←その10へ    その12へ→

《ファーストセッション》目次に戻る
【ダンジョン日報】閲覧室に戻る


【ダンジョン日報】 第11号 06年03月05日

『闇のモンスター育成機関は実在する か?


 未確認情報だが、あまり人が訪れなくなった層が改良され、邪悪なモンスター養成機関として利用されているらしい。
 通称『穴』と呼ばれるその場所で、闇の勢力は着実に力を伸ばしている。本来はもっと深い層で出現するはずのモンスターに遭遇したという報告もある。ランダムダンジョンは常に油断がならない。




今回のトピック 『闇の訓練場 シャーマンの穴』

 シャーマンの穴。そこはダンジョン内に秘密裏に設立された、シャーマン養成機関である。今日も闇のシャーマン達が修練を重ねているのだ。
 そんなところに紛れ込んだ、司教ブレイズ達の運命は?

セニア : 「そんな穴ヤダ」





◆ダンジョン外◆ 今日のゲストさん
ブレイズ : ちなみに俺は昨日Bishop(司教)にクラスチェンジを果たした。

司教:Bishop  より神に近い位を持つ聖職者。精霊使いと僧侶の能力を併せ持つ。
※なお、武士 → 侍 と同様、司祭 → 司教 に職業名が変わっている。


イスト : 「やーい。1レベル」(笑)
ブレイズ : 実質8レベルだ畜生。

 今回は、1レベルに落ちたブレイズが抜け駆けして低層でレベルアップを図ろうというのである。しかし、メンバーはイストしかいなかった。


ブレイズ : 面子が魔法系しか居らんなw
GM : 戦士系が欲しいなら、サンプルキャラ一人借りてく手もあるけど
ブレイズ : むしろ盗賊系が欲しいがw
ブレイズ : 地味に強い《狙撃》と宝物判定3Dが欲しい(笑)
GM : バスならいるけど。5レベル忍者になった。強さはセニアと一緒だね。
イスト : 「ニンジャなのか」
バス@GM : 「アーティストと呼んで欲しいですぞ」(何)
ブレイズ : 「出たなずんぐりむっくり忍者」(何)
バス@GM : 「という訳で、今回のNPCはワタクシです」
ブレイズ : じゃあ、それで。
バス@GM : 「やーいやーい1レベルー…とワタクシが言ってはいけませんな」


◆玄室A◆ さらばゲストさん
バス@GM : 「ところで、ダンジョンレベルはいくつにしますかな?」
ブレイズ : 地下2階。まだボスが残ってるそうだしな。
GM : では、ダンジョンダイスを振って下さいブレイズ。
ブレイズ : (コロコロ)いきなり玄室だよw
GM : しかも、ドアもない地下に降りるだけの玄室(爆) モンスター出現。フォモールが6体出た。

フォモール  ZL2  MR8 堕落した人間。
  2〜6:なし 7〜9:現金70G 10〜:魔の塊(200G)



 そこに忍者セニアが到着。


セニア : 「やっほう」(笑)
バス@GM : えーと、唐突ですがバスは退場します(笑)
ブレイズ : 「よー」
セニア : 「とりあえずアレだね、《狙撃》だね」

 そして戦闘はあっさり片付いた。


GM : えー、降りる階段あるよ?w
セニア : つぎいこー(笑)
ブレイズ : こうして、またしても2レベルボスはスルーされるのであった、まる。とw


◆玄室C・D・E◆ シャーマンの穴

 第3層へ降りる一同。
 少し進むと玄室に出た。


GM : ゴブリンシャーマンが6匹出た。

ゴブリンシャーマン  ZL3  MR7 《炎の矢》
  2〜6:なし 7〜9:MPポーション 10〜:現金100G
【精霊魔法】 1レベル 《炎の矢》 敵1体に1D6+Lのダメージを与える(火属性、魔術判定不要)。



 続く玄室D。


GM : モンスター&モンスター!
GM : ウッドゴーレム4体、ゴブリンシャーマン5体が出た。
イスト : また《炎の矢》部隊か……。

 次の部屋を漁ったら帰ろう、という算段をしつつ入った玄室Eでは……


GM : またモンスターが2グループw
GM : ゴブリンシャーマンが9匹(爆)
イスト : ははは、ビデオゲームのD&Dのようだ(笑)


◆玄室E◆ 9匹のゴブリンシャーマン

 敵はゴブリンシャーマンとはいえ、9匹もである。
 こちらがいつもより少数なのに加え、《炎の矢》を打ってくる。
 これはボス戦でないにしても苦戦になるか、と思わせておいて。


GM : 《灰燼化》で倒せるな、よく考えたらw
ブレイズ : さ、宝物判定振るか。

 戦闘は一瞬で終わったのだった。


イスト : しかし、なんてゴブリンシャーマンの多いダンジョンだ(笑)
イスト : 「“シャーマンの穴”とかいう名前の養成機関だったのかもしれんな」
セニア : そんな穴ヤダ
イスト : 「そして“シャーマンの穴”を後にする一行であった。」
ブレイズ : 正式名称になってるしw
セニア : 変なところでした。





今回のトピック 『たまには雑魚にびっくりする日』

 7層のモンスター×モンスター遭遇に用心し、今日も6層に潜る冒険者達。
 6層のモンスターにも慣れてきたろうかという頃、階層の縛りを破って、深い層の敵が出現した。 それは9層に出るはずのモンスター、ファイアドラゴン。

セニア : ぎゃー

 かつてない強敵となり得るか、軽く倒してさらなる深き階層への弾みとなるのか。






◆玄室B◆ まずはワータイガーで小手調べ

 さて、今回も6層スタートである。
 最初の玄室で、猛毒ガス爆弾の罠を軽く解除して、ハイHPポーションをショボくゲット。
 そして出現したモンスターはワータイガーが3体。


ワータイガー  ZL8 MR15 【凶暴化】【病気】
  2〜6:なし 7〜9:獣人の血(300G) 10〜:虎の仮面(800G)
 【凶暴化】……バーサークまたは変身する。肉弾戦の間に限り、MRを2倍で計算する。
 【病気】……ダメージを受けると【病気】。治療されるまで、あらゆる判定ダイスが1個減少(最低1個)し、かつ1ターン、あるいは1シーンにつきHPが3減少。


セニア : 《狙撃》ー。《狙撃》ー。(コロコロ)
GM : やられたw あと2匹。
セニア : 「うし、空き瓶大活躍」
ブレイズ : 《混乱》。MR4ずつ下げた。
マリア : 「では、《聖なる刃》をセニアさんにかけますわ」
セニア : 「じゃあ、期待にこたえて《不意打ち》しちゃうよ」

 肉弾戦の結果は、パーティ124VS44ワータイガー。


ブレイズ : 「消し飛んだな?」

 すでにワータイガー程度では敵にすらならないのであった。


マリア : 「私、昨日から獣人の血ばかりドロップしますわね。血が余ってますわ」
ブレイズ : 「……いや、その表現は微妙にw」
マリア : 「何か問題があるんですの?」(不思議そうに)
ブレイズ : 「いや、分かってないならいい。そのまま無駄に純真でいろ」

ブレイズ : (酒飲ませて潰してみるとおもしろそうだな……あの女)
セニア : (まんま、そのヒトだろうね…)




◆玄室E◆ ライフスティーラー&ワーベアの挑戦
GM : モンスター2グループぅ
テオ : 「なんか出た」
マリア : 「我が父よ、どうか祝福を」
GM : ライフスティーラー×3、ワーベア×4です。
ブレイズ : 【凶暴化】きました(笑)

 【凶暴化】を持つモンスターは、肉弾戦でMRを2倍にして計算するため、かなりの脅威なのだ。


セニア : ワーベアに《狙撃》。《七つ道具》?アリだよアリ。
セニア : 23.吹っ飛んだ?
GM : ワーベアが1体消えた。
イスト : じゃあTP1点使って《灰燼化》(コロコロ)無駄に6ゾロ(笑)20だ
ブレイズ : 「吹き飛んだな」
GM : 問答無用で塵になった。残りはライフスティーラー×3
マリア : 「では、テオさんに《聖なる刃》を」
イスト : 「んじゃ、あとよろしく。俺はMPポーション片手にダレてるから」(笑)

 肉弾戦の結果、倍近くの差をつけて吹っ飛ばしたのだった。
 これでもまだ余裕が見られる。


セニア : ダンジョンレベル高くなるほど、ボーナスの実入りいいからねー
ブレイズ : 213かw
GM : 毒消し×2。
セニア : 出目にもよるけど。


◆玄室F◆ 久しぶりのジーナ

 玄室Fに出現したのは再びライフスティーラー。もちろんすでに敵ではない。
 そして戦闘後のタイミングで、ジーナがふらりと現れた。
 ここに来てさらなる戦力強化である。


ジーナ : 「あら、今日は初めましての方がいるのね」
ジーナ : 「って、転職したセニアにレベル追いつかれてる!?」
ブレイズ : 「……ジーナってどんくらい放っとかれたんだ?w」
ジーナ : 「おかしいわね。2日いないだけだと思ったのだけれど」
GM : 6人パーティかー。ウィザードリィっぽくなってきたねw


◆玄室H◆ すでに敵ではない。
GM : ワーベアが4体…さっきから代わり映えしないなぁ。
ブレイズ : 《灰燼化》よろ。
GM : めんどいからそれでw
イスト : TP1点使って《灰燼化》

 イストが1ゾロを振ったために、結局肉弾戦で片付けたのは、本人の名誉のために伏せておこう。




◆玄室I◆ たまには雑魚にびっくりする日
GM : 扉に妙な言葉が書かれている。
セニア : またか(笑
ブレイズ : 「祈る気持ちを 忘れずに」(何)
GM : * たまには雑魚でびっくりするくらいってのもいいんじゃない? *
ブレイズ : ウィスプ8匹とかか?
GM : * そのへんは無粋なんで出しません *
GM : …とありますが、どうしますか皆さん。引き返すなら今のうち(何)


ブレイズ : じゃ、やろうか。
GM : んでは、扉を開けました。…現れたのは、ファイアドラゴンが3匹。

ファイアドラゴン  ZL12 MR36 【竜の力】【火の息】
 2〜6:なし 7〜9:火竜の鱗(450G)
 10〜12:火竜の牙(600G)13〜15:火竜の血(1000G)
 16〜:火竜の心臓(1500G)【火に強い】
 【竜の力】……竜族。1ターンの間に敵にかける魔法と肉弾戦を行える。
 【火の息】……敵にかける魔法扱い。1D6+ZLの防具無効ダメージ(火属性)をパーティ全員に与える。目標値(7+ZL)の抵抗判定ダイスに成功すれば、ダメージは半減(端数切り上げ)する。

 本来は9層にいるはずのモンスターである。




◆玄室I◆ ブレスを防げ!
GM : ファイアドラゴンは3体とも【火の息】!
GM : 「敵にかける魔法タイミング」で火の息が3つ飛んでくる。誰か魔法かける人は?
ブレイズ : ターン開始時に《神の衣》! 全員抵抗力に+1Dな。
マリア : ターン開始時に《加護》ですわ。
ブレイズ : セニア、《目くらまし》だっけか? アレよろしく。
GM : 1つしか打ち消せない。2回ブレスが来るよ。
セニア : 《狙撃》で潰したほうが早いような…。
GM : 狙撃で36出せる?w
セニア : 無理だね(笑
テオ : ポーションの瓶でドラゴン潰せたらすげえな
マリア : ドラゴンを倒した伝説のポーションとして語り継がれますわね。
ブレイズ : 俺が《静寂》
GM : 達成値24以上出さないとダメ。
ブレイズ : まぁいい。《静寂》行ってみる。

【精霊魔法】 3レベル 《静寂》 戦闘中、雑魚1グループの「敵にかける魔法」扱いの攻撃を封じ込める。


ブレイズ : ぎりぎり24!
セニア : 残る1体に《目くらまし》!

【盗賊の技】 6レベル 《目眩まし》 「敵にかける魔法」扱いの攻撃を1つ打ち消す。1セッションに1回まで。


GM : ブレス全部防ぎやがった(汗)


◆玄室T◆ 攻勢に転じろ!
GM : 仕方ない。ファイアドラゴンたちは3体とも肉弾戦参加。死ねえ!
GM : 先に言っておくと、ファイアドラゴン×3のMRは108でっす。
イスト : 《弱体化》より、《加速》の方が良さそうだな。
イスト : 《加速》をブレイズに使用。
ブレイズ : 《聖なる刃》をジーナに。
マリア : 《聖なる刃》をセニアに。
ジーナ : ルナスレイヤーから再び真っ二つの剣に持ち替え。TP3点使用。
テオ : TP1点!
マリア : 普通に攻撃ですわ。
セニア : TP1点、で、《不意打ち》ー。

【盗賊の技】 3レベル 《不意打ち》 そのターンの戦闘判定ダイスを5、6でクリティカル扱いとする。


ブレイズ : 14発。
マリア : 19発
セニア : 37発
テオ : 48!48!
ブレイズ : 上回ったか?
GM : 118対108か…ちくしょー(爆死)

 ちなみにこのときまだクリティカルが回っていたジーナの55がダメ押しに残っていたのだった。


マリア : 「おお、我が父よ、ありがとうございます」
GM : カスリ傷ひとつ負わせられなかったかー。



←その10へ    その12へ→

《ファーストセッション》目次に戻る
【ダンジョン日報】閲覧室に戻る