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もう時効だろうから話す |
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近所の空き地に
枯れた雑草を見つけた小学生の俺は
地面に生えた名も無い草の
穂先を縛る事に熱中
気がつくと地面に生えた草が
全部先っぽが団子みたいになってる
あはは
次の日
「誰かがこの土地を呪った」とか地主サンが騒ぎ
神社から神主さんが来て
ちょっとした供養のお祭りが始まってビビる
{呪われた地}に
近所の住民一同がコウベを垂れる最中
「穂先を縛ったのは俺」 と
神事の最中に 父に小声で告白
馬鹿でゴメンなさい。
オトン 「黙ってろ。 すぐ終るから」
大人は皆 神妙な顔
吹きだしそうなのを我慢する俺
もうしません ごめんなさい
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