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N50 紙芝居舞台  (2020. 3. 8)

 
 魚釣りゲームの流れで今回は紙芝居舞台(B版サイズ)を頼まれました。


 私事で恐縮ですが、小学校に入った頃に紙芝居作りに熱中した時期があったようで(記憶が定かでない)、小学校の1年”竹”組通信簿の3学期通信欄に 「・・・・、紙芝居の製作に大変興味があるようです」 の記載がわざわざあることから、その異常な執着ぶりが想像されますが、学校でも勉強そっちのけで紙芝居ばかり作っていたのかな??

 電気紙芝居なるテレビジョンが発明されてなければ、今頃紙芝居作家になって横丁を自転車で流していたかもしれません(笑)。


 この歳で紙芝居舞台を頼まれたのも何かの縁でしょうか?



 作成に当たり近所の図書館にお邪魔して市販品の採寸をさせてもらいました。
 というのも、紙芝居のサイズがちょっと特殊で、B版として市販されているものは、概略382×265mmで、B4用紙サイズ(364×257mm)よりかなり大きいのです。





 さて、作成準備完了です。

 知り合いから譲ってもらった栓(せん)合板がたくさんあるのでそれを使うことにします。
 これも”合板木口シリーズ”の一環で、例によって木口のパターンを敢えて目立たせるために塗装はオイルフィニッシュです。

 

 本体は合板(厚さ8.5mm)が7枚積層、扉が2枚積層、全体サイズは横430×高さ380×奥行き77mm、窓部は350×250mmです。
 本体の持ち手や扉の打掛(ラッチ)も木製で自作しました。

 舞台の幕モドキとして、幕を印刷した紙を板に貼って仕切り板としました。
 裏表でちょっと趣を変えています。

       

 照明があれば視認距離がほぼ倍になるとの情報から、市販品にはない照明も取付けることにしました。
 舞台の下
(専門用語で”奈落”と言うらしい、こわっ!)に照明専用引き出しを設けました。

 電気部品箱から12Vの電源アダプターやらスイッチ、LED、ケーブルを拾い集め、
LED直列4個×2並列で、内径10mmのシリコンチューブのカバーをかぶせて手作り感満載の照明になりました。 
 LEDを引き出しの中に留て、ケーブルは径6mmの丸棒に巻き付けて熱湯浸漬/冷却してコイル状にし、収納はネオジム磁石を使ったマグネットキャッチ方式です。

 上演の際、前方に引き出します。





   



 ところで扉にとって付けたようなきのこの絵札、ここだけの話、実は傷隠し。
最後に扉に直接ドングリの焦がし絵を描いてニンマリしてたら、あららっ、扉の上下を間違って描いてしまった。
 ドングリが逆立ちだぁ (泣)

 サンドペーパーで消そうとしたけど結局大きな傷になってしまったのです。
 
 最近多い独り言。
 
あっ! 、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜 また、やっちまたぁ〜〜

      


●概略予算

 全て在庫品使用。 
 合板、接着剤、ワトコオイル、ウレタンニス、照明用電気部品(12Vアダプター、スイッチ、LED、炭素被膜抵抗、ケーブル)等々




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