「FATALIZER」舞台探訪

−東京編−



舞台探訪者の心得
 ・探訪先では、地元の人の迷惑にならないように行動する。
 ・観光地でない場所や公共施設でない場所への探訪,撮影には十分注意する。
 ・探訪者の多い場所での行動は控えめに。
 →協賛サイト:舞台探訪まとめSite


 「咲-Saki-」の小林立先生の前作、「FATALIZER」の舞台探訪です。
 試行的な要素が強い本作ですが、「咲-Saki-」の原型とも言える要素がそこかしこに見られ、小林立ファンならば押さえてきたい一作と言えます。
 以前に長野県内の舞台を取材したことがありましたが、ここでは、メインの舞台となる東京下町の舞台をご紹介します。

−「FATALIZER」舞台探訪(東京編) 地図−

士栗「私を元気にしてくれる季節の移ろい」(P3)

 ここは、江東区の深川図書館。
 本作の冒頭、この図書館から「咲-Saki-」ののどっち似の主人公、士栗が出て来るシーンから物語は始まります。
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 そして、この図書館の横に…、

P52

 作中に「図書館の隣の公園」として登場する、清澄公園があります。
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 ん? 「清澄公園」? はい、お気づきの方もいると思いますが、「咲-Saki-」の主人公が通う、清澄高校と同じ名前なんですね。
 「咲-Saki-」では、県予選会に登場した高校の名前が長野県内の実在する地名から付けられていますが、「清澄」という地名は(調べたかぎり)県内にはありません。
 それが、「FATALIZER」の物語上、重要な場所として登場する公園の名前が「清澄公園」である事から、ここが清澄高校の名前の由来だとするのは、無理のない推論だと言えるでしょう。

「いたぞ! あそこだ!」(P18)


士栗「ホントだ−」(P53)

 本作では、のどっち似のキャラである士栗と、咲ちゃん似のキャラである宥利が、ここ清澄公園で運命的な出会いをします。
 残念な事に、重要アイテムである遊具は既に無くなっています。
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士栗「待って…!」(P19)

 雨の中、士栗が宥利を追いかけるシーンは、公園の北の時計台前です。
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P11

 士栗と宥利の会話シーンは、隅田川ぞい、清洲橋のそば。
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宥利「山育ちなんだ…」(P11)

 ここで「長野の八ヶ岳が故郷かな」と話す士栗。
 このエピソードを覚えていたので、後日、士栗似の「咲-Saki-」ののどっちの家のモデルが八ヶ岳山麓の原村で発見された時には驚きました(笑)

P12

 ↑が清洲橋。モダンな中央大橋も良いですが、これはこれでクラシカルな外観が美しい橋ですね。


 隅田川ぞいに下って、月島周辺の舞台へ。

P38

 3人が追っ手から逃げるシーンは、「咲-Saki-」にも登場する佃公園の灯台の模型の建物から。
 本作中だと街灯がありませんが、「咲-Saki-」の背景になると登場してます。
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P38

 逃走シーン、↑の奥に見える赤い橋は、佃小橋。
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ウィルマ「勝鬨橋が落ちたァ!?」(P164)

 そして、最後は勝鬨橋から。隅田川最下流の橋になります。
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半年後−(P163)

 半年後のラストエピソードの冒頭は、晴海埠頭から。
 原作から7年以上経ってるため、あちこちビルが増えてます。
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 本探訪記内の登場人物のセリフの著作権は小林立先生 にあり、ここでは当該作品の副次的な視点提供を目的として引用しています。


 取材にあったっては、下記のサイトを参考にさせていただきました。
  ■[舞台探訪]FATALIZER 聖地巡礼 佃島には負けませんよ?
  ■[舞台探訪]FATALIZER 聖地巡礼 私を清澄にしてくれる季節の移ろい
 しらさん、どうもありがとうございました!