S15 キウイ棚 -その2- (2011. 3. 7) | ||||||||||||||
キウイ棚がだいぶくたびれてきました。 前々から、このキウイ棚がダメになったらまったく新しくしようと考えていました。 最大の変更点は棚を大きくしてその下に車が入れられるようにしようと考えたことです。 車を入れると言っても、しっかりした屋根を付けるつもりはなく、あくまでも「夏場の強い紫外線を生茂ったキウイの枝葉で弱められたら良いなー」・・・程度の非常に希薄な発想。 以前は棚の下には犬小屋がありましたし、犬小屋は無くても幅が足りなくて車を入れることはできませんでした。 だいぶ前に犬も死んでしまい、今では自転車置き場になってますので改造の問題はありません。 あとは制作のタイミングを見計らっていたわけですが、ぼちぼち棚の丸太が腐食で限界ですし、キウイを収穫して残しておいた果実もあらかた鳥が食べつくしたところで制作に取り掛かることにしました。 早速、図面を引いて必要な材料をリストアップします。 ものが大きいだけで、工作自体はそれほど問題になるような個所はありません。 制作のポイントと若干のこだわった点は、 1.柱は沓石を使いしっかり立てます。今の棚は生垣の支柱に縛り付けていただけでした・・・・ 2.全体が殺風景なので、角材を使用した柱のうち手前の最も目立つ1本だけ杉の丸太を使い尖端を削って鉛筆風としてアクセントとしました。 アクセントの杉の丸太は、敢えて表面に虫食いの跡があるものを選びました。 一見トーテムポール風(に、見えないこともない)で、狙い通りの効果が得られました。 更に周辺に数羽の木彫りの小鳥を留らせました。 3.防腐処理木材を使いましたが、表面をバーナーで焼いて既存の木製門扉と統一感を持たせました。 4.門扉部分は駐車場より30cmほど高いので、その部分だけ上部はアーチ形にして頭が当たらないようにしました。 アーチ部分は角柱を台形にカットして木ねじでつなげましたが、台形の寸法を決めるには三角関数が必須。数学がこんなところで役に立っています。 実は、棚の下の自転車置場(と言っても強風でよく倒れるので転倒防止をしているだけなのですが・・・)を、撤去していないので、まだ車は置けません。 それに紫外線防止目的の簡易車庫としては若干奥行き不足で、日除け屋根の継ぎ足しが必要そうです。 また、改良したら報告することにします。 ●製作メモ 全体のサイズは、3,350mmW×4,000mmD×2,000mmHですが、詳細はこちらです。 柱は90mm角材、75mm角材および約100mmφの丸太、横棒と補強材は防腐処理1X4材(19mmT×89mmW) 棚は30mm×40mm角材と9部晒竹の併用。 尚、アーチ型ゲートを制作する方の参考までに、材料の寸法算出のExcelファイルはこちらからダウンロードできます。 ●概略予算 21,500円
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