トップページ > 翻訳会社の社長ブログ > 第21回:商社受験の英語
IT・技術翻訳の翔訳会社【斉藤翻訳事務所】
商社の新入社員採用の話です。
今はどうか知りませんが、私が会社勤めを始めた30年前の頃は、商社では男子社員は実力で採用されますが、女子社員の採用はコネ採用が90%でした。
特に取引先の部長以上のコネがないと、女子の場合は商社には入社できないといわれていました。そして雇用する側も、そのようなコネのある女性を落とすわけにもいかず、結構苦労していました。
そして、落とすことの唯一の口述は英語ができないと商社では採用できないということでした。そこで、商社の女子採用の英語の試験は、ものすごく難しい英語の試験が出されたのです。
100点満点で、平均点が15点というような試験が出るため、0点が続出という事態なのです。そして、その答案結果を親に送付するのです。
親としては、娘の答案が5点などという結果を見せられると、これは私の娘は、とても商社は無理だと考え、親の方から、娘に商社はあきらめろと説得するようになるのです。
結果として、商社に合格する女子社員は、英検1級を持っているくらいの実力者でないと受からないという感じでした。まあ、昔はこんな裏話もあったのだと分かってください。
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