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1567 THE OPENER / CURTIS FULLER
CURTIS FULLER-tb HANK MOBLEY-ts BOBBY TIMMONS-p PAUL CHAMBERS-b ART TAYLOR-ds
1957.6.16
1.A LOVELY WAY TO SPEND AN EVENING 2.HUGORE 3.DSCALYPSO 4.HERE'S TO MY LADY 5.LIZZY BOUNCE 6.SOON
 ハードバップ・セッションは、ハードバップ・セッションでそれ以上の発展性は、もう望めないのは、アルフレッド・ライオンの頭にはあったに違いない。1500番台を聴き続けていると、そろそろ漫然さに飽き足らなくなるのだが、これも何ら目新しさを見つけることが出来る類のものではないことは確かだ。しかし、ジャズのスタイルがどんどんこの後変わっていったけれど、そこはかとないC.フラーのゆったりとしたトロンボーンの奏でるA LOVELY WAY TO SPEND・・・とか、HERE'S TO MY LADYなんて聴くと、心がやわらぎ疲れを癒され、心が静まっていく。こういうものの合間合間にハードバップ・セッションという常套が按配されているアルバムだ。スタイルがどうのでは最早なく、フラーがいい、いやジャズがいいと愛着を持てれば、それで良いのではないろうか。
1568 HANK MOBLEY 
BILL HARDMAN:tp CURTIS PORTER(as,ts) HANK MOBLEY:ts SONNY CLARK:p PAUL CHAMBERS:b ART TAYLOR:ds
1957.6.23
1.MIGHTY MORE & JOE 2.FALLING IN LOVE WITH LOVE 3.BAG'S GROOVE 4.DOUBLE EXPOSURE 5.NEWS
JAZZ徒然
1569 BASS OH TOP/PAUL CHAMBERS
KENNY BURRELL-g HANK JONES-p PAUL CHAMBERS-b ART TAYLOR-ds
1957.7.14
1.YESTERDAYS 2.YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO 3.CASIN' THE BIRD 4.DEAR OLD STOCKHOLM 5.THE THEME 6.CONFESSIN'
格調高い!・・・そうだろう?なんてったてTOPだからな。
このアルバムのオリジナルのライナーを書いてんのが、Robert Levinってひとだ。それを訳したのを読んだんだけど、Bass on Topってタイトルの由来は、Jimmy Blantonの再来だってことだな。Blantonって人は、リズム楽器としてのベースの可能性をひろげてホーン的な性質を開発したっていうスゲー人だ。つまりは、アルコを使ったりして歌うようにベースを弾くってことだと思うけど、最初のYesterdysなんて聴くと、おー、Chambersがクラシックに転向したのかって思うほど、Kenny Burrellのギターとのデュオでアルコでずっと弾き続けている。で、途中からスウィングする演奏になるんだけど、ここでもアルコで通してるんだな。これは格調高いよ。
 で、次がYou'd be so nice...だけど、この盤は最初のYesterdaysもそうだけど、Dear Old Stockholmも入っているって具合で、選曲がいいんだな。
 
 ジャズはアドリブが命だって、そんなことはわかってるよ。でも、いい曲の時のアドリブがまたいいんだ。これは間違いなくそうだね。
しかもメンバーがいいじゃない。Somethin' elseでも一緒だったHank Jonesでしょ。それにギターのTOPのBurrellだ。おまけに、Taylorと来てる。これだけそろったら聴かなくてもいいてのはわかるね。
 ま、ともかく格調高いし、いい曲で良い演奏が堪能出来る盤だってところで、一曲だけ、Dear Old Stockholmのとこだけコメントしよう。
この曲は、元々はスウェーデンの民謡であのStan Getzがみつけてやったのが始まりってことは有名だね。で、Milesもご多分に漏れずやったんだ。Round about Midnightに入ってるね。それのまさに再演かって思うような演奏だけど、これも格調高い。Burrellがテーマを弾くんだけど、リズム隊がMilesの時と同じパターンでやってるんだ。Chambersもあの時と似た演奏をしてる。で、聴かせるのがBurrellだよ。いいソロとるんだ。味わい深い。だから、曲がいいといいアドリブやるってホントだろ?Hank Jonesのソロがシングル・トーンでおいしいだよ。ホント上手いと思うね。ジャズ・ファンの心をくすぐる演奏だよ。
 ついでに言うと、録音技術の話だけど、ベース音のとりかたが上手いんだ。やっぱり、Van Gelderって人は凄い人だよ。ホントの音よりいい音で聴かせるって話。
1570 DAIAL'S' FOR SONNY / SONNY CLARK
ART FARMER-tp CYRTIS FULLER-tb HANK MOBLEY-ts SONNY CLARK-p WILBER WARE-b LOUIS HAYES-ds
1.DIAL S FOR SONNY 2.BOOTIN' IT 3.IT COULD HAPPEN TO ME 4.SONNY'S MOOD 5.SHOUTIN' ON A RIFF 6.LOVE WALKED IN
JAZZ 徒然

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