独り言

結婚記念日 (2002.12.10)

今日は24回目の結婚記念日だ。家内と一緒にどこかへ食べに行くことも考えた。 しかし、最近流行っている香辛料をたっぷり使った料理はどうも私の口に合わない。 やっぱり私には長年慣れ親しんだ家内の料理に勝るものはない。 そんなわけで、今日は家内と一緒に買い物に行った。牛タン、豚のはつ、小魚の甘露煮、 ほうれん草、カリフラワー、山ごぼうの漬け物、奈良漬け、おしんこ、葡萄ジュース、 デザートのプリンを買ってきた。特別豪華な食事ではないけれど、 歯ごたえがあってあっさりした塩味の牛タンや豚のはつ、それに小魚の甘露煮、 ほうれん草のお浸しと漬け物が加わり、私にとっては最高のご馳走だ。 デザートはプリンと母が送ってくれた柿で、こちらも最高だ。

子供たちがまだ小さかった頃、「ママのお料理、美味しいね。ママってお料理上手だね。」 と言いながら子供たちと一緒に食事したことを思い出してしまう。当時は教育的な意図も あって、意識的にそう言っていたこともあるけど、最近は掛け値なしでそう思うようになった。 時々出張で外食することがあるが、なにを食べても、味付けがちょっと違うなあと感じてしまう。 これも年をとったせいかなぁ。

母が作った柿 (2002.11.29)

私の実家は岐阜の田舎にあり、今は母が一人で暮らしている。毎年11月になると 母が丹誠込めて作った柿を送ってくれる。大きくて甘い富有柿。 子供の頃からずっと食べ続けてきた。 柿はみかんや林檎のように長期間保存しておくことが出来ないため、 おいしく食べられる季節はせいぜい1ヶ月しかない。 柿が送られてくると、みんなで柿を食べまくる。時には朝ご飯の変わりに 柿を2,3個食べることもある。11月はいつも柿尽くし。

母はすでに70歳を越えている。最近は母のことが心配になり、 もう畑仕事はやめて一緒に住もう、と誘っている。しかし、母は、 「畑仕事をやって体を動かしているから元気でいられるんだ。だから、ほんとうに 動けなくなるまでは今の生活を続けたい。それに、今は住み慣れた所を離れたくない。」 と言い張っている。たしかに母の言い分にも一理あり、私と一緒に暮らすようになったら 親友が一人もいなくなり、1日中何もやることがなくなってしまう。もうしばらくは 今のままの方がいいのかなぁ。それでも、やっぱり母の一人暮らしは心配だ。 母の作った柿はとてもおいしいし、それを送ってくれることはとても嬉しいんだけれど、 あまり頑張ったりしないで畑仕事もほどほどにして、怪我をしたり病気になったりしないように十分気をつけてくれよな。

音楽データ (2002.11.10)

私はまったくの趣味として、土日の空いた時間を利用してMIDIでちょこちょこっと曲を作っているだけである。 そんな曲でも、わざわざ聴きに来てくれたり、中にはHPにBGMとして使ってくれる人もいる。私にとってはとても 嬉しいことであり、曲作りの励みになる。そして、それと同時に、たとえ趣味で作るにしても、 自分で納得のいくちゃんとした曲に仕上げないといけないなと強く感じる。

一方、MIDIとはMusic Instrument Digital Interfaceの略であり、MIDIファイルには色々な楽器の演奏情報 (楽器の種類、音の高さ、強さ、発音時間等)が記録されているが、音色自体に関する情報は記録されていない。 MIDIファイルは、いわば楽譜のようなものであり、コンピュータがその“楽譜”を読んで各コンピュータが持っている 演奏家(MIDIシンセサイザー)に演奏させる。コンピュータが持っている”演奏家”は様々であり、この“演奏家”が 変われば楽器名は同じでも音色や音の大きさは微妙に変わってしまう。

私は自分の好みでYAMAHAのXG音源を使って曲を作っているけど、音源依存性についても、なんとかしなければいけない。 WindowsのMedia PlayerにはローランドGS音源のソフトシンセサイザーが含まれており、 デフォルトではこのGS音源に設定されている。このため、最近はGS音源でMIDIを聴いている人が増えていると思う。 そして、音源のことを知らない人は、XG音源に最適化した曲をGS音源で聴いて「なんだこりゃ、変な音だなぁ」と思うんだろう。 私としてはMIDIをやめてMP3だけにしたい。そうすれば、音源の問題はなくなる。けれども、MP3にするとファイルが 大きくなり、通常の電話回線ではダウンロードするのに曲の長さの3倍以上の時間がかかり、その負担はかなり大きい。 妥協策としてはRealaudio形式にする方法があるが、電話回線のストリーミングで聴けるようにするためにはかなり 音質を落とす必要がある。こういったことを考えると、やっぱりMIDIでも聴けるようにしておいた方がいいんだろうな。 もっとブロードバンドの普及が進み、だれもがMP3ファイルをストレスなくダウンロード出来るようになってほしいよ。

曲の個性 (2002.8.24)

最近、私のHPへのアクセス数が少し増えてきた。多分、私の曲を聴きに来てくれているのだと思う。 世の中にはすばらしい曲を作っている人が沢山いる。みんなそれぞれ個性があって、流れるような 美しいメロディを得意とする人もいれば、色々な楽器の使い回しが実に巧みな人もいる。

私の曲はどうなんだろう。メロディは単純だし、使っている楽器の数も少ないし、特に迫力が あるわけでもないし・・・・・、強いて言えば、のんびりしていて、 長時間聴いていても疲れないことかな。 これが私の曲の個性?なんだろうな。 BGMにするのなら、そのページの内容に曲が割り込んだりしなくて、ちょうどいいのかもしれない。

こんな曲でも、わざわざ聴きに来てくれる人がいることはとても嬉しい。

私自身、自分の曲がけっこう気に入っている。本を読んだりコンピュータをいじったりする時に、 BGMとしてよく流している。自分の作品が好きになれること、何かを創作する場合、 きっとそれが一番大切なんだろうな。

いつも心に太陽を (2002.7.12)

時には辛いこともある。時には悲しいこともある。でも、それを家にまで持ち込んだら、 子供達まで暗い気持ちになってしまう。パパはいつも明るくて陽気な人。子供達には そんな風に思ってもらいたくて、いやなことはすべて外に置いてきた。

子供達は私の宝物。いつも心に太陽を持った明るい人になってもらいたい。 だから、まず私がそんな人になるんだ。子供達は私を見ている。 そして、私の真似をしている。

子供達にあれやこれやと口うるさく言う必要はない。子供達にこうなってほしいと 思うような人間に自分がなればいい。

Juliane Werding (2002.3.9)

リンク集については最新情報には記載していないけれど、それなりに追加している。 今日はドイツに住んでいた時に好きになった歌手Juliane Werdingのリンクを追加した。 この歌手は私より少し年下のベテラン歌手で、ドイツでは若者から年輩者まで多くの 人気を集めている。日本で言えばちょうど美空ひばりのような歌手に相当すると思う。 ドイツ以外ではそれほど有名ではないらしいが、Amazon.comでもCDが販売されている ことから、世界各国でもそれなりに知られているようだ。また、最近では秋葉原の CD専門ショップでも売られているらしい。

彼女の魅力は低音で甘く優しく透明感のある歌声だ。私は彼女のバラード調の曲が 特に好きだ。彼女のCD、特に昔のCDの中には、いわゆるドイツ風のブンチャッブンチャッが 際限なく続くごつい曲もあるけど、ギターをメインにしたフォークソング風の曲から サウンドトラック風の曲まで、Easy Listeningに分類されるような曲を幅広く手がけている。 私が持っている彼女のCDには歌詞が書いてなくてとても残念に思っていたけれど、 今日、彼女のHPに行き、すべての曲の歌詞が掲載されていることを知ってとても感激したよ。 また彼女のCDを買おうかな。

プレーヤーズ王国 (2002.3.7)

最近、YAMAHAのMUSIC e Clubにあるプレーヤーズ王国へ行くようになった。 ここにはプロも含めた色々な作曲家が自作曲やアレンジ曲を登録している。 ほとんどの曲がかなりの自信作のようであり、すばらしい曲が揃っている。

曲を登録するにはその曲の審査を受ける必要がある。 どの程度厳しい審査なのかはよくわからないが、登録されている曲は どれもよく仕上がっているところをみると、それほどいい加減でもないようだ。 私の曲は審査を通ることが出来るのだろうか? まあ、試しに登録を申請してみればわかるだろう。 ということで、「鳥に乗って」の登録を申請してみた。 その結果、無事登録をしていただけた。 こうなると、すぐ図に乗ってしまう私は、 さっそく2曲目として「ささやき」の登録も申請してしまった。 この曲も多分登録してもらえるだろうとタカをくくっているところである。

はたして、私の曲を聴いてもらえるのだろうか。 また、聴いてくれた人はどんな風に感じるのだろうか。 人に聴かせる目的で曲を作っているわけではないけれど、 私の曲をどんな風に感じてくれるかは、やっぱり気になるものです。

2周年 (2002.2.18)

Herr Geige's Homepageを立ち上げてから明日でちょうど2年になる。 約3年前にショウコが大学に入り、家を離れてしまってから、ショウコと 話をする機会がほとんど無くなってしまった。けれども、ショウコに話して おきたいことや助けになれるようなことが、まだ沢山残っているような気がしていた。 それで、将来のショウコへのメッセージを残すつもりで2年前にこのHPを立ち上げた。 もちろん、ヒロコやタイくんへのメッセージでもあることは言うまでもないし、また、 私のHPに来てくれた人たちにとっても、何らかのアドバイスや助けになればいいなと 思っている。

このHPを立ち上げる時、どのようなHPにするかを色々と考えてみた。 子供達がこのHPを見に来るのはどんな時だろう。 それは、毎日が順調で楽しくて仕方がない時ではなくて、 何かの壁に突き当たって悩んでいたり、辛いことがあって落ち込んでいる時だろう。 だから、このHPを見たら、悩み事や辛いことを忘れて明るい気持ちになれる。 そして、人生についてのささやかなアドバイスが得られる。 そんなHPになるように努力しようと思った。

まず最初に音楽を載せることにした。それも、悲しい音楽や寂しい音楽ではなくて、 ほのぼのとした明るい気持ちになれるような音楽を集めることにした。 次に、子供達に対する親の気持ちを書いてみた。 親と言えども神様じゃないのだから、欠点もあるし間違いもする。 でも、いつも子供達のことを真剣に考えて、その時点で最善と思ったことを やってきたつもりだ。 子供に対する愛情は絶対的なものであり、これからも決して変わることはないんだよ。

パパやママは年代も違い、考え方も違うと思っているかもしれないけど、 パパやママだって青春時代を過ごし、人生に悩み、恋もしてきたんだから、 ショウコたちが思っているほど違っているわけではないんだよ。 だから、ショウコたちが悩むであろうことも、ある程度想像出来ると思う。 そう言ったことについても別館の方に書いておくからね。

ADSL (2002.1.14)

今年の初めから、私が契約しているプロバイダの転送速度が8Mbit/secになり、 それまでより4倍速くなった。 普段はあまり違いを感じないけど、プログラム等をダウンロードする時には 明らかに違いがわかる。回線さえ混んでなければ、100MBを越えるファイル のダウンロードもそれほど苦にはならなくなった。MP3はもちろん、テレビ画質 程度のムービーも余裕を持ってストリームで再生出来るようになった。 また、インターネットを利用した電話も本格的に始まったし、音楽や動画の配信も 日ごとに増えてくるし、いよいよインターネット万能の世界が間近に迫ってきた 幹事がする。ただし、一方ではインターネットがストップすれば何も出来なくなる 危険性もますます強くなっており、安全性もますます重要になってきた。

一方、コンピュータはどんどん性能が上がり、かつ、安くなってきたけど、最近は それに伴って不具合も生じやすくなってきたように思う。たしかに高性能化は 魅力だけど、HDDやCDドライブが1年そこそこで壊れてしまうようでは 安心してコンピュータを使うことが出来なくなってしまう。 性能ばかりではなく、耐久性や確実性についてももう少し考慮してほしいと思う。

MIDIと音楽 (2002.1.6)

MIDIファイルは、再生するコンピュータの音源によって再生音が大きく変化する。 だから、MIDIで音楽を作ってHPに載せても、聞いてくれる人の音源が作者の音源と 異なっていれば、作者の意図した音が再現されない。それで、このような問題を 避けるために、Real AudioとMP3ファイルを同時に載せ、私とは異なる音源を使用 している人には音源依存性のないMP3ファイルで聞いてもらえるようにした。

MP3ファイルでは1分1MB程度になり、通常回線ではダウンロードにかなりの時間(曲の 長さの10倍近く)がかかってしまう。それでも、変な音でしか聴けないことよりは よいであろうと思ってMP3ファイルを同時に載せることにした。また、Real Audioファイル では音質を犠牲にして通常回線でもリアルタイムでストリーム再生が出来るようにした。 だから、Real Audioでどんな音楽かを確認し、気に入ったらMP3で聴く、というように 各ファイルを使い分け出来るようにした。

Linux用コンピュータ (2001.10.8)

今年の冬から春にかけて、我が家の3台のコンピュータのマザーボードを新しくした。古いマザーボードでは、 なぜか音源カードを増設すると動作が不安定になるという欠点があったからだ。例えば、半日ぐらい電源を 入れっぱなしにすると、なにもしなくてもいつのまにかフリーズするとか、CD-ROMが途中でハングアップし易い とかいうトラブルがあった。古いマザーボードはソケット7でありAMDK6-2の400MHzを使っていた。今となっては 多少遅い感じはするが、普通に使っている限りはこれと言った問題は生じない。半年間、部屋の片隅に眠っていたけど、 このまま捨ててしまうのはもったいないと思い、特価品のケース、HDとLANカードを買い足して、 もう一度コンピュータを組み上げた。ディスプレイは切り替え器を使ってこれまでのコンピュータと共用する。 かかった費用は約16000円。このコンピュータにはLaser5 Linux7.1をインストールし、Linux専用にする予定だ。 OS本体のインストールが済んだらCD=ROMとフロッピーは取り外すつもり。メンテナンスやアプリケーションの インストールはLAN経由で行う予定だ。さて、Linuxでなにをしようかな。

ウイルス (2001.9.2)

WindowsNT系のWebサーバやリモートアクセスに使われているIIS.dllにセキュリティホールがあることが判っており、 7月頃にそのパッチが発表された。でも、まだパッチをあてていないNT系Webサーバがたくさんあるようで、 IIS.dllに感染するCodeRedウイルスがWeb上を怒濤のごとく飛び交っている。夏休みに我が家のコンピュータの 1つにLinuxをインストールし、プライベートなWebサーバを構築したんだけど、CodeRedウイルスが少なくとも5分に 1回位の頻度でアクセスしてくる。Windows系はどうも安全性に欠けるなあ。パッチを当てればとりあえずCodeRed は防げるのだろうけど、また別のウイルスが出てきそうな気がする。やっぱりLinuxサーバにして正解だった。
我が家のサーバにはまだなにも載せていないけど、そのうちに大きな容量を必要とするMP3ファイルを載せようと 思っている。なにしろ、コンピュータの空き容量をそのまま利用出来るのだから、何GByteでも利用することができ、 事実上無制限と言ってもいい。そのうちに土日限定で不定期にサーバを開く予定です。また、cgi等の機能を載せるのも これからの課題です。まあ、のんびりやっていきますので、あまり期待せずに気長に待っていてください。

アルバムの整理 (2001.9.2)

昔撮った写真の色が褪せ始めている。これはまずい、なんとかしなくてはせっかくの思い出がみんな 消えてしまう。ということで、昔の写真をスキャナで読み込んでデジタルファイルとして保存することにした。 最初は古いものから順番に、と思っていたけど、始めてみると、整理が悪くてけっこう年が入り乱れている。 まあ、いいか。とりあえず年ごとのフォルダを作り、手当たり次第、スキャナで取り込むことにした。 大抵の写真には撮影あるいはプリントした年月が書いてある。でも、中には日付データがまったく無い写真もある。 この写真はいつ撮ったんだっけなあ。たぶん、この年に撮ったんだろう。とりあえずここへ入れておこう。 お、これはショウコが生まれた頃の写真だ。私も若くてハンサムだったなあ。昔は家内もけっこう美人だったなあ。 当時、ショウコはずいぶんかわいいと思っていたけど、今、もう一度写真を見ると、けっこうおデブちゃんだったなあ。 おっと、写真に見とれていては、いつまでたっても終わらないぞ。次に行こう。

写真は棚2段分もあり、当分かかりそうだ。特にドイツにいた頃の写真はたくさんある。 順番はばらばらになるけど、ドイツでの写真の一部はHPに載せることにしよう。

袋田の滝 (2001.8.12)

TAKI1 茨城県水戸市の西約50kmにある大子町に、袋田の滝がある。今日は家内と子供達を連れて、 この滝を見に行った。午後1時に我が家を車で出発し、2時15分に目的地へ到着した。滝の麓には 有料駐車場がたくさんあり、地元の人たちが自分の駐車場に車を誘導しようとして懸命に勧誘を していた。お土産屋が並ぶ通りまで来ると車が混み始めたので、諦めて近くの駐車場に入った。 するとさっそく駐車場のおじさんがにこにこ顔でやってきて、500円を分捕っていった。

車から降りてお土産街を5分ほど歩いていくと、コンクリートのトンネルが現れた。トンネルの 入り口には係員がいて、一人100円の通行料を取られた。このときに渡されたチケットには、 「このトンネルは昭和54年12月に完成し、長さ276m、高さ3m、巾員4mで滝の正面にある 観瀑台まで続いている。袋田の滝は巾73m、高さ120mであり、四段に落下するところから 別名四度の滝と呼ばれ、日本三大名瀑の1つであり、四季それぞれに織りなす滝の造形は、 心のやすらぎと感動をあたえることでしょう。」といったことが書いてあった。たしかに正面から見た 滝は迫力があり、とても感動的だった。ただ、滝壺をのぞき込んだら片隅に泡が溜まっており、 水がそれほどきれいではないことが分かってちょっとガッカリした。

ここまで来て、カメラを忘れたことに気が付いた。せっかくみんなで来たのに・・・ それでも気を取り直して、付近の散策を始めた。滝壺の側に吊り橋があったので、これを渡って 対岸へ行ってみた。そこには滝の上の方へ続く鉄の階段があった。この階段を登って行ったら 滝のすぐ側まで行けるかも・・・などと言いながら、みんなでなんとなく登り始めた。 林の中の階段を登り始めて約5分、すでに滝の中腹位まで登ったのに、階段は曲がりくねりながら 林の中を延々と続いており、いっこうに終わる気配がない。みんなの息が上がってきたので、 とりあえず一休み。降りてくる人にどこまで続いているのかを訊いてみると、滝の上まで行くことが でき、そこまで行くと奥にあるもう一つの滝が見える、とのことであった。どうしよう、諦めて戻ろうか。 でも、せっかくここまで登ってきたんだから、滝の上まで登ってみよう。鉄の階段は途中から石の階段 に代わった。何回も休みながら階段を登り続けて約20分。 ようやく滝の遙か上にある見晴らしのいい場所に出た。そこからは滝の落ち際がよく見える。 滝の上流側も流れはかなり速く、音を立てて流れている。さらに15mほど階段を登ると、道が2つに 分かれており、そこに道しるべがあった。峠まで0.7km、奥の観瀑台まで50m、麓まで0.3km。 とりあえず観瀑台まで行って、奥の滝を見てきた。奥の滝も小さくはないが、袋田の滝を 観た後では、まあオマケみたいなもんだな。

さて、これからどうする?ハイヒールを履いてきた家内と娘はここでギブアップ。運動靴を履いてきた 息子は頂上まで行くとはりきっている。私は革靴を履いていたけど、結局息子に付き合って 頂上まで行くことにした。相変わらず階段が延々と続き、汗だくになって登り続けること約50分。 なんとか頂上らしきところまで辿り着いた。そこから先は道が下っており、さらに山の奥へと続いている。 そこから滝の方を見ると、滝壺から向かいの山頂まで切り立っている巨大な岩盤があり、右の方から 流れてきた川がその岩盤に向かって滝となって流れ落ちている。滝の麓から左の方に谷が続き、この 谷に沿って緑の森から浮き立つように小さな家々が並んでいる。これらの光景を上から見下ろす ように眺めることが出来、実にすばらしい景観であった。カメラを忘れたのはとても残念だ。

下りは30分ぐらいで麓まで辿り着いた。 再び汗だくになり、足はガクガクになり、膝は完全に笑っていた。家内達と合流し、最初の店にへたり込んだ。 ジュースを飲み、鮎の塩焼きを食べて一休みした。その後、子供達はお団子を食べ、 家内は取りたての桃を買って帰路に就いた。

すでに5時を過ぎており、お腹も空いてきたので、15分ほど走った後、蕎道場という手打ち蕎専門店に入った。 古風な和式の大きな建物であり、輪切りにした太い丸太の上に丸い座布団を載せた椅子 に囲まれたテーブルと、畳の座敷とが広い部屋に並んでいた。窓際には小さな庭があり、 水車と大きな緋鯉が泳ぐ池があった。そこで、庭が一番よく見える窓際のテーブルに席を取った。 値段は1000円からと少々高めだが、挽きたて、打ちたて、茹でたてを売りにして、味で勝負という店だ。 ハツタケ蕎、シメジ蕎、とろろ蕎、エビ天蕎を注文をしてから約20分で蕎が来た。 やはり高いだけあって、適度な腰があり、さっぱりした味付けで、とても美味しかった。

7時にやっと我が家に到着。楽しかったけど、ジガレダヨ〜。

包丁 (2001.8.5)

我が家の包丁がだいぶ切れなくなったので、今日は包丁を研いだ。みんなそれぞれ癖があるので、 包丁を使う人に合わせて研ぐ必要がある。昔、包丁を鋭角に研ぎすぎて、家内がジャガイモの皮を 剥く時に親指の皮まで剥いてしまったことがある。だから、家内が親指の皮を剥かない程度に 適当に切れるように研ぐ必要がある。
包丁を研ぐ時は、手に持って刃先を見た時に刃の左側だけを研ぐようにして、右側は胴体から刃先まで 平らに保っておくことが重要だ。こうしておくと、まな板の上で野菜等を切る時に刃が真下に進んで 切りやすくなるが、両側を研いでしまうと刃先が右に逃げやすくなって包丁が使い難くなる。 これまでに色々と試してみた結果、最初は刃先を30〜40度位になるように研ぎ、最後に 最先端だけを80〜90度位にするのがいちばんいいという結論に達した。つまり、普通に研いだ後に 包丁を40〜45度に立てて包丁の重みだけで数回かるく研いで先端だけを鈍角にする。こうすると 刃先も傷みにくくなり、普通に使う分には切れ味もほとんど変わらない。ただし、柔らかいトマトや桃の 皮を剥くような場合はさすがに切れ味が多少落ちている感じがする。
包丁1本を研ぐのにかかった時間は約5分。今日はナイフと包丁を合わせて7本研いだので、 40分ほどかかった。

WindowsとLinux (2001.7.29)

息子がコンピュータにはまっている。去年の3月にVisual C++を買ってやったのがことの始まりだ。 英語の説明がけっこうあってよく解らん、とかなんとかブツブツ言いながらも、分厚い説明書を 何冊も買ってきてあれこれと調べ、何かのプログラムをしこしこと作っている。 最近はWeb Serverを作り始めた。Windowsだとブラックボックスが多くて設定し難いと言って、 Linuxをインストールし、昨日はルータ機能を立ち上げた。次はWeb機能を立ち上げるんだ、と言って、 どこかからアパッチのソースをダウンロードし、ファイアーウォールの設定をやっている。 この調子で行けば、まもなくWeb Serverが立ち上がりそうだ。

息子に話を訊いてみると、Windowsは最初から標準的な機能が揃っているけど、内部構造が 公開されていないためにブラックボックスが多くて分かり難く、細かい設定がし難いが、Linuxは ソースコードが公開されていて内部構造がよく解り、設定方法も解り易いと言っていた。 要するに、Windowsは家具付きの家みたいで、標準的なものは一応揃っている。しかし、部屋の 構造は決まっており、造り付けの家具が多くてほとんど手を加えることが出来ない。それに対し、 Linuxはなにもない1つの大部屋みたいなもんで、部屋の仕切や家具の設置は自由に行える。 いろいろなDistributionがあって、それぞれ部屋の仕切方法や家具の配置方法のモデルが 提供されているが、どれも自由に模様替えが可能で、自分の好きなようにカスタマイズできるらしい。 システムのことがある程度解ってくると、内部構造が明確で、機能の追加や削除を自由に出来る Linuxの方が面白そうだ。去年、Linuxを始めようとしてインストールするところまでは行ったけど、 十分な時間がなくて結局そのままになっている。今年の夏休みはもう少しLinuxをいじってみよう。

娘の誕生日 (2001.7.29)

今日はショウコの誕生日。今、大学3年生で、9月から就職活動を始めると言っていた。 これまではGパンとサンダルで過ごしてきたため、いわゆる、就職用品を揃えなければならない。 茶髪も黒に戻し、付け爪もやめて、お嬢様姿に戻るんだ、と言っていた。でも、今年の夏は 家にも帰らず、最後のギャル生活を謳歌するそうだ。まあ、一生に一度のことだからそれもいいけど、 親父の脛もだいぶ痩せ細ってきたし、ほどほどにしてくれよな。

親の目からすれば、ショウコにはまだ危なっかしい所がいっぱいあるけど、でも、誰もみんな 色々な経験を重ね、1つ1つ学んでいくんだ。そして、本当の大人に成長していくんだ。 手取り足取り教えていく時代はショウコが大学へ入った時点で終わったんだ。 時には失敗することもあるだろうけど、長い目で見ればそれもきっといい経験になるだろう。 大地にちゃんと足を着け、物事をよく考え、自分を見失わないようにして、後悔しない人生を 歩んでいってください。パパとママはショウコがそんな人間になれるように育てたつもりだよ。

もし、どうしても困ったことができたら、いつでもいいから帰っておいで。パパとママはなにがあっても ショウコを裏切ったりはしないよ。ショウコにとって、パパとママは絶対になくなることのない最後の 砦なんだよ。


HOUSE



過去の日記: 2000年9月〜2001年6月   2000年5〜8月   2000年2〜4月

Geige