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TV版「AIR」舞台探訪〜兵庫県香美町、京都府宮津市編〜
あれは今から3年ほど前のこと。 当時、私とQLAND氏は、「AIR」(ゲーム版)の舞台に似ている町があると聞き、兵庫県香住町へと出かけたのだった。 当時は舞台でも何でもなくて、ただファンの間で雰囲気が似ているとウワサになっただけの町だったのですが、それでも結構楽しかったし、良い思い出になりました。(「AIR」舞台探訪〜Dream編〜) ところが、ネットの情報によると、アニメ化されたTV版「AIR」の背景に、その香住町(今は名前が変わって香美町)が出てくるという。 そんなわけで、前日のTV版「AIR」舞台探訪〜美浜町編〜から一転、今度は本当の舞台となった、兵庫県香美町へと出かけたのでした。 「AIR」再訪-その1- −兵庫県美方郡香美町 香住天文館−
寝ぼけ顔で妙な気合いを入れて、疲れた体にムチを打ってQLAND氏宅を出発、車へと乗り込む。 実際には連日のドライバーを務めるQLAND氏が一番疲れてるはずだが、QLAND氏は疲れをおくびにも出さずに車を走らせる。そして、私は疲れて後部座席でほとんど眠りこけていた…。 そんなこんなで、途中の記憶がすっぽりと抜けつつ、なつかしい香美町に到着。 しかし、自分のデジカメは電池切れ。そんなわけで、ここからはQLAND氏のカメラを借りたり、SUGI氏に撮影してもらったり。 人形と背景を同時に入れるためには、絞り優先AE機能が無いと厳しいので、いつものようには撮れないかも? と、先行き不安のうちに、やって来たのは、西港と東港の間にある岡見公園の頂上。
ここがオープニングに出て来る天文台なのだ〜、と向かおうとしたら、
後ろが何か騒がしいようですが、気のせいでしょうか?
感動的なぐらい、アニメの背景そのままです。 「AIR」再訪-その2- −兵庫県美方郡香美町 西港付近−
岡見公園を降りて西港の漁協の付近へ。
これもネットでの情報の通り、アニメの背景そのまんま。
私は覚えが無かったのだけど、QLAND氏が「往人が空を見上げるシーンがあった」というので、パチリと1枚。
アニメ中に電球を載せた漁船が出てくるが、まず日本海沿岸のイカ釣り船に間違いなく、この香住港がモデルと考えて良いだろう。 「AIR」再訪-その3- −兵庫県美方郡香美町 香住湾の西側付近−
香住湾の西の外れ、高校のあるあたりまでやって来ると…。
舞台発見!! …と、言いつつ、実はQLAND氏が事前偵察で見つけていたものだったりする。
アニメ中の上のシーンでは、橋はコンクリートになっていたが、ご覧の通り木製が正解(?)。 背景は干潮の時に川の中から撮られたらしいが、この時は満潮でこの通り。 そしてちょうどこの背後にあるのが…、
美凪の回想シーンに出てくる消防団の格納庫にそっくりなのだが…、
・火の見櫓の位置が前後逆なこと。 ・倉庫のシャッターの形が違うこと。 などから、背景のモデルとは違う模様? アレンジだとすると手間がかかりすぎるアレンジなので、モデルでないと考えるのが自然だろう。 この後、市街中を火の見櫓を探して回ったのだけど見つからなかった。 なぜ上の橋をモデルにしておきながら、すぐ近くにあるそっくりなここをモデルにしなかったのか? 謎は深まるばかりでございます。 ('05.08.01 追記) 後日、QLAND氏から美凪の回想シーンに出てきた火の見櫓を見つけたとの情報が届いた。
アニメ中とは格納庫に対するハシゴの向きが違うのだが…、
格納庫のシャッターを収納する部分の形、屋根のかすかな錆びの模様などから、ここがモデルと判断して良いだろう。
場所は、国道178号から中央公民館に曲がる角のところ、とのこと。やっぱり、“美凪櫓”は香美町にあったのだ! 情報どうもありがとうございました>QLAND氏 …つーか、いつの間に!? 「AIR」再訪-その4- −京都府宮津市・舞鶴市−
香美町を後にして、今回の旅の最後の目的、「美凪列車」こと北近畿タンゴ鉄道の列車の撮影に。
やって来たのは、京都府宮津市と舞鶴市の間を流れる由良川の宮津市側。
この由良川を上流にさかのぼって行くと、「SNOW」の舞台のモデル、京都府美山町があり、ヒロイン雪乃の家のモデルの前を流れているのがまさにこの由良川だというのは、知っておいて損はない(得もないが)。 本当は列車が通るシーンを撮りたかったのだけど、1時間ほど待たなければならず、帰りの新幹線に間に合いそうになかったので涙を飲んで断念。 最後に列車の中のシーンを撮るために列車に乗って帰ろうということで、近くの無人駅に。 ところが、しばらく待って来た列車は、美凪列車(普通列車)ではなく、「メカゴジラ」ことタンゴ・エクスプローラーの車輌を使った快速列車。
ここでダメモトと思って、「ジョルダン君」(「花よりも花の如く」@成田美名子)ことiモードの乗り換え案内で検索してみると、特急「まいづる」と新幹線「のぞみ」を乗り継いで、名古屋発19:48の快速中津川行きに乗れば、中津川で普通電車に乗り継いでその日のうちに松本に帰れることが判明(3時間以上普通電車に揺られることになるけど…)。さすが、ジョルダン君。
待つこと、30分以上。時刻表より遅れて、もしかして特急「まいづる」に間に合わないんじゃないかという不安が交錯するなか、ついに美凪列車(普通列車)はやって来た。
ここで、QLAND氏とお別れ。 SUGI氏(と娘たち)と一緒に美凪列車に乗り込む。
今、万感の思いを込めて美凪列車が行く。
諸々の制約があって同じアングルでは撮れなかったけど、車中の様子もアニメとほぼそっくり。 ちょっと失敗したのが、せっかくだから由良川橋りょうを渡るために、その手前の駅から乗れば良かったということ。まぁ、また次の機会があれば今度こそ。 さて、そんなこんなで、西舞鶴駅に降り立った私とSUGI氏を待っていたのは、山陰線の列車事故によるダイヤの遅れのニュース。以下、この後の経過を時系列順に書くと、 17:13 西舞鶴発 まいづる10号 19:15 山陰本線の事故で30分ほど遅れて京都着 19:26 京都発 のぞみ66号 20:02 名古屋着 この時、すでに中津川で連絡出来る普通電車は無い。 20:10 名古屋発 ホームライナー中津川1号 平日だったために、たまたまあったホームライナーに乗り込む。 予約券が売り切れてたので立ちっぱなし…。 21:26 中津川発 中央本線普通列車 で、何とか日付が変わらない23:30すぎに、無事に自宅にたどり着けました。 次は、みちるが何と言おうと、こんな際どい旅行、もう二度とやらん。 そんなわけで、雨にたたられながらも、既知の舞台はメモリに収めて、新しい舞台を1件,似ている場所を1件見つけたわけで、苦戦の末に辛勝という出来の舞台探訪でした。 最後になりましたが、ドライバー,宿の提供と毎度お世話になっているQLAND氏、そして忙しいところ駆けつけてくれたKIMU氏、SUGI氏に感謝です。 また、この舞台探訪で参考にさせていただいたサイトさんの紹介です。感謝m(__)m
終わり。
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