経済性向上と環境負荷軽減のために、高効率ガスタービン(Highlyefficiency Gas Turbine)が注目されている。
1,100℃級ガスタービンによる発電プラントから、改良型コンバインドサイクル発電の1,300℃級ガスタービン発電プラントを経て、現在ではMACCとも呼ばれる1,400〜1,500℃級ガスタービンによる発電プラントが実用化されている。
この1,500℃級ガスタービンは、冷却方式によって、燃焼器の蒸気冷却を行うタイプとガスタービン翼の蒸気冷却を行うタイプに分かれており、次世代型発電システムとしては、1,700℃級高効率ガスタービンの要素技術開発が国家プロジェクトとして進められている。
一般的に、発電用ガスタービンの多くは、蒸気タービンと組み合わせてコンバインドサイクルとして使用されている。
このシステムは、ガスタービンの入口ガス温度を高めることで熱落差を拡大させ、一層の高効率化が図られている。
通常、ガスタービンエンジンは、原動機の一種で、燃料の燃焼等で生成された高温のガスでタービンを回して回転運動エネルギーを得る内燃機関で、重量や体積の割に高出力が得られることから、現在ではヘリコプターやほとんどの航空機に動力源として用いられたり、指導時間が短く、冷却水もいらないため、大規模火力発電所の高効率複合サイクル発電(CC発電)としても利用されている。
IT・技術翻訳の翻訳会社【斉藤翻訳事務所】
英語・中国語・韓国語、多言語翻訳からホームページ制作、印刷物制作まで幅広く対応いたします。