トップページ > 用語集 > 研削・研磨加工

IT・技術翻訳の翔訳会社【斉藤翻訳事務所】

用語集

研削・研磨加工

一般的に、「研磨」とは、広い意味をもち、削りとる作用に力点を置いた「研削」という意味も包含する場合が多い。
鏡面に近い仕上げ面粗さを得ようとするときには研削というよりは研磨という用法が使われる。研削加工は本質的に切削加工の一つであり、被工作物を削り目的の形状を得るという点では、多数の刃先を持つフライス加工と砥石を用いる研削加工とはよく似ており、砥石の特性として、砥粒よりも硬度のある素材の加工が可能であること、刃先のように再研磨が必要で無いことがあり、また砥粒切れ込み深さが微少であっても切削できることから良好な加工精度、仕上げ面粗さが得られる。研削砥石は切れ刃に相当する砥粒、砥粒を保持する結合材と、研削時の微少切り屑や研削油をためる気孔からなる。砥石の性能は、粒度、結合材種類(ビトリファイド、レジノイドなど)、砥粒種類(アルミナ、ダイヤモンド、CBNなど)、砥石組織、砥粒保持力によるが、研削加工の種類には、平面研削、円筒研削、心なし研削、内面研削などがあり、研削加工では、切削速度が非常に速く、研削点の温度が高くなるため、研削性能のよい研削液を必要とする。これとは違い、砥粒を用いて広義の切削加工を行うものが研磨であるが、研削加工が固定された砥石を用いて削り加工を行うのに対し、砥粒が固定されず加工されるものを研磨加工と呼ぶ。
研削加工では砥石には回転運動が与えられ、砥石内の砥粒で工作物の表面を削り、その面を平滑にし、精密に仕上げられる。

お電話でのご相談の方はこちら 03-6420-0141 受付時間 平日10:00~18:00

メールでのお問い合わせはこちら 24時間365日受付

ページのTOPへ

IT・技術翻訳の翻訳会社【斉藤翻訳事務所】
英語・中国語・韓国語、多言語翻訳からホームページ制作、印刷物制作まで幅広く対応いたします。