S13 植木鉢いろいろ (2003. 9. 7) | |||||
「S3 標準ゴミサイズ投入口付き屋外ゴミ箱」にも書きましたが、木材の端材が貯まるいっぽうです。これらを処理するには、適当な小物作りが一番です。 そこで、植木鉢を作ることにしました。 さて、植木鉢を作る際のポイント、注意点は、 @植木鉢です。木材の防腐処理が基本です。半端な防腐処理では使えませんので、防腐剤の加圧浸透処理を行った材木を使いましょう。 A絶えず湿気に接してます。板のつなぎは確実にビス(コーススレッド、できればステンレス製)を使い、間違っても釘など使わないこと。 B何事も安全第一。吊り鉢は紐をつないだフック部の木材が腐って落下したりすることが無いように特に注意。私は、底板の下からステンレス針金を通してフックにしています。 C吊り鉢用紐には、完全に黒子に徹したステンレスワイア(魚釣り用のハリスが最適)か、はっきりと自己を主張する材料(例えば麻綱など。木製植木鉢には自然素材が良く合います。)が適当です。 D植木鉢はあくまで脇役。主役は植えられる花達ですから、できるだけ単純な形にしましょう。 今までの作品を以下紹介します。 <1>六角吊り鉢 15T×38W(mm)の板を3枚を並べ六角形の側面に使います。3枚並べた両端の板の側面は60度にカンナで削ります。6角形の底板の辺の長さはに97mm (=38mm×3枚-2×15mm/SQRT(3))、高さ190mmです。 側面の固定は、底板に木ネギで留め、上部は板を打ち付けるか、シュロ縄等でしっかり結わえましょう。 植えられているのは、<1>はアメリカンブルー、<1-2>は燕の雪隠の重しに使っている鉢で、ヘデラの一種を植えています。 <2>壁掛け鉢 これも前面、底面に15T×38W(mm)の板を使ってます。側面の板はダボでつないでいます。花はハナスベリヒユ(別名ポーチュラカ)です。 <3>プランターカバー 標準サイズのプランターカバーです。19T×63W×656L(mm)を3枚、側面に使っています。底板はありません。角材の台に、プランターが直接のっています。 花は、花期の長いベゴニア・センパフローレンス、別名四季咲きベゴニア。 <4>篝火鉢(かがりびはち) 19T×38W(mm)材を6角形に組んでそれを底に向かって、少しずつサイズを小さくしながら、僅かに回転させてコーススレッドで、次々に留めていきます。大・中・小の3個作りましたが、最もサイズが大きい鉢は最上段の一辺の長さが184mmで8段重ねです。 これらは、50mmφ丸太を3本組んだ台に載せました。 篝火のイメージはこんな感じかな、名前もそのまま篝火鉢。安易ですが命名なんてこんなものでしょう。(開き直ってます。) 見た目よりも土を入れる容積が小さく、あまり根回りの大きなものは植えられません。 写真はスイートアリッサムの白とピンクが混植されています。 <5>コロコロ吊り鉢 ウッドデッキ用のコロコロ吊り鉢。15T×38W×200L(mm)10本を側板に留めています。 <1-2>のヘデラを株分けしましたが、日当たりが良すぎてあまり元気がありません。 <6>六角鉢 組木細工の要領で少し大きめの六角鉢を作ってみました。正確に切り欠きを切ろうとすると角度がドウタラコウタラで大変な作業になりますが、水に濡れて膨らんでは、又、乾いて収縮しての繰り返しですから、正確に作る必要は全くなくて、写真を見て分かる通り、私好みのかなりのいい加減な姿になっています。 下側から順に組み込んでますが、鉢の内側に3カ所縦板を打ち付けてバラバラにならないようにしています。 花は、デージー。 最初は、端材処理の目的で植木鉢を作り始めたのですが、プランターカバーのように大きめのものを作り出したり、同じ形のものを揃えようとした結果、端材処理どころか板を買い足すはめになり、最終決算では、逆に端材が増えておりました。 オイオイ... |
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(2011年3月5日 追記) 根っこの流木を近くの河原で見つけました。 バランス良く立てるために足をひとつ補強し、中心部を円形にくり抜き、SUSの針金で作った枠の内側を防水シートで覆い植木鉢に仕立てました。 今、郵便箱の後ろ側のマンホール部分に、ワイヤプラントを植えて置いています。 |
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(2019年4月20日 追記) 自然素材の植木鉢3点です。
植えているのは、ハツユキカズラ、黄金カズラ、リシマキア、タイム。 因みに、上の流木の鉢も8年経つのにほぼ原形をとどめています。 結構しぶとい! 余談ですが鉢植えの皿にはボウフラを防ぐために十円玉を入れています。 銅の殺菌効果を利用しているのですが効果のほどはよく分かりません。 |
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