自宅からバイクで数時間
全国的に有名な温泉地の一角に
小説「金色夜叉」の有名なワンシーン
{カンイチがオミヤに蹴りを入れているの図} という
トホホな銅像があって
そこでタバコを一服して
引き返す ってのが定番なのですが
たまに外人さんが
真剣 というか 深刻な顔をして
まじまじと この銅像を見て
写真を何枚も何枚も撮っていきます
きっと誤解しているな・・・
物語の上の事とは言え
オトコがオンナをキックしている銅像なんて
世界にココだけなので
どこぞの独裁者のばかでかい銅像より
奇異に見えても仕方ありません
すこし前にも
「ほわい ひー きっきん?」 と
観光海外老夫婦に尋ねられて
「日本の悲恋小説の有名なシーンで
彼は 彼女に裏切られたと 思いこみ キッキン!」
と
下手な英語で 苦労の末説明したら
「私たちもキックしながら何とかやってきた」
「その小説に もっといい場面が有ったら
それを銅像にしたほうがいい」
とか
会話はとても愉快でしたが
多分解ってもらえなかったと思います
何とかならないのかな・・・・
今度外人さんに聞かれたら
「海軍の軍人が
ゲイシャスパイを見破った(1943)防諜記念碑」
とか
いっそ有りもしない大嘘をつこうかと思います

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