診療の流れ
削ったり、詰めたりの修復治療の繰り返しが歯の寿命を短くすることを我々は知っています。 虫歯、歯周病の原因を取り去り、再発させない (治療を繰り返さない)ためにどうしたらよいかを 考えて、以下のような流れで診療を行います。
◆応急処置◆
まずは痛みや症状を取り除きます
◆検査◆
お口の中の写真、X線写真撮影を行います。
現在の歯と歯ぐき、それを支える骨がどのような状態になっているかチェックし、記録しておきます。目に見える情報を得るための検査です。
唾液検査・歯周病検査
虫歯の原因となる細菌の数、再石灰化を促す唾液の量・質の検査、歯周病の進行度の検査、食生活の問診など、目に見えない情報を得るための検査をします。
◆初期治療◆
お口の中の環境を整えます。
検査結果をもとに、具体的な予防方法をお話し、患者さん自身でできることは実行していただきます。ご自身では落とす事のできない歯の表面の細菌は、専用の器械を使って落とし、虫歯、歯周病が起こりにくいお口の環境をつくります。
◆修復治療◆
治療が必要な部位を修復します。
お口の中がきれいな状態になったところで、できるだけ健康な歯を削らず、なおかつ一度治療したところが外れたり、再び虫歯にならないように注意深く修復治療を行います。
◆再評価◆
良くなっているかチェックします。
必要ならば再度検査を行い、初期治療、修複治療を行う前と比較して良い状態になっていることを確認します。再び虫歯、歯周病にならないようにするためどのような点に注意すべきかをお話します。
◆定期的メインテナンス◆
悪くならないように、定期的に病気の原因を取り除きます。
3ヶ月~6ヶ月ごとに、歯ブラシでは落とせない細菌のかたまりを器械で落とし、健康な状態を維持します。新しい虫歯を作らず、歯周病を進行させないことを目標に担当歯科衛生士と患者さんが協力してお口の健康を守ります。