12月15日(木) 祖国とは国語である (貼付け)根源へ(草舟立言) 「言葉について」 正論1月号 P228 ■祖国とは国語である(P232〜) 執行 エミール・シオランが発した「祖国とは国語である」という言葉は名言中の名言ですね。『告白と呪阻』の中にあり、国語とは何かを考える端緒を与えてくれます。一半世紀最高の至言のーつと言ってよい。 ―私もそう思います。でも、この言葉は日本ではきちんと受け止められていませんね。 執行 島国で言葉を奪われたことのない日本人には理解しづらいのかもしれません。 ・・・・。 現代において「祖国とは国語である」を実践したのがユダヤ人です。離散から二千年経ってイスラエルを建国するさい、ユダヤ人は旧約聖書のヘブライ語をイスラエルの国語として復活しました。ヘブライ語は二千年間使われていなかった言葉ですよ。だから、彼らの苦労は尋常ではなかった。今使える言葉にするため、いかなる努力も惜しまなかった。 一九四八年のイスラエル建国当時、移住したのは主に東欧と英米間のユダヤ人でした。英語間の人たちが上層に多かった。損得勘定で言えば、英語を国語にしたほうがはるかに得で便利だった。当時は英国の委任統治の関係で英米に助けてもらわなくては存立できない国だったわけですから。独立の経緯を読むとわかるのですが、英語を国語にすればイスラエルは英連邦の一員になれたのです。ところが、彼らはヘブライ語を選択した。そのために彼らがどのくらいの損害を被ったかというのは想像を絶するものがあります。子供のころから英語を習わせる日本人には絶対に理解できないでしょうね。 ・・・・・。 イスラエルは周囲をアラブに囲まれた小さな国です。ああいう環境の中で戦い続け存続するというエネルギーの源泉はヘブライ語なんですよ。 ・・・・・。 執行 外交の裏には、形を変えた戦争があることを知るべきです。私がイスラエルに惹かれるのは、覚悟を持って自らを貫こうとするところです。それが出来るのは、国語をヘブライ語にしたからです。そのために彼らが失ったものの大きさというのはすごいものがあります。あの時イスラエルに集まったユダヤ人というのは、西欧先進国の知的な層が多かった。その人たちは自ら一番得をする言語を捨てた。今は二代目、三代目の世代になり、英語、ドイツ語、フランス語はほとんどできないといいます。つまり彼らは子供たちの世代の得も捨てたわけです。 ―しかし、それがイスラエルの強さにつながっている。 執行 そうです。現に強いじやないですか。 ・・・・・。 毎月愛読している「正論」の1月号に目を通していたら、執行草舟氏(しぎょう・そうしゅう)と正論記者との「根源へ」という対談シリーズで「言葉について」かなり難解な(私にとっては)やり取りが載っていました。その中で、「祖国とは国語である」という命題で国語がいかに大事か、そして日本が誕生してから先人たちがいかに日本語を作り上げ大事にしてきたか述べておられます。 恥ずかしながら、イスラエルが建国した時に、自国語を英語ではなく「ヘブライ語」にした事。またその理由を知りませんでした。日頃から、日本語こそ日本たる根源であるとは思っていましたが、ユダヤの人たちが2000年の経ってやっと自分たちの国を作ったその覚悟の本心に触れた思いです。 今の時代に我々が住む自分たちの国は、我々の世代だけの理由で勝手にその国体を変えるような事をすべきでは無いとあらためて思いました。 先人たちの英知と残されている伝統は理屈では解き明かせない、守らなければならないものだと思います。 *TOP* |
平成23年 12月 |
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12月10日(土) 12月定例会 一般質問要旨 地方の時代を迎え、攻めの方式は 地方分権、商圏のグローバル化→地方の時代⇒まちの生き残りをかけてどうする ⇒攻めの体制づくりの確立が必要だ。 <物>と<人> <物> 提案 ○神石牛ブランドの確立で全国制覇を *産地の確立→神石地区だけに限られるのか。拡大は出来ないか *種の確保 →広島牛からの脱却は出来ないか *和牛の里再構築プロジェクトの進捗状況は *販売ルートの開拓、拡大の方策は *新会社の設立はどうか=ベンチャー企業←ファンドの対象 |