アニメCMがバッドエンドで、それを全力で回避したのが本編という考察を見て膝を打った
確かにそう見えるというか、そうとしか見えなくなった

サンタのアビゲイルはプリテンダー、つまり、サンタという役を羽織っている。
例年のサンタと違い、サンタアビーは前年のサンタから直接任命されていない。
各々が欲しい（欲しそうな）プレゼントを渡していた例年サンタたちに対して、アビーは全て謎のお菓子を渡している。

サンタという面だけ見ても、例年と違う部分が多い。
イベントシナリオ自体はサンタアビーよりもロウヒに焦点が当たっていて、当時「サンタアビーの影薄くない？」と言われていたし、私もちょっと思ってた。
サンタアビー関係がなんだかふわ～っとしていて、中途半端に終わったような気持ちだった。

これが全て伏線だ、というのが今回読んだ考察。
ポイントとなるのがアニメCMの描写。

映像開始直後、赤い外套を脱ぎ捨てるアビー
＝羽織っていたサンタの役を脱ぎ捨てる

サーヴァントたちは踊らされ、背景にヒビが入り、ロウヒが泣いて、シトナイの目には何かが映る
＝文字通り黒幕に踊らされ、ロウヒの一件も引き金となり、邪神降臨

ラストシーンでは文字通り全壊、呆然と佇むロウヒ、踊りきったアビー
＝世界崩壊

アニメCM描写がバッドエンドルートで、そうならないために行動してたのがイベント本編。
サンタアビーを全力でサンタとして扱い、その本質からは目を逸らしてロウヒの件に焦点を当てた。

たぶんつまりこれ完っっっ全に邪神案件で、黒幕ちゃんの思い通りになってたら文字通り降臨してたんだろうなって…こわ…

振り返ってみると凄いシナリオすぎる
クトゥルフ特有の“直視してはならない”、それをFGO世界に完全に呼び込まない為に”存在を認めてはならない”感じが凄く織り込まれてる
確かに当時は消化不良だったけど、カルデアはCoCシナリオで言うところのノーマルエンドを目指したのだからその読了感で当然だったのだわ
シナリオ担当は誰なのだろう、私の予想では星空めておさんかな…