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「咲-Saki-」舞台ツアーガイド−全国版−
長野県を中心として、全国に存在する「咲-Saki-」の舞台。 その、現在までに判明した全ての舞台について、エリア毎に見どころから撮影時の注意点,交通手段まで、多角的に紹介します。 『こんな舞台ガイド、めったにないんだからね!』
−「咲-Saki-」舞台探訪 全国地図−
1.長野県 北信エリア
北信エリア、またの名を「鶴賀エリア」。 長野県長野市内の、その名も『大字鶴賀』付近にあり、(主要キャラとしては)鶴賀学園のキャラの背景にしか使われた事が無いという、前代未聞のエリア。 大字鶴賀権堂町付近には、モモとかじゅ先輩がデートの待ち合わせをした秋葉神社をはじめ、扉絵などが集中しています。 また、善光寺のある城山付近に、第45局[解放]の扉絵と、同じく第45局でのかじゅ先輩とモモの下校シーンの背景があります。 また、コミックス未収録('09年12月現在)の第55局[随想]扉絵は、市街地から3kmほど外れた飯縄神社にあります。 権堂町周辺は一般民家が少ない点は安心ですが、人通りが多いためシャッターチャンスは難しい場所です。 また、城山地区付近は住宅地ですので、来訪される場合はくれぐれも住民の方の迷惑にならないよう、静かに行動しましょう。 県外から訪れるのであれば、せっかくなので長野市の象徴、国宝である善光寺の観光も兼ねたいところ。 微妙な味の「門前みそソフトクリーム」もチャレンジしがいがあるかも?(微妙な紹介だな) 交通手段は、県外からなら電車、高速道路共にアクセスが良く、首都圏からは長野新幹線が使えます。 長野駅前で第23局[追撃]の背景を撮った後は、権堂町までは長野電鉄が便利です。 ただし、第55局[随想]扉絵は、一ヶ所だけ離れていて、車でないと厳しいです。 2.長野県 中信エリア
作品中で最大の背景数を誇るエリアです。 実際には、塩尻市と、諏訪湖畔、そして八ヶ岳山麓の3ヶ所に別れています。 (1)塩尻市 予選会会場、そして衣の会場脱走編が見どころ。 特に『衣の会場脱走編』は、ストーリー中の場面と現地の位置関係が見事に一致しており、小林先生の驚異的な作り込みの丁寧さが良く分かる、屈指の名所です。 一般民家がほとんど無く、人通りが少ない点も撮影向き。 (2010.9.5追記 なお、駅近くの立体駐車場は既に解体されていて、撮影が出来なくなっています) 交通手段は、県外からなら電車、高速道路共にアクセスが良いです。 (2)諏訪湖畔(下諏訪町) 第1巻での咲とのどっちの会話シーンの場所です。アニメ版の第3話でも使われています。 交通手段は、少し歩きますがJR下諏訪駅から歩いても行けます。 車だと岡谷IC,諏訪ICどちらから行っても少し面倒です。というのも、諏訪湖周辺は道路が限られている上に混雑するため、県外者には走りにくいからです。 観光を兼ねるなら諏訪大社参拝(=「東方」舞台探訪)などと合わせてゆっくりしてってね? 諏訪湖周辺には(高めですが)温泉旅館も多数あるため、予算があるなら探訪のベースにする手もアリ。 夏の諏訪湖花火大会は見事ですが、当日は大勢の人出で周辺の移動,宿泊共に難しくなるのがネックです。その代わり、盆の前後は毎晩プチ花火大会が開かれており、こちらはお手軽に楽しむことが出来ます。 (3)八ヶ岳山麓(茅野市,原村) 清澄メンバーの背景として良く登場する、別名『第一清澄エリア』。 “校内合宿所”のモデルとして、咲とのどっちが歩いた乙女滝などがある蓼科高原は、春〜夏〜秋にかけてとても美しく、交通手段さえ確保出来るなら観光目的としても、撮影対象としても魅力的です。 一方で原村は、第26局[理論]扉絵の火の見櫓のある辺りは一般集落の中ですので、撮影対象として積極的にはオススメ出来ません。もしも行く場合には慎重に、静かな行動を心がけましょう。 このエリアは、交通手段が限られており、車でしか行けません。 自家用車かレンタカーとなりますが、観光シーズンの長野方面の高速道路は行きも帰りも渋滞するため、レンタカーの方が無難です。 (他のエリアも同様ですが)自家用車の場合、渋滞を見越して余裕のある計画を立てましょう。 (4)龍門渕周辺(安曇野市) 第57局[四校]で初登場した龍門渕物件の舞台。 それは、安曇野市明科地区犀川のほとりにある、その名も『龍門渕』、そこから南東方向に約3kmにある長峰山にあります。 遠くの北アルプスの麓に広がる安曇野を一望出来る絶景が見どころ。 ただし、普通のハイキングコース,観光コースとして賑わう場所なので、フレームに人を入れずに撮影しようとすると、かなり待ち時間が必要です。特に連休期間中は要注意。 交通手段は、ほぼ車限定になります。登山路を歩いても行けますが、小一日かかる覚悟が必要でしょう。 ※登山道路は、12月14日−翌年3月12日の間は冬期閉鎖になります。 3.長野県 南信エリア
(1)JR七久保駅周辺(飯島町,松川町) 第2巻 第12局で「咲たちの地元の駅」として一番最初に舞台特定された場所です。その後も、近くのJR高遠原駅付近は第5巻のカラー口絵と第5巻番外編扉絵、JR上片桐駅付近は第6巻表紙/裏表紙,第42局[悪夢]扉絵など、『第二清澄エリア』と呼んでもいいほど清澄キャラの背景に使われています。 また、JR田切駅付近には、第21局およびアニメのOP.で風越メンバーが集合する背景もあります。 周囲に民家が少なく、人通りが少ないので気兼ねなく撮影出来るのはメリットです。 (2)風越山麓(飯田市) 北信の「鶴賀エリア」に並ぶ、南信の「風越エリア」。 長野県飯田市内の、その名も『風越山』山麓にあり、主に風越女子のキャラの背景として登場するという、これまた前代未聞のエリアです。 舞台の場所は住宅地や学校付近ですので、来訪される場合はくれぐれも地元の方の迷惑にならないよう、静かに行動しましょう。 交通の便の悪さは、このエリアの最大の難点。 電車では、JR飯田線の便の悪さがネックです。鉄道ファンならそれはそれで楽しめると思いますが…。 高速道路も、名古屋方面からなら比較的近いですが、他の方面からは遠いです。 4.岐阜県 中津川エリア
当初第5巻目次だけだったのが、その後アニメでの四校合同合宿会場として再登場し、そして原作でも同じ合宿会場として使われて大化けした舞台です。第6巻カラー口絵のキャプテンと華菜の背景の場所でもあります。 清澄,鶴賀,風越など決勝戦のメンバーの背景がまとめて見られるのは、県予選会場以外ではここだけ。 また、湯舟沢の温泉や馬籠宿など、普通の観光地としても楽しめる立地条件の良さがあります。 撮影は観光地なので全く問題無し。ただしアニメ版の馬籠宿のカットは、観光地なので人を入れずに撮るのは大変です。 田舎の感覚では『飯田市に比較的近い』と言えますが、大都市圏感覚だと遠いでしょう(笑) 名古屋方面から車を使う場合なら他の舞台へ行く途中ですが、他の方面からはちょっと足を延ばすことになります。 馬籠宿では、休日の駐車場の混雑に要注意です。 5.東京都 武蔵野エリア
予選会会場のモデル−その2−である、武蔵野陸上競技場です。主に会場内部の背景として多数登場しています。 が、オススメ度を「△」としたのは、ひとえに、人が多くてシャッターチャンスが限られる点にあります。 本来の施設の利用者と管理の方の迷惑にならないよう、慎重の上にも慎重が求められる場所です。せっかく行ったのに撮影出来ない場合も多々あります。 交通手段は、「マリみて」の舞台でもあるJR三鷹駅からバスに乗り、武蔵野市役所前で降ります。 首都圏の方には手近だと思いますが、上記したように「お手軽」な場所とは言えません。 6.東京都 湾岸エリア
第4巻収録の番外編「ふわふわ衣にタルタルソース」、そして同じエピソードのアニメ版第20話「姉妹」に登場した舞台です。 登場がその話だけにもかかわらず、これがオススメ度「○」なのは、ここに「咲-Saki-」の背景美術のエッセンスが詰まっているからなのです。 それは、恒例の精細な描写に加えて、『キャラの移動に合わせた複数のカメラアングルの背景』が登場すること。それは、作者がある程度ストーリー中での使われ方を想定しながらロケした事を示しています。「咲-Saki-」の制作過程が垣間見える、貴重な物件と言えるでしょう。 人通りが少ないのも撮影向き。ただし、交差点では車に気をつけて。誰かと一緒に行って、車を見張りながら交代で撮影するのが良いでしょう。 交通手段は、JR新橋駅からゆりかもめに乗って芝浦ふ頭駅で降りてすぐそば。アクセスが良く、またコミケの行き帰りに寄る事が出来るのもオススメな点です。 また、アニメ版第20話「姉妹」に登場する西東京大会の予選会会場は、レインボーブリッジを渡って反対側、お台場海浜公園から見たホテル日航東京であり、また原作第56局の東東京大会の予選会場としてもお台場駅から見たホテル日航東京が使われています。 7.奈良県エリア
超レアアイテム−その1−。 第31局[阻止]扉絵のみに登場した、と思われていた奈良県エリアですが、その後「のどっちの中学時代の地元」という原作の公式設定に沿って、本当にのどっちの中学時代のイラストの背景が次々と発見された、という驚きのエリアです。この方面の発見は、ひでさんならびにセキさんのお二人のご活躍によるものです。 他の舞台から非常に離れている上に、背景の枚数が限られているため、地元の方,もしくは何かの都合でこの付近に出掛ける方にしか向かないでしょう。 交通手段は、例えば近鉄奈良線から近鉄橿原線→近鉄吉野線と乗り継ぎ、近鉄・岡寺駅で降りて、徳応寺を目指して歩いて1kmぐらいです。 8.宮城県 仙台市エリア
超レアアイテム−その2−。 第3巻総扉絵にのみ登場した舞台です。ここもまた、他の舞台から非常に離れている上に、背景1枚分しかないため、地元の方,もしくは何かと合わせて回る方向け(今なら「かんなぎ」?)。 観光地である、伊達家の霊廟の瑞鳳殿にあり、写真撮影が問題ない点は利点です。 交通手段は、JR仙台駅からるーぷるバスで15分です。
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