中性子とは、ドイツのW・ボーテとH・ベッカー、イレーヌ・ジョリオ=キュリーと夫のフレデリック・ジョリオ=キュリー、またイギリスのジェームズ・チャドウィックらによって発見されたもので、物質の最小単位である原子は原子核と電子で構成される。
原子核はさらに陽子と中性子(ニュートロン)で構成されるが、その中の中性子とは文字通り電気的に中性で、原子核の中に簡単に入ることができるのが特徴。
中性子は核分裂によってのみえられるので自然界には存在しない。この性質を利用して、中性子をある原子核に衝突させ核分裂を起こすと、その際に大きなエネルギーが発生する。同時に核分裂によって2、3個の中性子が新たに放出されるが、それが、また別の原子核にぶつかっては核分裂を引き起こす。原子炉の中では、このように原子核の核分裂が連鎖的に起きている。
ウランやプルトニウムなどの思い原子核に中性子がぶつかっては核分裂する連鎖反応により、膨大な熱エネルギーが生まれる。
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