大きく、くり抜かれた部分には透明のプラスチック（スーパーボンドＣ＆Ｂ）を詰めます。
形を整えて金属のインレーの型を取る直前です。
なかなか綺麗でしょ？
次回金属を接着してお終いです。
歯が割れることがあるかもしれませんが、割れた場合には金属の心棒とかぶせものにすると言うことで、なるべく割れにくい処置をしました。
こうすることで、歯は削らずに多く残ります。

少し暗いので、明るい写真も撮りました。
綺麗に根管充填まで出来たと思います。

４回目のアポイントです。
根管充填後痛みも出なかったのでなるべく早めに治療を進めることにしました。
歯がたくさん残っているのでなるべく削るのをやめて残す治療方針に決まっていたからです。
口腔内からの写真です。３つの薬が見えてます。

異なる方向からのレントゲン写真です。
これで、大丈夫だと思います。

根管充填が終わった後の確認のレントゲン写真です。
歯根先端からシーラーが漏れだしていますが、いい感じだと思います。

異なる方向からのレントゲン写真です。
苦労しましたが、とてもいい感じです。
この位置で薬を詰めていきます。

３回目のアポイントです。ここまでで６時間根の治療にかかっています。
しっかりとした根管治療（根の治療）には時間がかかる事が分かると思います。
どんなに上手な人でも私の半分の時間はかかると思います。
早く終わっている場合はあきらめていることが多いと感じているのですが・・・

異なる方向からのレントゲン写真です。
電気的根管長測定と合わせてこれで長さと曲がり具合は分かりました。
とてもいい感じだと思います。

治療開始から２時間以上かかり、やっと見つかりました。
石灰化して閉じているように思えても実際にはあることが多いと実感しています。

２回目のアポイントです。
治療前に確認のレントゲン写真を撮ります。
白く写っているのは、水酸化カルシウムの薬です。
レントゲン上左側の根管（神経の入っていた空間）が見つかっていません。

１つ前の写真と同じアングルですが、こっちの法が見やすいかもしれません。
右下の方向に遠心狭側根管がありそうですが・・・

根の治療を始めて３時間、神経の入り口が２つは見つかりました。
最低でもあと１つはあると思うのですがなかなか見つかりません。
口腔内からの写真です。

術前、異なる方向からの写真です。
大きな虫歯などはないですが、歯髄が死んでしまって歯根先端の骨が壊れているのがよく分かります。
また、歯髄腔は狭窄（きょうさく＝せまくなっていること）していそうですね。

岩田です。
今回治療した歯は右上の第２大臼歯（レントゲン一番左）です。
術前写真です。
ずいぶん前から歯髄は死んでしまっていたようで、少し歯がぐらつきます。
そこで治療開始となりました。