朝 会社に着くなり電話が鳴りました
「出かけようと思ったらクルマの鍵が見当たらなくて」と
初老のご婦人がパニックとヒステリーを同時に起こしてます
何やら重要な用事があって
遅れる訳にはいかないご様子です。
俺 「あー なら
代わりのクルマお持ちします
そのクルマで お出かけして頂ければイイっすよね?」
お客様 「駄目よ!馬鹿ねえ!ロックしてあるのよ!
昨日のうちにアサダさんに持ってくアレを
トランクに積んであるんだから!」
・・・朝っぱらから馬鹿呼ばわりか〜^^
俺 「トランクは俺がなんとか開けます
お荷物を積み替えて頂くのが一番早いと思います」
お客様 「もう! ココに来てすぐ鍵作るとか出来ないのっ!
大体アンタのところから買ったんだから
あんたのトコに合鍵ぐらい置いておくのが普通でしょ!」
俺 「いえ・・・
どこの車屋も お客様の鍵はお預かりしてはいませんが・・・
お急ぎならこんな話してる時間無ぇです」
お客様 「何でもいいから早く来なさい!」
会社のシャッターも開けぬまま
代車に解錠ツールを乗っけて
解錠まで何分かかるか とか
積み替えるの手伝わないと とか
「アサダさんとこに持っていくアレ」って何だろう とか
いらん事ばかり考えながら お客様の家に向かいます
現場に到着したら・・・・クルマ無いぞい?
ん?
くるまやさん かぎあった
筆で書かれた和紙が玄関に張ってあります・・
全部ひらがなって 解読に時間かかるなあ^^
さすが書道師範 華道何たら流家元
達筆です。
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