昔々 中国に住んでいたおっさんが
モンゴルの方に旅をして食べたチーズがあまりにも美味しかったので
帰宅してから自分で作ろうと思ったけど
周りを見ても乳は無し
仕方ないので大豆から豆乳を作って 豆腐が出来た
にがりで固める方法を発見するまでが苦労の連続だった
そんなエピソードをどこかで聞いた方も多いと思います
WEB検索に引っかかった大手豆腐屋さんのサイトにも
似た様な事が書いてあるのですが
俺はあまりにもウソくさいその話が
子供の頃からとても気になっていました
豆腐はそんな生い立ちじゃないだろう
チーズの代用なんて そんなはずが無い と
旅先で食べたモノがそんなに美味かったら
レシピをたずねるのが人間です
チーズが乳から出来るなら 乳を手に入れるために努力するはずだ
中華料理の親方と話す機会があるたびに
そんな疑問をぶつけているのですが
日本語があまり上手じゃない本場の親方たちの意見に限って
俺を勇気づけてくれたりします
たまにガッカリしますが。
説1 豆腐が発明された頃には
すでに乳製品が普及していたらしい
説2 にがりは海の物
大豆が作りやすくて海に近い所で生まれたはず
そんな南のおっさんがモンゴルとかに行く理由が無い 寒いじゃないか
説3 水筒に乳を入れて馬に背負わせたら
チーズが偶然出来たと聞いている
そんなに簡単なら わざわざ豆乳から苦労して作らないだろう
説4 いや やっぱりチーズが食べたくて苦労して大豆から作った
説5 実際のところは良く解っていない
そんなことより冷めないうちに料理を食べてくれ
だいたいこんな所に落ち着きます
後日豆腐屋さんに工場見学行って実際に豆腐を作ってみたり
空きペットボトルに牛乳を詰めて
延々とシェイクしてチーズが出来るか実験したりしていますが
最近は 説5が最有力な気がしてきてなりません
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