サイレントウェイはカレブガテーニョ博士(1911〜88)によって考えられた外国語の学習方法です。
1970年代から現在に至るまで、ニューヨークを始めとして世界各地で実践されてきました。
授業中の「教師の沈黙」を有効な教授手段とすることからその名がつけられたと言われています。

授業は生徒が話すことを中心に進められ、教師は原則としてモデルをしたり、説明をしたりしません。教師が沈黙することによって生徒自身が学ぶことに集中し、没頭することができるのです。一方、教師は沈黙することによって生徒をよく見ることができます。生徒に今何が必要かを見極め、貴重な時間を経験に換える手助けができるのです。そのような学習を可能にするためにサイレントウェイの教具・教材が考案され、開発されてきました。

学習は単語や文を暗記することではなく、言語を機能として使えるようになることです。そのためには学び手一人ひとりの中に使えるようになるための判断基準が確立されていかなければなりません。そのため、授業の中では生徒が自分自身の判断基準を構築していくことができるように、常に試行錯誤していく自由が与えられています。教師はその生徒の今学ぶべきことに沿って適切なフィードバックを与えていきます。サイレントウェイのレッスンでは学ぶことが教えることに優先されています。

以下のリンクもご参照ください。

サイレントウェイ東京【日本語】
 →https://silentway-tokyo.jimdo.com/
  サイレントウェイ東京のサイト。
  言語のワークショップや研究会を開催。
  サイレントウェイの理論を支えるガテーニョアプローチの探求を進めています。

Educational Solutions Worldwide Inc. 【英語】
 → http://www.educationalsolutions.com/
 ガテーニョ博士が1968年にニューヨークに開いた研究所及び出版社。
  博士の著書・教材などについての解説があります。購入することもできます。 
   
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