通常、primary energy(一次エネルギー)とは、水力、石油、石炭、天然ガス、ウラン等原子核エネルギー・原子力、これ以外にも、風力、地熱などの他のエネルギーに変換し、加工される前の形態でのエネルギーの総称で、自然から採取されたままの物質を源としたエネルギーのことをいう。対する二次エネルギーとは、これらの一次エネルギーを加工することによって得られる電力やコークスなどのことを指す。
日本の一次エネルギー供給構成は、石油49.0%、石炭20.3%、天然ガス13.8%、原子力11.2%、水力2.9%、再生可能・未利用エネルギー2.8%等(2005年時点)となっており、一次エネルギーを表す指標として、原油換算万トンである万キロリットル(万KL)がある。
言語学的にいえば、エネルギーとは「仕事をする能力」という意味を持つギリシャ語の「エネルゲイア」から派生した言葉である。
ちなみに、普段利用しているエネルギーは、原油・ウランなどの様々な「エネルギーを発生させるもの」を「一次エネルギー」とし、電力会社や石油会社などが使いやすいように形を変えることを「転換」といい、転換後の「エネルギーを発生させるもの」を「二次エネルギー」といい、電力やガソリン、都市ガスという形で消費者に販売される。
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