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用語集

高レベル放射性廃棄物

一般的に、高レベル放射性廃棄物とは、使用済燃料の再処理工程(第一溶媒抽出サイクル)で分離された、主として核分裂生成物(FP)とアクチノイド元素を含む放射能レベルの高い液体廃棄物のことであり、放射性核種の崩壊に伴う熱の発生が問題となる放射能レベルを有する廃棄物である。
日本では使用済み核燃料を再処理した際の廃液およびそれを固化したガラス固化体のことを指す。
これらの廃棄物は、半減期の長い長寿命核種(特に、マイナーアクチニド (MA) のネプツニウム、アメリシウム、キュリウムには、半減期が数万年に及ぶものもある)が含まれており、時間経過による減衰は考慮できない。
そのため、短寿命で放射線量の多い放射性物質の減衰を目的として、人間界から隔絶するために地下深くに埋設して処分する地層処分が、主に関係する諸国で検討されているのが現状。地層処分とは、高レベル放射性廃棄物をガラスによって固化して(ガラス固化体)、30年から50年の中間貯蔵を経た後に、オーバーパックと呼ばれる金属などの容器に封入され地下深部に埋設されることをいう。

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