トップページ > 用語集 > アーク溶接

IT・技術翻訳の翔訳会社【斉藤翻訳事務所】

用語集

アーク溶接

アーク溶接は最も広く用いられる溶接法で、溶接する対象に合わせ様々な方法が開発され使用されており、電気アークは気体中の正負電極間を放電する現象であり、低電圧・高電流が特徴である。
電気アークの温度は数千から数万度と非常に高いため、これを溶接時の熱源として用いる方法がアーク溶接である。
アーク溶接は溶接速度がとても速く、適切なアーク溶接が行われれば溶接部の強度はかなり高い。しかし、溶接時に発生する光が強く、溶接箇所が見にくいため、初心者は溶接不良などの失敗をしやすい。
このアーク溶接は、金属材料と電極の間にアークを発生させ、その熱で接合部を局所的に溶融させ接合を行っていく。
一方、金属を大気中で溶接すると、大気中の酸素や窒素が溶融金属の中へ溶け込んで溶接部分の機械的性質が劣化することが多い。
そのため一般的には、フラックスなどの被覆剤や不活性ガスを用い、溶融部分を大気から遮断して溶接する。ちなみに、アーク溶接は旋盤やフライス盤などの切削加工と比べて、同一の条件で加工することが少ないため、加工者の技術を要する。
アーク溶接で気をつけることは電流の調整であり、電流が弱いと母材がしっかりと溶けず、適切な溶接ができない。
また、アークが発生しづらく、溶接棒と母材とがくっつきやすい。反対に電流が強すぎると母材が溶けすぎて穴があいてしまうことがあるので注意が必要。

お電話でのご相談の方はこちら 03-6420-0141 受付時間 平日10:00~18:00

メールでのお問い合わせはこちら 24時間365日受付

ページのTOPへ

IT・技術翻訳の翻訳会社【斉藤翻訳事務所】
英語・中国語・韓国語、多言語翻訳からホームページ制作、印刷物制作まで幅広く対応いたします。