用語集・電気温水器 | IT・技術翻訳の専門会社【斉藤翻訳事務所】

電気温水器（electric water heater）とは、熱源により水を加熱し、これをお湯として供給する給湯器具の一種で、熱源には夜間電力を利用して夜のうちに必要量のお湯をつくり、タンクに貯めて保温する貯湯式給湯器である。
特徴としては、空気を汚さず静かであること、割安な深夜電力を使用するので経済的であることと給水や点火・消火の操作が不要であること、災害や事故が発生しても火元にならず安全であること、
シンプルな構造で故障が少なくメンテナンスも容易であること等があげられる。電気温水器のタンクの中に組み込んだ電気ヒーターによって水を加熱（100℃近い熱湯）することにより、水は対流を繰り返しながら沸き上がり、指定の温度（適温）で自動的にストップする。給湯はタンクの上面より行い、給水圧によって、使用したお湯と同量の水がタンクの下面より補充される仕組みになっている。昔は、電気温水器では追い焚きが難しかったが、近年ではマイコンタイプ・追い焚き機能付きタイプ・自動湯張り機能付きタイプなど、様々な種類の電気温水器が増えてきている。
電気温水器のデメリットは、タンクが大きいため設置場所に困るということであり、加えて、装置の値段が高いところ。
混同されがちなエコキュートとの違いとしては、電気温水器は、電気の力（ヒーター）でお湯を沸かして、貯水タンクにお湯を貯めておくという方法であるが、対するエコキュートは、室外機を使って外の熱を圧縮することで熱を作り出し、その熱を使いお湯をつくるということに大きな違いがある。