No.32

俺が同田貫と名物コンビになるまでの話 02

※男主、最終的にBL夢の予定

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コンビニ行こう!って思ったのが……えーっと、3時くらい?だったっけ。小腹が空いてさ、鶏肉食いたくなったんだよね。

「鶏肉」
「コンビニのホットスナックってヤツだな。コロッケ、焼き鳥、フライドポテト、フライドチキン…」
「あー、成程なぁ」

その日はずっと家でゴロゴロしてた。卒業式も終わって、ガッコー行く用事も無くて暇だったんだよね。ドラゴンクローも解散したし、マジでやること無くてさ。

「ドラゴンクローってのは何だ?」

ガッコーの仲間内でやってたボランティアサークル。部活とか入るのダルいからさ、俺等で作って好きに活動してたのよ。朝練とか絶っっ対にやりたくなかったし。
テキトーな日に集まって、テキトーにゴミ拾って、テキトーに人助け。気楽に社会貢献っての?なんか褒められて気分良かったし、お礼にお菓子貰えることもあったし。

「話が逸れてんぞ、コンビニ行って、そんでどうしたんだ?」

えーっと、いつものコンビニでチキンとあったか〜いお茶買って、そのまま出た。んで、公園の方に歩いてった。最初はコンビニ出たらそのまま帰るつもりだったんだけど、桜が良い感じに咲いてたよーって町内のオバさんから聞いてたからさ、花見しよっかなって。

「花見!良いじゃねぇか、ウチも暫くやってねぇからなあ今度やるか!」
「おい話を逸らすな」
「へいへい、えー、えっと、オバさんが何だって?」

あ、オバさんはウチのご近所さんだよ。俺ん家は親が留守にしてることが多いから、オバさんがよく話しかけてくれたりすんの。おかず分けてもらったこともあるし、そこそこ仲良いよ。

「公園に行くのは初めてじゃねえよな?」

昔からダベるのに使ってたし、他のヤツらより通ってたほうかな。ゴミ拾い活動で何回か行ったこともあるし。

まあ、そんなに寒い日でもなかったから、食うだけ食ってさっさと帰るつもりだったんだけどさあ。

「政府の職員に保護された、と」

そう!ベンチ座って、チキンひとくち食う前に!お茶すら飲んでない!急に話しかけてきてさあ、サニワサマ!見つけましたよ!とか言われてマジで腹立ったわ。せめて食ってからにしてほしかった。

お陰でハラペコのまま連れてかれて、チキンもお茶も没収されたし、やさしい職員さんが気付いてくれるまで俺はずっと腹減って機嫌悪かったし。そのせいでやれ反抗的だの口が悪いだの……思い出したらイライラいしてきたから終わり!

以上、保護当日の俺の話!


#夢小説 #刀剣乱舞