別名、エアインジェクション・リアクターといい、リアクターとは化学反応装置のことでAIRとも略される。
二次空気噴射装置のことを指し、二次空気供給装置の一つで、エンジンによって駆動されるポンプでエキゾーストマニホールドに空気を送り、排気ガスを再燃焼させて浄化するシステム。
空気の圧力は途中で付けられているエアコントロールユニットによって制御される。日本車では1973年にロータリーエンジンがマスキー法をクリアする際に用いられたサーマルリアクター(Thermal Reactor)がこの機器に含まれる。二次空気噴射装置(エアインジェクション・システム)の形式には、エアポンプ式と吸引式とサーマルリアクターの三種類がある。
サーマルリアクターは、初期の三元触媒や酸化触媒と異なり、排気抵抗が殆ど無い事が利点であり、サーマルリアクター周辺が高温になるという欠点があったため、各種触媒の排気効率の向上と共に急速に廃れていったものである。
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