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「咲-Saki-」舞台探訪−東京都内編−
東京都港区 −芝浦埠頭周辺−
「咲-Saki-」第4巻の巻末に収録されている番外編「ふわふわ衣にタルタルソース」ですが、背景がレインボーブリッジ、そして海の向こう側にお台場が見える場所、と来ればもう場所が特定出来たも同然。ちょうど、「神様ドォルズ」-東京編-で日の出桟橋付近に行く予定があったので、いっそのこと抱き合わせで行ってしまおう、という事で、夏コミ合わせだった計画を前倒しして行く事にしました。
今回のメンバーは、QLAND氏とSUGI氏、そして私という三人。 JR浜松町駅に10時に集合した後、芳林堂の「咲-Saki-」第4巻の東横桃子のピンナップを入手せんと、モノレールに乗って天王洲アイルまで行き、芳林堂天王洲アイル店まで行ったものの、開店が11時からというオチでまずつまづく我々一同…orz 仕方がないので、作品中に品川埠頭からの背景があったような気がするので、天王洲アイル駅から品川埠頭を目指して歩いて戻る事に。 けれども、品川埠頭でのいいアングルが見つからないまま、歩いているうちにいつの間にか芝浦埠頭まで戻って来てしまった。う〜む? 芝浦埠頭入り口までたどり着いて、そこから埠頭方面に歩いて行こうとしたら…、 ???「もしもし、そっち行っちゃダメですよ!」 と、呼び止める声が。 気づくと、守衛所らしい建物からおじさんが声をかけてきている。 守衛所前まで言って話を聞いてみたら、埠頭は港湾区域なので、立ち入りには港湾管理局の許可証が必要なのだそうな。 なるほど、話には聞いていたけれども、これが「港湾区域」か。貿易管理などのために、一般者から隔離された区画になっているのですね。 せっかくここまで来たというのに、もうあと少しこの先に行けば「ふわふわ衣にタルタルソース」の中で龍門渕のメンバーが歩いていた場所があるはずなのに〜。 …まてよ、という事は、 「さすがは透華お嬢様、港湾区域も顔パスだったという事か!!」 「そうだったのか〜! これは大発見なのですよ〜!」、と守衛さんの前で興奮して話していたら、なぜか残りの二人に引きずられるようにしてそこから引き離されてしまいました。もしもしキミたち、なぜそんなに私を哀れむような目で見ますか? …さて、とはいえ入れないものは仕方ないので、一般者が入れる、レインボーブリッジ下の区画まで行ってみことに。
う〜ん、レイアウトとしてはいい感じ。 あとこれでもう少し北に300mばかり行けば、そうちょうどあの辺り…、
[地図で見てみる] この写真を撮影した後ろ側に、レインボーブリッジを歩ける遊歩道に昇るエレベーターがあるというので昇ってみることに。
第4巻 P190の背景は、位置的にはあのへんのはず。龍門渕メンバーの背後の階段は補給管(?)のパイプラインみたいです。 この写真はレインボーブリッジの遊歩道ノースルート上から撮影したもの。読んでいる方は、↑の地図を航空写真モードにして、せめて雰囲気だけでも味わってみて下さい。 [地図で見てみる] さて、ここから先の芝浦埠頭入り口まで戻って、交差点の中から埠頭入り口を振り返ってみると…、
埠頭から出たところで、衣が駆け出すシーンの背景ですね。 [地図で見てみる] そして交差点を渡ると…、
(ちなみに、↑の写真の撮影地点は、交差点の道路寄りで、誰か見張ってないと一人での撮影は危険です) [地図で見てみる]
作品中で透華が歩きながら話すシーンの背景が、場面にそって現れて来ます。 [地図で見てみる] ここまでストーリー通りに進んで来たのですから、ここでも衣が指さす方向を信じて歩いて行くことにします。 すると…、
ありました。ラストでファミレスの後で龍門渕メンバーが戻って来るシーンの背景ですね。 [地図で見てみる] しかし! なんと、ここで作品中に描き込まれている交差点の向こう側の建物の細部が解像度不足で再現出来ないことが判明! 負けた! もう600万画素では足りないのか…orz …それはさておき、気を取り直して構図を確認すると、面白い事が。 この場面の構図、妙に撮影位置が低いんですよ。 この撮影位置だけが衣なみに低いので、衣視点に合わせたのかも??? さて、いよいよ探訪もクライマックスです。当初の旅の目的、「ファミレスでハンバーグエビフライを食す」時がやって来ました。 ちなみに、交差点の向こう側の三角屋根は、港湾関係の建物なので違います。 この先にあるレストランというと、「湾岸食堂」一軒のみ。龍門渕高のメンバーが入ったのは、このレストランに違いありません。 早速その「湾岸食堂」に行って見ると…、 あれれ? 作品中と外観が違う??? でっ、でも、ハンバーグエビフライぐらいあるだろうしっ!? …結論、「湾岸食堂」にハンバーグエビフライはありませんでした。 それと、番外編冒頭のP189の下段なんですが、これが構図からすると、隣の品川埠頭の港湾区域(コンテナが背後に見える)から撮影されたもののようです。取材のためにわざわざ2区域の立ち入り許可を取ったなんて事があるのかなぁ??? それともやっぱり龍門渕財閥の力なのか!? 謎が謎を呼ぶ「咲-Saki-」背景なのでありました…。 最後になりましたが、今回の探訪に同行してくれたQLAND氏、SUGI氏に感謝します。どうもありがとうございました。
第56局[全国]で登場した東東京地区の予選会会場は…、
お台場にあるホテル日航東京でした。 実はこの位置から撮影すると、歩道橋のプラスチックの防護壁越しに撮影することになります。 [地図で見てみる] ここはアニメ版では西東京地区の予選会会場として使われていたのですが、アニメの放映時に「なぜ西東京の地区予選が港区で?」と疑問に思っていたら、原作では東東京地区になっていました。このあたりに作者の小林先生の設定の細かさを感じさせられますね〜。 (以下、'12.01.04 追加)
「阿知賀編」第4局「全国」の千里山女子のシーンに、なぜかお台場が登場。シーサイドモール から見たレイブリです。 [地図で見てみる]
ホテル日航東京がアニメ版の西東京の予選会会場から原作では東東京に変えられていた、ということは、西東京の会場は本当に西東京地区にあるはず、…と予想していたら、確かにその通りでした。
そこは、立川市の泉市民体育館でした。 ちなみにこの構図は、多摩モノレールの泉市民体育館駅の構内からガラス越しでないと撮影出来ません。 [地図で見てみる] この情報は、ブログの方でCapivaraさんに教えていただきました。どうもありがとうございました!
第59局[豹変]で臨海女子が登場するシーンの背景ですが、mixi「咲-Saki-」舞台コミュの方でスバリストさん、しらさんに場所を教えていただきました。
スバリストさん、しらさん、どうもありがとうございました!
場所は、中央区の佃島にある佃公園。実は前作「FATALIZER」P38の背景が撮影された場所でもあります。 小林先生がここを現地取材する際に、「FATALIZER」の頃を思い出しながら撮影してたのかも? とか考えると興味深いですね。 [地図で見てみる] ('10.02.14 追記) ↑の臨海女子の背景は、新たに「咲-Saki-」用に撮影されたものか、それとも「FATALIZER」の頃に撮りためたもなのか確証が無かったため、「撮影してたのかも?」と推定的な書き方をしました。 その後調べてみると、作中に描かれている対岸中央の高層マンションは、2007年03月竣工のリエトコート アルクスタワーであることが分かりました。 「FATALIZER」の連載は2004年1月まで。したがって、この背景のモデルとなった写真は、わざわざ「FATALIZER」と同じ場所に、再び立って撮影されたことが分かります。 十中八九、「FATALIZER」を意識して撮影されたものと見て間違いないでしょう。 ('10.10.03 追記) 第63局に再びこの場所が登場しました。 第7巻 P161と同じく、佃公園の灯台の場所から撮影されたもので、左隅に写っているのが住吉水門。 この場所で左にカメラをパンすると、「FATALIZER」P38の風景が撮れます。 (以下、'12.01.04 追加)
「阿知賀編」にも、隅田川周辺が登場しました。写っている橋は、墨田川にかかる永代橋。 最寄りの駅は地下鉄門前仲町駅で、鶴賀メンバーが泊まっている「門仲のばーちゃん」家の近くのはず。これが「阿知賀編」に登場したのは、この後の第6局での出会いを暗示していたのかも? ここは、mixi「咲-Saki-」舞台コミュメンバーの永谷成美 さんに教えていただきました。どうもありがとうございました! [地図で見てみる]
この場所で後ろを振り向いて撮影したのが、↑の下のコマの構図。中央右側は中央大橋です。
蒲原のばーちゃん家がある門前仲町が「阿知賀編」第7局に登場。
第7話の冒頭に登場するのは、地下鉄門前仲町駅がある交差点。 [地図で見てみる]
“門仲のばーちゃん家”らしき建物−その1−、富岡八幡宮。 作品中だと手前に屋根らしいものが描き足されているようです。 [地図で見てみる]
“門仲のばーちゃん家”らしき建物−その2−、永代寺。 この辺で離れがあるほどの広い邸宅という設定は難しいと思いますが、この深川不動尊、富岡八幡宮の一角は比較的落ち着いていて、いかにもありそうな雰囲気を醸し出しています。 [地図で見てみる]
いよいよ待望の全国編へ。それにともなって舞台も本格的に東京へと移ります。
まず、清澄高校の宿泊所ですが、これは、代々木公園にある国立オリンピック記念青少年総合センターでした。 この場所は、mixi「咲-Saki-」舞台コミュの方でスバリストさんに教えていただきました。どうもありがとうございました! [地図で見てみる]
↑は、拡大図の右隅に注目。原作と同じ、立てかけられたモップの柄が見えます。 モップの柄まで描き込む「咲-Saki-」の職人芸にも毎度感心させられますが、違う日に行ってもちゃんとそこにモップがある方も不思議かも?(笑) (以下、'11.09.18 追加)
清澄メンバーが第1回戦に向かう途中、のどっちと咲ちゃんの会話シーン。 mixi「咲-Saki-」舞台コミュのOFF会で訪れた際に、撮り逃していた背景を追加することが出来ました。 [地図で見てみる]
そして、咲ちゃんが一種妖気を漂わせながら決意を表すカット。 こんな何気ないコマにもちゃんとモデルがあるのが、何とも「咲-Saki-」らしいワンカットです。 ('10.10.03 追加)
そして、インターハイ会場へと向かう清澄メンバーが乗り込む駅は、東京メトロ・千代田線の代々木公園駅。 [地図で見てみる]
部長とキャプテンが買い出しで通る踏切は、↑の代々木公園駅に近い、小田急小田原線の踏切です。 [地図で見てみる]
第69局で、照姉ちゃんの試合観戦を避けた咲ちゃんが読書している場所は、代々木公園の中です。 [地図で見てみる]
ベンチまでそっくりに描かれているのは驚き!、ですね。 (以下、'11.09.18 追加)
第64局[上京]で清澄メンバーが上京するシーン。
場所は、JR中央本線の大久保駅と東中野のちょうど中間地点間です。 この場所は、mixi「咲-Saki-」舞台コミュの方でワンダバさんに教えていただきました。どうもありがとうございました! [地図で見てみる] 第69局[抱負]扉絵の舞台は、宿泊所から500ほど離れた、初台付近です。 ここは、mixi「咲-Saki-」舞台コミュメンバーのパブリーさんに教えていただきました。どうもありがとうございました! [地図で見てみる] (以下、'10.10.03 分) そして…、 第70局[東風]扉絵の舞台は、幡ヶ谷にある本村隧道です。 かつての玉川上水路を“くぐる”ためのトンネルで、その筋の人達には有名な隧道なのだそうです。 それにしても、東京都内で「咲-Saki-」らしい段差のある地形を探す小林先生の探知能力には、改めてビックリですね。 ここは、mixi「咲-Saki-」舞台コミュメンバーのスバリスト@ さんに教えていただきました。どうもありがとうございました! [地図で見てみる] (以下、'11.10.30 分) またしても、都会の中で段差のある風景を探し出す“小林立マジック”発動! 第8巻エンドクレジットの舞台は、西新宿にある路地でした。 ここは、mixi「咲-Saki-」舞台コミュメンバーのしにふぃえ さんに教えていただきました。どうもありがとうございました! [地図で見てみる] (以下、'12.01.14 分)
本編と「阿知賀編」の両方に登場したこの舞台。場所は、新宿駅南口でした。大画面ディスプレイで中継の様子を描写する手法は、県予選会編でも使われていましたね。 ここは、mixi「咲-Saki-」舞台コミュメンバーの永谷成美 さんに教えていただきました。どうもありがとうございました! [地図で見てみる]
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