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【ダンジョン日報】 第10号 06年03月03日

『ダンジョンがよりシビアに!?』


 本日未明、ダンジョンの危険度がより高くなったことが、帰還した冒険者の報告で明らかになった。
 新たに追加された即死系の罠『テレポーター』、かかったが最後、呪われっぱなしの『魅惑の宝』、2グループのモンスターが出現する「モンスター&モンスター」。
 相次ぐボスの撃破に、ザトンも業を煮やしたようだ。ただでさえ危険な下層域に、さらに危険な罠は待つ。




今回のトピック 『ウィスプ! そしてウィスプ!』

 ダンジョン改変の目玉、モンスター&モンスター。
 ただでさえ強敵ウィスプにモンスター&モンスターが発動してさあ大変。
 しかもウィスプばっかり2グループ。
 新たに騎士となったばかりのテオたちに勝ち目はあるのか!?


今回の主な変更点
・ダンジョンのイベントダイスの内容をマイナーチェンジ。
・深い階層用の新たで危険なトラップの設置。




◆ダンジョン外◆ 今日はどこに潜る?
シーマ@GM : ダンジョンレベルはいくつにしますか?
セニア : 6かな…。ダメージ系は甘んじて受ける覚悟で居て? みんな。
テオ : 行くか…(笑)クリアしなくてもとかいう気持ちで。


◆玄室A◆ 熊の穴ひとつ
シーマ@GM : いきなり行き止まりダー!?(爆) イベントダイス振れw
セニア : 4。
シーマ@GM : モンスター出現。
シーマ@GM : ワーベアが4匹です。
テオ : いきなり【凶暴化】じゃねーか!!w

ワーベア ZL7 MR14 【凶暴化】【病気】
  2〜6:なし 7〜9:獣人の血(300G) 10〜:熊の手(600G)
 【凶暴化】……バーサークまたは変身する。肉弾戦の間に限り、MRを2倍で計算する。
 【病気】……ダメージを受けると【病気】。治療されるまで、あらゆる判定ダイスが1個減少(最低1個)し、かつ1ターン、あるいは1シーンにつきHPが3減少。


セニア : 《狙撃》しますっ。(コロコロ)20
シーマ@GM : 1匹吹っ飛んだ(笑)
セニア : よし、好調だぞポーションの瓶。
テオ : いつ使った瓶だよそれw(既にポーションの瓶については突っ込まない)

 そして残りをシーマが全員寝かしつけ、緒戦は勝利に終わった。




◆玄室A◆ 2人の僧侶
テオ : 「じゃあ、あれだ、帰ろうか」(笑)
セニア : 「帰って、またくるか」(笑)
シーマ@GM : 「え? 何言ってんの? 地下に降りる階段あるよ?w」
テオ : 「降りるのは絶対嫌だー!!」
セニア : カクカク(激しく頷いている)

 と、このタイミングで僧侶ブレイズ登場。そしてもう1人の新戦力も――。


ブレイズ : こんばんはだ。ちっと準備するから待て。
シーマ@GM : 「ほらほら、僧侶も来たじゃない。ちなみにサンプルキャラたちは7階で悪のサーベル拾ったらしいわよ?」(笑)
シーマ@GM : 「しかも、今日は特別にもう一人僧侶連れてきたわよ!」
セニア : 「そ、僧侶二人体制…デスカ」
マリア : 「こんばんは。マリアと申しますわ」
セニア : 「あ、なんかまともな格好の僧侶さんが!」
テオ : 「こんばんは。いきなり階層7まで潜ることになってる次第ですよ」(汗)
セニア : 「あ、あたしセニア。忍者だよよろしく。ニンニン」
マリア : 「ふつつかものですが、皆さんよろしくお願いしますね(ぺこり)」
シーマ@GM : 「マリアちゃんラッキーよ。4レベルで地下7階なんて、滅多に来れたりしないんだから。がっぽがっぽ稼ぎましょう!」


◆玄室B◆ さらに下層へ
シーマ@GM : はい、ではダンジョン・レベル7にご案内〜(笑)
ブレイズ : 「遅かったな」と7階への階段で何故か待っている俺。
テオ : 「トラップはどうやって切り抜けた?」
ブレイズ : 「直通のシュートがあるんだ、知らんのか?」
テオ : 「じゃあそれで今まで来てたのか」(笑)
セニア : 主戦力居なくて大丈夫かなぁ?(笑)
テオ : ↑ 昨日の主戦力だと思う。

セニア : なんか、即死の罠が出来たらしいから!(笑)
テオ : テレポーターとか、あとテレポーターとかな



 と、恐れながら突入した初の7層。最初の部屋に待ち受けていたのは――


シーマ@GM : またワーベアが4体(爆)

 というわけで、さっきと同じパターンで撃破したのだった。




◆玄室B◆ 7層は嬉しい

 そして宝物判定。


セニア : 345!きたかな?
テオ : 来たねー。僧侶の武器が。
シーマ@GM : 力のメイスきたー!?

★ 力のメイス  戦闘修正2D+2  8000G 魔術修正+3 ★


セニア : やったねー!
テオ : ダンジョンボーナスすげえ!!?
シーマ@GM : いきなり僧侶の最強アイテム出たなぁ

ブレイズ : 「力のメイスくれ!」(笑)
セニア : 「もうクロース祭りって言わない?言わない?」
ブレイズ : 「言わないから!」




◆玄室G◆ 7層は恐ろしい

 7層の宝物が素晴らしいことを知った一同、今度は軽口を叩き合いながらダンジョンを攻略していく。しかしそれもつかの間。次の玄室に入った途端に緊張に包まれた。


シーマ@GM : モンスター&モンスターきたー!
テオ : うあー死ぬかも。
マリア : どういうイベントですの?
ブレイズ : モンスターが2グループ出てくる、だっけか?
シーマ@GM : ウィルオーウィスプ×4が出た!
シーマ@GM : 正確には、ウィスプ×2が2つ出たんだけどねw

ウィルオーウィスプ   ZL9 MR25 【幽体】【不死の力】【魔法障壁】【麻痺】
  2〜6:なし 7〜9:死者の魂(1000G) 10〜:鬼火の燐粉(1500G)
  13〜15:深淵の瘴気(2000G) 16〜:鬼火の核(4000G)
 【幽体】……実体がない。肉弾戦の達成値を半減する。
 【不死の力】……アンデッド。《眠りの雲》《灰燼化》《混乱》《恐怖》《魅了》無効。
 【魔法障壁】……バリアを持つ。あらゆる魔法ダメージを半減する。
 【麻痺】……ダメージを受けると【麻痺】。治療されるまで、あらゆる判定ダイスが1個減少(最低1個)。


テオ : 無茶苦茶つええよ!?
ブレイズ : 【幽体】ってことは物理半分かw
シーマ@GM : 【魔法障壁】【麻痺】もあるよw
シーマ@GM : それどころか魔法ダメージも半分だ。
セニア : ぎゃー!?
ブレイズ : キツイな……


◆玄室G◆ 緊迫のウィスプ戦

 そして緊迫感漂う中、戦闘開始。


セニア : 「いい、やばかったら、逃げる。OK?」
ブレイズ : ターン開始時に《加護》な。
マリア : うーん、《聖なる刃》かけるより、私が物理攻撃をしたほうがましかなあ。
シーマ@GM : シーマは《壊呪》を使います。マリアちゃんは、《聖なる刃》かけた後でも攻撃は可能でっせ。
セニア : 《狙撃》無意味かもなぁ…。
シーマ@GM : 「《狙撃》は有意義だ! とにかく潰せ!」
セニア : ごめん、34とか出た(笑)
シーマ@GM : よし、まずは一匹潰した!
ブレイズ : 「潰した! よくやったセニア!」
テオ : 「やったー!」
シーマ@GM : シーマはTP4点使って《壊呪》!
シーマ@GM : 「40ダメージで2匹目潰したわよ!」
ブレイズ : じゃ、味方に掛ける魔法タイミングで、マリアはテオに俺はセニアに《聖なる刃》
マリア : では、テオさんに《聖なる刃》をかけます。
シーマ@GM : では、肉弾戦ー。敵はウィスプ×2!
シーマ@GM : 但し、【幽体】があるんで、皆さん達成値は半減しますので注意。
テオ : セニア! 《不意打ち》使って!
セニア : OK!
ブレイズ : TP4点使用。ぶっ潰す。

 全員がふんだんにTPをつぎ込んだ結果。
 達成値を半分にしてもウィスプのMRを上回り、ダメージこそなかったものの、緊張感はあふれまくった戦闘は終了した。


ブレイズ : 「勝利っ!」
マリア : 「我が父よ、また救われましたわ…」


◆玄室G◆ 行くか、戻るか
ブレイズ : 今回これで帰ることにして、TP使い切ってしまわねー?w
セニア : もっかいぐらいいけるって(笑)
ブレイズ : 「これで帰ろう」
セニア : 「えー、帰るのー?」
ブレイズ : 「もう一回ウィスプが出たとき、対処できん」
ブレイズ : 「『まだ大丈夫』は『もう危ない』と同義だぞ」
マリア : 「危険なことはいけませんわ、皆さん」
セニア : 「大丈夫、《和平交渉》あるし」
シーマ@GM : いえ、次はもう、ボス戦ですw
セニア : 「マジか!?」
セニア : (くる)「帰るか」
シーマ@GM : 「うーん、《爆裂究極》使えば勝てそうな気するけどねえ」
ブレイズ : 「ここまでの稼ぎと命賭ける気にはならんのだが?」
マリア : 「ときには引くのも勇気ですわ」
シーマ@GM : 「しょうがないわねー。じゃ、帰りましょうか」


◆帰還後◆ 僧侶対決!
ブレイズ : さて、俺もこっそりレベル2ダンジョンに潜るかな(何)
シーマ@GM : 2レベルのボスはまだ倒されていないw
ブレイズ : ならなおの事だ(笑)
マリア : 「そういえば、さっき気付いたのですが、ブレイズさんは僧侶だったのですね」
テオ : 「パッと見わかりにくいから」(フォローのつもり)
ブレイズ : 「……なんだと思ってたんだ異教徒w」
マリア : 「ずいぶん言葉が荒々しいので、どこの野蛮な方かと思ってましたわ」(何)
ブレイズ : 「ふん、都市に慣れすぎて純粋な神への畏怖を忘れた異教の徒が何を抜かす」
マリア : 「まあ、我が父を冒涜なさるのですか」
ブレイズ : 「神を畏れるが故に我ら、俗人など恐れるに足らん」
マリア : 「ああ、我が父よ。邪悪な振る舞いの司祭をどうかお許しください…」
シーマ@GM : 「まーまー、ウィルオーウィスプがあんなに出てきて儲かったんだからいいじゃないの」
ブレイズ : 「異教の神に許される筋合いなどない……ふん、賢者と言うガラでもなかろう、そこな戦士のごとく騎士でも目指すのだな」
テオ : 「神様、まともな仲間を下さい」
マリア : 「無理ですわ」
ブレイズ : 「俺がまともじゃないって言いたいのか?あ?」
テオ : 「誰か魔法使いのつぎくらいにまともじゃないぞ!」
シーマ@GM : 「聞き捨てならないわね」
テオ : 「あ、シーマじゃない、シーマじゃないから!」

 こうして今日も夜は更けてゆく。





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