予報士インタビュー
気象キャスターになりたい方へ(気象予報士 林 保捺美)
☆自己紹介
私は薬剤師の資格ももつ気象予報士です。大学時代は薬学部で、薬や医療のことを中心に学びました。薬剤師免許を取得し、調剤薬局に就職しました。薬局で勤務するなかで、気象病(気象の変化によって起こる不調)に興味をもち、気象予報士を目指しました。現在、気象キャスターと薬剤師の仕事を両立しています。気象情報と合わせて、日常に役立つ情報を発信し、視聴者のみなさんの生活に寄り添うことのできる気象予報士でありたいと思っています。 |
☆事務所での研修内容
事務所の魅力は学べる環境が充実していて、丁寧に指導してもらえるところです。 天気図解析の勉強会は2週間に1度以上の頻度で開催され、自分で行った解析に対してアドバイスをもらい、予報士同士で討論する機会があります。地域に特化した予報技術も経験豊富な予報士から学ぶことができます。 またキャスター研修では、実際の放送を想定して気象解説を行い、自分では気づけない癖や課題を明確にしてもらうことで、実践力に繋がっています。 繰り返し練習を行うことで自信をもって放送に臨むことができています。研修を通して、ひとつひとつの言葉を大切にして、視聴者の心に響く伝え方を心掛ける大切さを学びました。 |
☆気象キャスターを目指す人へ
気象キャスターは仕事の楽しさ・やりがいを得られると同時に、責任を伴う仕事です。 どんな状況下でも限られた時間の中で、情報を正確かつ分かりやすく伝えなければなりません。 出演している朝の番組では、アナウンサーの方と対話形式で話をしながら天気を伝えています。以前は、聞かれたことに対して事前の下調べが不十分でひとことしか返せず、悔しい思いをすることがありました。普段から空をみて勉強を欠かさず、幅広い知識を身につける必要があると感じました。日々努力を積み重ね、今では気象の知識を端的に話せるようになってきており、天気の解説にも役立っています。 もっと成長していかなければならないと思えるのは、事務所所属の気象予報士の仲間からいつも刺激をもらっているからです。信頼される気象キャスターになるために自分自身でどんどん可能性を広げて頑張っていきたいです。 |