用語集・国際原子力機関（IAEA） | IT・技術翻訳の専門会社【斉藤翻訳事務所】

国際原子力機関（ International Atomic Energy Agency）とは、国際連合の専門機関の1つで、1957年7月29日設立されたもので、その目的は原子力を世界の平和・保健・繁栄のため貢献させることである。
核分裂性物質の監視と原子力の平和利用に関する開発の推進を行う。
本部はオーストリアのウィーンにある。またトロントと東京の2ヶ所に地域事務所と、ニューヨークとジュネーヴに連絡室がある。主として、総会、理事会、事務局が存在している。国際原子力機関は、原子力の平和的利用に関する分野と、原子力が平和的利用から軍事的利用に転用されることを防止するための保障措置の分野に大別される。
2005年10月、両分野におけるIAEAの貢献が認められ、IAEA及び同エルバラダイ事務局長（当時）はノーベル平和賞を受賞したことでも有名。原子力の平和的利用に関するは、原子力発電、非原子力発電（環境、保健、水資源、鉱工業、食品、農業等における放射線の利用）及びこれらの利用の安全・セキュリティに係る分野に大別されるIAEAの事業は、開発途上国に対する技術協力活動も実施されている。