : お。今度は魅惑の宝の罠が……(笑)
カイマ : 罠祭りか、今日は。
ニイ : う。それは…《七つ道具》使って解除を試みます。ちょっと今日の出目は心配なので、TPも1点。
カイマ : 変な波がきてるからな……。
ニイ : (コロコロ)達成値40で解除(爆)
クレース : 波がへんな風に来てる。
クレース : 「せっかく槍持ったのに一回も振るえないのも嫌! ボスだと回復ばっかだもん!」
カイマ : 「(懐かしいものを見る目)」
クレース : 口押さえてうつむきながら、列の最後尾へ……(笑)

 そんなクレースの不安を解消するかのように、次の部屋ではデスイーター4体が登場したのでした。


デスイーター@GM : 「死の世界はいいぞぉ〜病気も試験もなぁい……」(笑)
ニイ : 「健康そうにも見えない……」

デスイーター ZL10 MR28 【不死の力】【妖魔の力】《灰燼化》


カイマ : やるか。爆裂するか。
クレース : 「爆裂すると槍振るえないけど! 槍振るえないけど! これがドラグニルだったらいいのになあああああ!!!!」
ニイ : 「……誰?」(ずざざざざ)
クレース : 「早く……終わらせてしまおう」(珍しく、結構ダメージ来てる)

 カイマの《爆裂究極》で2体。ニイの《狙撃》で1体。たちまち残るはあと1体です。


ゼファー : あとはもう白兵で良いだろう。
クレース : 「刺していい? ねえもう刺していい? あ、その前にアリスは魔法いらないの?」
クレース : (壁に槍をガッガッ)(リコルとは別の意味で)
アリス : (ほろり)

 ですいーたーはしんだよ。





◆Scene06◆ じゅんびは ばんたんだ?!

 現在は、クルセイド8層のボス部屋の前にいます。



ゼファー : 今日のボスは一発死があるんだよな……
ゼファー : みんな、魔石って何個持ってる? ちなみに俺は一つも持ってない!(笑)
アリス : 私も持ってませんね、魔石。
GM : 誰かにもらっとけよ(笑)
クレース : 魔石は同じくない…
ニイ : 魔石なら私が……あ。
ニイ : ……ない。



 と、いうことで。


カイマ : 準備完了だな。
アリス : クレースからハイMPポーションを預かっただけで。

 とても準備不足な人たちでした(遠い目)



 さて、最後にもうひとつの選択が残されています。
 「不死の秘薬」。
 ボス戦を前にして、デルフから手に入れた【不死の力】を得られる秘薬を使うかどうかです。


カイマ : 「不死の秘薬はどうする?」 《灰燼化》が効かなくなるんだよな。
ゼファー : そのかわり、お供の《破邪の光》がメチャクチャ痛くなる(笑)
ニイ : 「不死の力を得られる薬……」
ゼファー : 「不死ねえ……、つまんなさそうだしなあ……」
ニイ : このまま、挑む? 人として。
GM : 人として挑むか、武具として挑むか。
GM : 武具として挑めば、そなたらの人としての命は終わろうな(笑)
カイマ : 染まりすぎだぞ皆の衆(笑)
カイマ : ……リスクとしては、使ったほうが少ないと思うのだ。
ゼファー : 不死になんかなったら、上の階で会った奴らみたいになりそうで、嫌だな……
アリス : 私は人間ですからね。人間のままで結構です、とか。
ゼファー : 赤い血の流れる、人間だからな(笑)
アリス : にうたいぷになる前に出来ることがあるのですよ(何)
カイマ : 「いや、俺はその……やっぱ、俺としては、死ぬ危険性が少ないほうを挙げとく」
アリス : 「では、私は敢えて……有利不利を越えて、否、と答えましょう」
カイマ : 「…俺は、死ぬトコみたくねぇよ?」
アリス : 「私も見たくありませんよ?」
カイマ : 「怖くねぇの?」
アリス : 「怖いですよ。でもね……」
アリス : 「私が私でなくなる方が怖いですから」
カイマ : 「……皆も、そうなのか?」
ニイ : 「私は……死ぬのは怖い。けど、今まで遭遇してきた【不死】の者たちを見ると……」
ゼファー : 「俺は、死ぬ恐さより、死ななくなって自分の知ってる人がいなくなっていく方が恐ええよ……」
ゼファー : 「それに……『傷の痛さ、死の恐怖を知っているから、人は他人にやさしくなれる。』ってテオも言ってたそうだぜ?」(笑)
カイマ : 「……クレースは?」
クレース : 「『借り物』の身体にその薬を使うかどうかの選択権は私にはない」

 結局こちらも使用しないことに決まり、いざボスのもとへ!





◆Scene07◆ アイドル天使プリンシ☆パティ
GM : ……部屋の中からは、何かに浮かれたような熱狂する声と、奇妙な歌声が聞こえる。
カイマ : なんだ! Gアンか!?
ニイ : ……リサイタル?
???@GM : 「弱☆肉☆強☆食 テュラリルラ〜♪」
アリス : ……
アリス : それは女王じゃないだろう、と(何)
GM : 妙にロリっぽい声をした神々しい天使と、それに完全に魅了されている十字軍の指導者たち。そんな異様な光景に出くわした。
GM : 具体的にはこんな歌ね(笑)

 GMが示した歌はこんな歌でした。
 大魔法峠 弱肉強食テュラリルラ


カイマ : 俺達は本能的に感じた! ……狩られる!
プリンサパリティ@GM : 「あら? お客様が参られたみたいね」
プリンサパリティ@GM : 「はじめまして! あたしはみんなのアイドル天使、プリンシ☆パティよ! よろしくね♪」
クルセイダーロード@GM : 「ジーク☆パティ!」(目がイッてる)
アリス : 天使のような悪魔の笑顔……(何)
ゼファー : 「外への道を通すために、ここを突破しなきゃなんねえから、通してくれ」
プリンサパリティ@GM : 「フン……欲しいものがあるなら、力づくで奪い取るもの。それがこの戦国乱世の習いよ」
プリンサパリティ@GM : 「そんな訳でぇ〜、社会のクズのくせに勝手な事言っちゃダメよ♪ さあ愚民ども、このカスをシメちゃって♪」
クルセイダーロード@GM : 「イエッサ!」
ニイ : 「情報収集とかいうレベルの相手じゃない……」
カイマ : 「というか話したら負ける気がする」
クレース : 「もう……何も聞かずに始めよう。な」
ニイ : 「……肉体言語を望むなら、応えるまで」
アリス : 「神を殺せ、と。いいでしょう、これより私は……神戮となりましょう」(こっちも別の意味で目が据わってる)
アリス : 「人に会っては人を斬り、神に会っては神をも斬る……」
カイマ : 「……ゆくぞ、人間として」



◆Scene08◆ 第一ターン 目には目を 灰には灰を
GM : 戦闘開始です。敵は権天使プリンサパリティ、クルセイダーロード×5!
ゼファー : クルセイダーロードは軍団ついてるけど、数は倍にならねえんだな?
GM : ボス戦ではないです。
ニイ : 意外とファンが少ないアイドル……

プリンサパリティ BL12 BP12 MR70 HP120
【神々の力】 神族。1ターンの間に敵にかける魔法と白兵戦を行える。魔術判定は3D6+BLで計算する。また、すべての判定ダイスが「強打」扱いとなる
《灰燼化》 敵にかける魔法扱い。白兵戦参加者は目標値19の抵抗判定ダイスを行う。失敗すると【死亡】する。
【麻痺】 白兵戦でHPダメージを与えると【麻痺】を与える
【親衛隊】 常にクルセイダーロード(雑魚No.06)を(パーティの人数)体連れている。


クルセイダーロード ZL9 MR20 《破邪の光》【強奪】【軍団】



GM : 敵の攻撃手は……プリンサパリティが《灰燼化》、クルセイダーロードのうち2体が《破邪の光》、1体が【強奪】の予定。
ニイ : 私は《目くらまし》を予定しておく。
カイマ : 俺は…あえてTP4入れて《灰燼化》はどうだろ?
ゼファー : 杖分の修正があるからカイマの方が確率は高いかな。
カイマ : クレースも杖は同じはずだが。
クレース : いや……。
クレース : ブレイブランス、なんだ……今(苦笑)
GM : リコルの腕輪の呪いがー!?(笑)
ゼファー : じゃあ、クレースはアリス姉ちゃんに支援魔法で(笑)
ゼファー : じゃあ、抵抗と白兵能力を上げつつ、《灰燼化》をじゃまして、逆に灰にする作戦で(笑)
GM : あっという間に切り伏せられそうな悪寒(笑)
クレース : とにかく……《灰燼化》を成功させよう。
ニイ : そこが一番の肝。
ゼファー : 6D振って10出なかったらもう笑うしかねえよ(笑)
アリス : もしそんなことになれば……神。邪神だけど(何)
プリンサパリティ@GM : 「弱★肉★強★食 チュパカブラ〜♪」
カイマ : 「あえてリスクでかいほう選んだんだ、失敗してたまるかい」
カイマ : 「消えうせろ――!」(コロコロ)35。やりました。
クルセイダーロード@GM : 「……!」 ばしゃっ。
GM : 十字軍たちは一瞬で灰となり、消えた……
ゼファー : 「使っといて何だが、あんま気持ちの良い魔法じゃねえな、コレ」
ニイ : 「……これで貴女の取り巻きは、いなくなった」
プリンサパリティ@GM : 「もうっ。そんな事する子は死を以って購いよ♪ リリカル・トカレフ・キルゼムオール♪ 交通安全の神様よ、このカスどもを殺っちゃって♪」 彼女も同じく《灰燼化》を使う。
ニイ : そこに《目くらまし》を使う。「忍法 群集隠れ」 一瞬熱狂的なファンの幻に囲まれたり。
プリンサパリティ@GM : 「そんなっ……あたしの魔法が通じない! ならば……ならば……」
プリンサパリティ@GM : 「肉体言語にてお相手つかまつるッ!!!!」



◆Scene09◆ クレース 槍三昧
クレース : もう白兵で負ける気がしないが…《聖なる刃》か《魔力付与》、いるか?
アリス : どちらでも……(薄く笑う)
クレース : なら…ありあまるTPに期待して、《聖なる刃》を。
ゼファー : じゃあ、俺は自分に《魔力付与》だ。
GM : では白兵開始。プリンサパリティはBPを4点使用。
GM : (コロコロ)119もいった(笑) 「エンジェル・スコーピオン・デスロック!!」
アリス : では、TP3入れて……更にバーサーク。「我は此より修羅に入る!」 9D6+24の強打、と。
アリス : (コロコロ)……修羅はあまり向いていなかったのかもorz 65。
カイマ : 修羅はやめたほうがいーよ(笑) 《修羅の力》編で修羅をネタにした人
クレース : 「ボスにねえ、槍で攻撃できるなんて思わなかった…せっかくだしTP3ぐらい」
カイマ : オッサンが前に出たー!
クレース : (コロコロ)入れても振るわない…27…orz
ゼファー : TP4点入れて、《不意打ち》使う。10D+16の強打。行くぜ、ゴー!(笑)(コロコロ)
アリス : ゼファーが……!
GM : ゼファーのくせに(笑)
ゼファー : 65点(笑)
GM : 合計で157対117。40ダメージですね。致命傷にはまだまだだね。次のラウンド。
アリス : 「まだやるかい?」(それは違う)
ゼファー : 一斉に、《爆裂究極》打ち込んだら倒せそうだな(笑)
カイマ : オワタ(笑)

 次のターン、カイマの《爆裂究極》が41のダメージを与えます。そして――


カイマ : よしクレースのオッサンいけいっ
クレース : TP4、入れる。……《戦姫の槍》
カイマ : 此処まで来て槍かー!(笑)
クレース : (コロコロ)こんな時に一個も回らないーーー!!! 25…倍で50ダメージ。
カイマ : しかしそれでも倒したぞ!
プリンサパリティ@GM : 「いたぁぁぁい……の」(消滅)

カイマ : 「…いけるもんだな」
ゼファー : 「当たり前だ。人間やろうと思えば、出来るんだよ!」



 こうしてクルセイド・ウォー・ダンジョンの攻略にまた一歩近づくサードパーティでした。





◆Scene10◆ もうひとつの忍

 さて、この日はまだひとつの出来事を残していました。それは……


カイマ→GM : 皆でダンジョンから町に帰る途中、ニイは、僅かな殺気を感じる。
ニイ : 「……!?」(僅かに反応して殺気の方向を探る)
GM : 後方、木の影から弓を構える影。《狙撃》が飛んでくる。
ニイ : 《間一髪》! 間に合う?
GM : 間に合う。しかし。
カイマ@GM : 「……っ」
カイマ : 倒れたのは、カイマ。
アリス : 「……どこから!?」
ニイ : 「……くっ」 私にじゃ、なかった?
クレース : ……カイマに駆け寄る。
GM : 間を置かず、気づかれたことに気づいた黒ずくめの影が逃げようと踵を返すけど――追う?
アリス : 追いつけるものでもないでしょう。まずはカイマの様子を見ませんと。
ニイ : ……ターン最後に《死毒の刃》はできませんか?(笑)
GM : …できますよ?(笑)
ニイ : じゃあ、《死毒の刃》を影に飛ばします。
GM : では、影は倒れた。カイマは《気絶》している。
ニイ : (コロコロ)……達成値が、10しかないorz TP使い果たしたから!(爆)
ゼファー : 倒れたのか(笑)
GM : え、演出だからいいや(笑)
ニイ : 「カイマをお願い」 とクレースさんに言いおいて、私は用心しつつ倒れた影を確認に。ほかに気配は?
GM : 他に気配は…今は無い。近づいて、何を確認する?
ニイ : 倒れている「影」に見覚えや、目印は?
GM : 一目で分かるのは、ジュレイではないこと。
ニイ : 「……違う」
ニイ : イザリかどうかは私にわかりますか?
GM : 確証は無いですが、イザリの特徴に良く似ています。
忍@GM : 「……く、忍びのものがいるとは」
ニイ : 「カイマを狙う貴方は……何者?」 喉元に刃をつきつけ、返事は期待せずに問うてみる。
忍@GM : 「……貴様こそ、何故邪魔をする」
GM : そう呟いて、忍びは口に仕込んでいた何かを飲み込む。…自殺用の毒だ。
ニイ : 「………」 構えていた刃を下ろす。忍の末路を見届けて立ち尽くしてるけど。カイマの方の様子は?
クレース : とりあえずカイマを回復してみる。《復活》はちゃんと効果出るか?
ゼファー : 「おい! 起きろカイマ、何勝手に倒れてんだ!」
カイマ : 「……うー…」
ゼファー : 「驚かせやがって……」
カイマ : 「……え、俺、なに?」
ゼファー : 「マヌケ面さらして歩いてるところを、いきなり撃たれたんだよ……」
カイマ : 「に、ニイは無事かニイは!? ……て、いてぇぇ」(ぐばっ)
ニイ : 他に危険がないことを確認できたら、一旦皆のところに戻ろう。
カイマ : 「ニイ! 大丈夫か!?」
ニイ : 「……雑魚だった。《死毒の刃》が通じたから」
ニイ : 「……ただ」
ニイ : 「ううん。………実際に見た方がいい」
カイマ : 「……?」
GM : カイマは起きて、ニイの後に付いてシノビを確認する。
カイマ : 「……(呆然としている)」
ニイ : 「私は抜けたから、同じ一族に狙われてる。けどカイマは…何故…?」
ゼファー : 「…………、カイマのとこの一族なのか?」
ニイ : (うなずく)
クレース : 「どういうことだ……?」
ニイ : 「ためらいなくカイマを狙ってきた。私ではなく」
GM : カイマはそのままフラフラと立ち上がり、それきり口を利かなくなった。
クレース : 「わざわざこんなところに入り込んでまで、か。最初からここにカイマがいると知って来た…と思ったほうがよさそうだ」
ニイ : 「うん。……こんな達成値10の《死毒の刃》に倒れる雑魚が1人で来てるとも思えない
GM : こだわるなっ!(笑)
ゼファー : 「外に誰も出れないのに、なんでここにカイマがいることが分かったんだろうな?」
クレース : 「外界と遮断されて外との接触ができない反面、外部には決して情報が漏れるはずはないのだが…」
ニイ : 「あいつも……カラマツも、『取引』した、と言っていた…」
ニイ : 「カイマの素性が、どこかから漏れている……?」

 ジュレイの忍、ジャドの出現。そしてカイマを狙う忍。
 ニイは、行く先に待ち受ける不吉なものを感じざるを得ませんでした。






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