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【ダンジョン日報】 第9号 06年03月02日

『武士、廃業か!?


 上級職「武士」が消えた。
 武士に代わる職業は「侍」。廃業した武士たちは、そろって侍になった模様。
 これも時代の流れか。




今回のトピック 『ぬけがけデートスポット』

 低レベルすぎて誰も訪れなくなった第1層は、冒険者たちにとって格好のデートスポット。
 クロース見つけてカジュアルな着こなし。
 イチャモンつけてくるグレムリンを追い払い。

 おやしかし、ブレイズの機嫌はだんだん悪くなっていく。

 ……別れの名所と呼ばれる日も遠くはないだろう。


今回の主な変更点
・上級職『武士』が『侍』になった。



GM : えー、今回は。ある程度成長したら、2人とかでも低レベルダンジョンをクリアできるか? という実験をしたいと(笑)
ブレイズ : 「二人で潜るのか」
GM : きちーのセニアは、1レベルの忍者です。
セニア : 「じゃあ、一階で小手調べしよう。成長したあたしを見せてあげるワ!」
GM : はい。ではダンジョンレベル1でっす。


◆玄室A・C◆ 1階ファッションフロア

 玄室A。低レベルだけにトラップは難なく解除。
 で、何をゲットしたかというと。


GM : クロースです(笑)
セニア : 普通のものだ(笑)
ブレイズ : 「アホタレ」
GM : まあ、地下1階なんてこんなもんだよw

 玄室C。低レベルだけにトラップは難なく解除。
 で、何をゲットしたかというと。


GM : クロース(爆)
セニア : 「二枚目」(笑)
ブレイズ : 「俺は服漁りに来たわけじゃないんだが?」
セニア : 「ブレイズの機嫌がどんどん悪くなっていくね」(笑)

 その後玄室Cで2人に絡んできた6匹のグレムリンは――


ブレイズ : えーと。計30だ。
GM : ブレイズ一人で倒せてるな(笑)

 あっさり蹴散らされた。


ブレイズ : 俺が2回回るとは。この後ボスで死ぬのか?(おい)


◆玄室E◆ ひ弱な大学生? マーフィー現る
GM : では、奥にまた扉があって…何やら奇妙な雰囲気をかもし出している。
ブレイズ : ボスか?
セニア : かなぁ?
GM : では、現れたのは不気味な大学生の亡霊……マーフィーズゴーストでっす。


ブレイズ : ターン開始時に《加護》、味方にかける魔法タイミングで《聖なる刃》をセニアに。

【神聖魔法】 2レベル
《加護》 ターン開始時に宣言。戦闘中、味方全員の実ダメージを1軽減する。
《聖なる刃》 戦闘中、味方1体の戦闘判定ダイスを1個追加する。

※なお、この時はスルーしてますが、1ターンに2つの魔法を使うことはできません。


セニア : 《狙撃》するよ。モチ。
GM : んじゃセニアの《狙撃》から。
セニア : (コロコロ)ダメージは13発。
GM : その程度では死にません。では肉弾戦ー。


セニア : (コロコロ)ダメージは56発。
ブレイズ : (コロコロ)俺が21。
GM : 77対35…42ダメージ。吹っ飛んだ(笑)
セニア : やったネ!
ブレイズ : まぁ、当然の結果だが。


◆帰還後◆ レベルアップ?

 今回のデートで、2人ともレベルアップ。
 その結果。


GM : おおー。ジーナよりHPあるじゃん!(笑)>ブレイズ
セニア : 「おめでとうっ、マッチョの仲間入りだね」

 しかし、2人の仲がレベルアップしたかどうかは定かではない。







今回のトピック 『ここはドッペルゲンガーの呪い』

 そのダンジョンは、今までとは様子が違っていた。
 どこまでも延びる通路、通路。
 入ればすぐに行き止まりというパターンに慣れすぎた冒険者達を翻弄する、分岐、分岐、分岐。

セニア : 呪いだ…。ドッペルゲンガーの呪いなんだー!?

 ドッペルゲンガー亡きウサギ小屋は、広かった……。





◆ダンジョン外◆ ドッペルゲンガーなき5層へ
シーマ@GM : 「ねえ。セニアがレベル2になったならさー。あたしが加わればもうちょっと深い階漁れるんじゃない?」(笑)

 というわけで、今度はシーマとテオを加え、一気に深いところに向かうことに。


セニア : 「いけるいける、トラップ気をつければ」(笑)
シーマ@GM : では、こないだドッペルゲンガーを倒したレベル5のダンジョンです。
テオ : 「そうそう、倒したんだ、かなり圧勝で!」
セニア : 別名ウサギ小屋。
シーマ@GM : なお、ボスがいなくなった今、ダンジョンの広さの制限がなくなっています。
シーマ@GM : 「ボスがいなくなった今、どんだけ広いダンジョン作れるかにかかってるわ!」(何)

 この時は、皆、シーマの言葉の意味するところを軽く考えていたのである。




◆玄室D◆ セニアは玄室好き?

 ダンジョンダイスを降りながら、順調に通路を進んでいく。
 そしてセニアの番。ダイスを振った結果。


シーマ@GM : げんしつー。ドア数とイベント決めれ。
ブレイズ : 玄室好きだな、お前はよ!
テオ : 今日何があったよ(笑)>玄室好き
セニア : 玄室の数だけブレイズの機嫌が悪くなってく(笑)
ブレイズ : お前がクロース出さなきゃいいんだよ。
シーマ@GM : 玄室出ないとアイテムも出ないしw

 しかしこの時、彼らはまだ気づいていなかったのだ。
 玄室なき迷宮が、いかに過酷なのかを。
 さて、玄室のイベント終了後は、宝物判定である。


シーマ@GM : セニアは光る鎖帷子。
セニア : 「ほ、ほら!クロース以外出たよ!」
シーマ@GM : 「良かったわねブレイズ」(笑)
ブレイズ : 「あーよしよし。おまえはえらい」(なでり)>セニア
テオ : 今日何があったか大体わかってきたよ…


◆通路G〜M◆ ここはドッペルゲンガーの呪い

 途中の玄室でアイアンゴーレムとドラゴンパピーをあっさり血祭りに上げ、通路を進む一同。
 様子がおかしいと気づき始めたのは、延々と続く通路に入ってからのことだった。


シーマ@GM : セニアがダンジョンのダイス振って。
セニア : 3だね。
シーマ@GM : まっすぐ。次ブレイズ。
ブレイズ : あ、5だ。
シーマ@GM : T字路だねー。
シーマ@GM : テオ振ってー
テオ : うん、6(笑)
シーマ@GM : T字路ですぎw
テオ : ずっと右に行ったらアンモナイトみたいなダンジョンになるかもしれない。

 ここまではまだ笑っていられたのだ。ここまでは。


シーマ@GM : 右いったことにしてせにあダイス振れw
セニア : 5ぅ
シーマ@GM : T字路だけど右が潰れてるw
セニア : じゃあ左だねぇ
シーマ@GM : 左に行った。ブレイズ振ってー
ブレイズ : 6だw
シーマ@GM : 「玄室が出やしねえ」(笑)
ブレイズ : 「おかしい。あまりにも1と2が出んぞw」
シーマ@GM : 「どーなってんだ」(爆死)
テオ : 「戻る自信がそろそろないな、このダンジョン」(笑)
シーマ@GM : んじゃ左に行ったってことでテオー
テオ : …あの…5…
シーマ@GM : 「いいかげんにしろっぴ!」(爆)
シーマ@GM : つーか5と6しか出ない…
セニア : 「呪いだ…」
セニア : 「きっと、ドッペルゲンガーの呪いなんだー!?」
シーマ@GM : セニア振れw
セニア : 5なんだけど!?
シーマ@GM : お前ら(爆死)
ブレイズ : 「シーマが始めの頃に「最長ダンジョン」がどーとか言うから言霊が作用してんだよっ!」(w
シーマ@GM : 「なんか広すぎて、ダンジョンクリア不可能なよっかーん」(爆)


◆玄室N◆ 呪い未だ止まず

 そんな状況にも、ついに終わりが訪れた。


シーマ@GM : ぶれいずー。たしけてー。
ブレイズ : (コロコロ)あ、玄室出た。

 出てきたモンスターはライフスティーラー
 しかしここで新たなる呪いが発生。
 テオが回線落ちのトラブルに見舞われてしまったのだ。


ブレイズ : ……テオが落ちたぞーw
セニア : あれ?
ブレイズ : 主戦力が欠けたw
セニア : 大変じゃん!

 一時はどうなることかと思われたが、その後何とかテオ復帰、そしてライフスティーラーは一瞬で葬り去られたのだった。




◆玄室O◆ 強制終了モード発動
シーマ@GM : さて…んじゃ右にドアが…いい加減このダンジョン飽きてきたなw
ブレイズ : GM権限でなんとかしてくれw
シーマ@GM : んじゃ、次玄室が出たら、ちょっとしたイベントを起こそう。テオ振ってね。
テオ : 1! 1だよ(笑)
セニア : やったぁ!
シーマ@GM : 「玄室フォー!!」


シーマ@GM : という訳で、玄室なんですが、ドアにこんな事が書いてあります。
ドア@GM : 「えー、あんたらのダイス歪みすぎです」(爆)
ブレイズ : 「やかましい」
セニア : 「ダンジョンに文句言われちゃった」(笑)
テオ : 「不可抗力だー!」
ドア@GM : 「なので、この玄室突破したらクリア扱いにしてあげますから、次のうち好きなコース選んで下さい」
 「1.モンスターのダイスを2回振る」
 「2.地下7階のボスが出る」
 「3.地下1・2・3階のボスがまとめて出る」

ドア@GM : 「決心ついたら大声で番号叫んで、それから開けてね♪」


テオ : 7階のボスはデルフだ。かなりヤバそうだ
ブレイズ : 【石化の視線】があるな。ついでにライフスティーラーも付いてくる。
セニア : 1か3だねぇ
テオ : 雑魚が沢山と、ボス3体か
セニア : 3が美味しいね…
ブレイズ : 3だな。
テオ : おっけい。
セニア : よっしゃー。


◆玄室O◆ ボスラッシュ
シーマ@GM : では、ボス戦でっす。敵はマーフィーズゴースト、スモッグビースト、ガスドラゴン
ブレイズ : ターン開始時に《神の衣》! 抵抗力にダイス1個付加。
シーマ@GM : 「そーね。んじゃ、全力で《火球爆発》いっちゃいます。万一しとめ損なったら《狙撃》よろ」

【古代語魔法】 4レベル 《火球爆発》 敵1グループに魔術判定の達成値分のダメージを与える(火属性)。



 この《火球爆発》が炸裂! 78ものダメージを与えて、一撃でスモッグビーストを吹っ飛ばす。


シーマ@GM : では、ガスドラゴンが【毒の息】を吹いた!

 しかしブレイズの《神の衣》の効果で抵抗力は上がっている。全員抵抗に成功。


シーマ@GM : じゃ、全員1D6+6を半分にしてダメージ受けてね。抵抗したので食らっても毒はなし。
ブレイズ : 《魔法の盾》忘れるなよー

【神聖魔法】 4レベル 《魔法の盾》 セッション中、味方全員の実ダメージを2軽減する。


シーマ@GM : 端数切捨てだから2点しか受けないw
テオ : こっちも2点だ。ダメージって久しぶり(笑)

 そして肉弾戦。敵の攻撃力は85。対するこちらはブレイズが24、テオが《聖なる刃》の助けも借りて何と41。合計65で、20ポイント負けている。そして残るセニアの出目は低く……。


セニア : 《フェイク》! ←盗賊の技能。判定を振り直しできる。
セニア : 29。
テオ : 通った!

 ガスドラゴンにダメージを与えた。




◆玄室D◆ 決着

 そして次のラウンド、一気に決着の時。


シーマ@GM : シーマは《壊呪》!
セニア : それ魔法?
テオ : 《壊呪》【不死の力】を持つ敵1体に魔術判定の達成値×2のダメージを与える。

 TPを使った強力な《壊呪》で、一撃でマーフィーズゴーストを吹き飛ばす。
 こうして残る敵はガスドラゴン1体に


シーマ@GM : で、ガスドラゴンが再び【毒の息】!
セニア : 消そう(笑)
セニア : 《目くらまし》! 煙幕どかん。

【盗賊の技】 6レベル 《目眩まし》 「敵にかける魔法」扱いの攻撃を1つ打ち消す。1セッションに1回まで。



 そして最後の肉弾戦。《聖なる刃》でダイスを増やし、《不意打ち》でクリティカル値を下げたセニアが1人で50を叩き出し。


シーマ@GM : たけえ(爆)108対50…吹っ飛んだw
セニア : ニンニン!

 ボスラッシュ3体は、意外なほどあっけなく片付いたのだった。


テオ : 《不意打ち》羨ましいなー。


◆帰還後◆ 戦士ジーナの遅すぎる到着

 彼らが報酬と経験値の計算をしていると、ジーナが来た。


ジーナ : 見事に寝過ごしたものね…(苦笑)
ジーナ : なんて言うか……。成功して帰ってきた冒険者のテーブルをうらやましそうに見ながら一人酒をあおってるわ、私は。(何)
ブレイズ : ジーナ、借金を返すぞ。500Gに色付けて542Gで(何)
ジーナ : ずいぶん儲けて帰ってきたようね。
テオ : 凄まじく長いダンジョンだったんだw ダンジョンが音を上げるほど。
シーマ@GM : 「ほーっほっほ、ついに7レベルよぉ!」
ブレイズ : 「……キャラ違うぞシーマw」
セニア : 「おかげさまで4レベル!もう、皆と一緒に潜れるよ」
ジーナ : 「♪転職したのに追い越され〜 泣くのが嫌ならさあ潜れ」(さめざめと歌っている)
ジーナ : 「本当にすぐ上がってるものね。追いつかれそう」(苦笑)
シーマ@GM : セニアは実は、さっきブレイズとデートしてたんだよw
ジーナ : デート…ふうん、若いっていいわねー。(何)
ブレイズ : セニアが「二人だけで抜け駆けしよう」と言うんでな(しれっと)
セニア : 呪われてたね…
テオ : その時はクロース祭りだったらしい
ブレイズ : まったくだ。置いて帰ってやろうかと思ったわ。
ジーナ : ……なるほどね。
ジーナ : 私とヒーあたりが一番レベル遅れてるのかしら。私も多少追いつくために抜け駆けしようかしら……(何)
ブレイズ : ヒーは何時来るか分からんしな。俺が暇なら付き合おう。
シーマ@GM : こうして、低レベルダンジョンをデートスポットにするカップル冒険者が増えたのであった(何)
ジーナ : 「ふ…、デートスポットね。ちなみに私、実は既婚なんだけど」(設定上(笑))
セニア : へええ、ジーナ人妻だったんだね。
ジーナ : ま、ろくでもないダンナだけどね。



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