トップページ > 翻訳会社の社長ブログ > 第11回:翻訳者への道 ~見直しの習慣~
IT・技術翻訳の翔訳会社【斉藤翻訳事務所】
プロの翻訳者として生きていくためには、見直しの習慣を身に付けることが非常に大切です。
実は当社に翻訳者として応募してくる方の中に、英語力はずば抜けたものを持っているのに、いざ翻訳を行ってみると、訳抜けや用語の変換ミスなどが頻出するため、仕事を頼むことができないという翻訳者の方が、結構多数いるのです。
このような方々を見るにつけ、もったいないなと、いつも感じます。
どんなに素晴らしい語学力を持っている方でも、ケアレスミスが多くては採用できません。そして訳抜けや用語の変換ミスなどの単純なミスは、しっかりと見直しを行えば、必ず防ぐことができます。
逆に言えば、どんなに優秀なプロの翻訳者でも、最初の1次翻訳の段階では、訳抜けなどを起こすものなのです。
そのように自覚しておかないといけないと思います。
通常、プロの翻訳者は、翻訳時間のうちの20%~30%を見直しに割いています。すなわち、1日の作業時間を8時間とすれば、そのうちの2時間は見直しに割いている感じです。そして、この時間を必ず確保することによって、間違いのない翻訳物を提供することができ、翻訳者として長生きすることができるのです。
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