−1月−

−ケアレスミス3−
いくらテスト中に「確かめ,確かめ。」と注意しても,自分はできていると思ってしまって,いつまで経ってもケアレスミスはなくなりません。そこで,よく見直しておかなければやばいぞ,と思わせるような緊張感を持たせるためのシステムを作ります。

−ケアレスミス4−
まず,テストを返す時,明らかなケアレスミスのある答案はすぐには返しません。これだけで,テスト返しの時,自分は名前が呼ばれるだろうかという緊張感が高まります。

−ケアレスミス5−
テストをすぐに返さないのは,明らかなケアレスミスのある答案です。だから,95点の子が返されなくて,50点の子が返されるということもあります。分からなくてできなかったというのは当たり前のことです。そして,この後,確認不足の例を挙げて,いかにもったいないことをしているのかをはっきり全体の前で説明した後,テストを返し,全員で答え合わせをしていきます。

−ケアレスミス6−
更にこの答案はコピー(A4に縮小)しておきます。このコピーを使って学期末の個人懇談で,「こういうおしいミスがあります。本当はもっとできていたのかもしれませんが,問題をとばしてしまうということ自体が,本人の学力であるという見方もできます。」というような説明をします。

−ケアレスミス7−
ケアレスミスのあった子は,説明の後全員立たせて,一人ひとりに今後気をつけることを表明させます。こうして次のテストの時の緊張感を持たせ,確認する習慣づけをねらいます。少々きついと思われるかもしれませんが,これだけのことをして,更に次のテストの時は,前回注意不足でテストを返されなかった子全員を途中立たせて「今度は気をつけましょうね。」とカツを入れても,やはりケアレスミスはなかなか後を絶ちません。記号で答える所に平気で丸をしているのです。奥深い課題です。

−オトシダマ1−
先日3学期の始業式がありました。冬休みが終わってがっかりしている子どもたちに,何かプレゼントしたいと思い,オトシダマを(見せて)あげることにしました。

−オトシダマ2−
まずこれは最初の口上が肝心です。朝の会の「先生から」で次のように言います。「えー,新年最初の朝の会です。新年と言えばオトシダマです。(うん,うん,と,このあたり目を輝かせて聞いています。)そこで,今日はみんなにオトシダマを・・・(ここで,私のクラスでは「ヤッター!」と言う子が何人かいました。)見せてあげます。」と言って,机の上に空のペットボトルを出しました。

−オトシダマ3−
ペットボトルを出した後,左手に5円玉,右手にビー玉を持ち,5円玉の穴とビー玉,どちらが大きいか問います。ビー玉の方が大きいということを確認して,「この5円玉の穴をビー玉が通り抜けたらすごいよね。」と話し,何度か5円玉の穴にビー玉を通そうとするふりをして近づけたり離したりします。

−オトシダマ4−
「では,これから5円玉の穴にビー玉を通します。」と言いながら,5円玉をキャップを取ったペットボトルの口の上に置きます。その口をふさぐように上からラップの芯を置き,上からビー玉を落とします。すると,何と5円玉で口をふさいでいるはずのペットボトルの中にビー玉だけが落ちてきます。そして,ここで一言,「はい,これが落とし玉です・・・。」

−ワイヤレスプレゼン1−
体育館で各種の発表をする時,ステージ上のスクリーンにプロジェクターでスライドを映し出すことがあります。最近,表現朝会で各学年代表が俳句の発表をすることになり,その発表に合わせてスクリーンにその俳句を表示することにしました。

−ワイヤレスプレゼン2−
今までは,プロジェクターにつないだパソコンの近くに児童か教師がいて,マウスを使ってスライドの切り替えをしていました。この切り替えやカーソルの操作をワイヤレスでできるプレゼンテーションマウスがありますが,普通は個人で買うほどの必要性もありません。

−ワイヤレスプレゼン3−
そこで,スライドの切り替えだけを主にするのなら,ワイヤレスマウスで十分役に立ちます。ワイヤレスプレゼン専用マウスは安くても数千円はするし,プレゼンのみにしか使えませんが,ワイヤレスマウスなら千円台で買え,普段も役に立ちます。ただ無線方式が2種類あり,27MHzでは弱く,2.4GHz帯の無線方式だと約10mは届くようです。中にはレーザーポインターもついた物もあります。私の学校では俳句の表示を見られた後,早速同じマウスを買われた方がおられました。

2月へ

1月 2月 3月 4月 5月  7月 8月 9月 10月 11月 12月