トップページ > 翻訳会社の社長ブログ > 第18回:翻訳と通訳 ~その1~
IT・技術翻訳の翔訳会社【斉藤翻訳事務所】
語学をベースとした仕事として大きく分けると、通訳と翻訳に分けられると思います。そこで、この2つの職業の違いについて、私の感じるところを述べましょう。
実は、私もかつて会社勤めをしていたころ、会議の通訳をさせられたことがあったのですが、その時に痛感したのは、通訳とは反射神経がないと勤まらない仕事だなということでした。
翻訳では、書いてある文書を一度、自分の中に入れて内容を吟味し、自分で納得したうえで、訳文を出すことができます。ところが、通訳においては、内容を吟味している時間がないのです。反射的に訳文を出す作業が通訳という感じで、即答しなければなりません。なにかテニスでもしているような感覚でした。
そのため、翻訳に比べると通訳の方が、格段に疲れます。
翻訳は、1日のうち8時間は作業ができるでしょう。しかし、通訳は1日に8時間も行っていては、とても体がもたないという感じでした。特に、同時通訳(私は同時通訳はできませんが)の場合は、どんなプロでも10分くらいが限度だそうで、2人ないし3人のチームで同時通訳を行うのが普通のようです。
翻訳と通訳には、結構大きな違いがあるのです。
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