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用語集

エネルギーセキュリティ

日本のエネルギーセキュリティ指標(2006年)を見ると、1次エネルギー依存度が80.8%、石油輸入依存度が99.7%、輸入原油のOPEC依存度が90.3%と、他国に比較して脆弱な供給構造であるため、2002年6月14日に成立・公布された「エネルギー政策基本法」においては、「エネルギーの安定的な供給について(中略)エネルギーの供給源の多様化、エネルギー自給率の向上およびエネルギーの分野における安全保障を図ることを基本として施策が講じられなければならない」と定められている。
国家戦略的見地から、日本の安全保障上重要となるエネルギーについて、その安定的な供給確保策を講じて実施することを「エネルギーセキュリティ」もしくは「エネルギー安全保障」ともいう。
一旦、国際的な紛争などが発生すれば、エネルギーの交易上の障害は依然として国を単位として発生する性格を有するものであると言えるため、そのセキュリティ確保の方策、危機管理方策も国を単位として検討すべき政府の主要任務となっている。

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