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ミュージック アレンジは、日下部徳一郎(作・編曲家)のホームページです

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MUSIC ARRANGE

作・編曲講座Vol. 3声・4声のハーモナイズ

前回の恋人とのお付き合いの秘訣・・・・お解かりいただけましたか??
お付き合いから話が進んで結婚すると・・・やがて・・・に。
まっ、お付き合い→結婚・・・・これが順番が逆になったり、ならなかったりは置いといて。。。。


二人っきりの時は、しょっちゅうベッタリでは息が詰まる・・・・さりとて離れ離れはチト寂しい・・・
ん、わかるわかるこの気持ちーーーーーえっ?

しかし、ここに子供が入るとすっごく人間関係が滑らかに。
んで、破壊寸前の危機も解決!なんて事にも。。



ただし・・・・そこは人間の社会そう簡単でないのが現実!!!
ハーモナイズの世界もいろいろと法則が存在する様でして・・・・・・ハイ!

     3声のハーモナイズ



家族安泰の「掟」  三人家族の場合!

@2声のハーモナイズが基本なので、Vol.7の恋人のお付き合いの項を復習すること。

Aハーモニーパートの流れがきれいになるように。
 つまり、寄り添ってみたり、チョッピリ反発したりしてもOK!(斜行、反行を行なう) 

Bメロディーに3度が無いときには内声に3度を必ず入れる。

C7thのコードでメロディーに7thが無いときには内声に7thを必ず入れる。

Dメロディーと第二声、第二声と第三声はオクターブ以内とする。

E非和声音の扱いは二声のハーモナイズに準ずる。

F非和声音がそのコード内で解決されるとき、解決される音を内声で使わない。

G第二声がその楽器の音域では高すぎる場合、8va下げてオープンにする。



 こりゃ〜〜眠るな!!


渡辺貞夫氏は彼の著書「JAZZ STUDY」の中でこう述べている。
すべての音楽作業上において各音、各声部に対する認識が大切である。
この認識こそは将来、作編曲を行う上に緻密な作業ができるかを決定するといっても過言ではなかろう。・・・と!



そこで、四声密集(Four Way Close)によってその基本処法を学ぶことにしましょう。







 [ 4 Way CLOSE ]


四声密集によるハーモナイズ(和音づけ)を示し、密集とは、四声の Voicing による音の幅がオクターブ以内である。
メロディーのトップの音が Chord の中の音で出来ているものを Chord Tone Melody と呼び、Chord Tone 以外の音は Nonchord Tone と呼ぶ。





@ Chord Tone をハーモなイズするときは、その Lead (トップの音)の音が最上音となるように Chord を展開する。

A Nonchord Tone をハーモなイズするときは、その Nonchord Tone のすぐ下になる Chord を Omit してのち Nonchord Tone の下にハーモナイズする。




この技法は最も初歩的な方法です・・・・・・

硬い話はこのくらいにして、次回は少々変わった切り口で・・・・・・・

       楽器学でも行きましょうか



んでは、お休みなさ〜〜い!