6月構造動作 骨格バランストレーニングのレポート

1.もちもちツヤピカな手を取り戻す
まずは手のケアからスタート。
胸鎖関節や鎖骨をやさしく動かしながら、両手を擦っていくと、血行が良くなり、手先の感覚が冴えてきます。
スマホやパソコンで疲れた指先にも効果あり。毎日のスキマ時間にもできます。

2.肩甲骨をゆるめて、呼吸と肩まわりの軽さを取り戻す
続いては、肩まわり。
鎖骨の動きを意識しながら片腕を振る体操や、肘をやさしく擦って筋膜をゆるめるケアを行い、肩甲骨まわりがふわっと軽くなりました。


呼吸が深くなるのを感じると、気分までスッと晴れます。

3.胸椎の感覚と柔らかさを取り戻す
さらに背中へ。
仰向けになって、両腕をゆっくり頭の上に上げていく動きを丁寧に。12個の胸椎の一つ一つを感じながら動かすと、呼吸が広がり、姿勢も整ってきます。


身体の芯に働きかけてくれるような、深く落ち着く感覚が芽生えてきました。

4.足裏のアーチを感じて、しなやかな立ち方をつくる
最後は、身体の土台となる足裏へ。
足裏には縦横それぞれ2本ずつ、合計4つのアーチがあり、体重を受け止めて圧を分散する役目を果たしています。
まずは、土踏まず(縦内側アーチ)に軽く刺激を与え、立ち上がってアーチが体重を受け止めている感覚を確認。足指が自然に床に馴染み、接地感が安定してくるのを感じました。

続いて、縦外側と横前側アーチを意識しながら、前後左右への圧の移動を観察。重心線とはまた違うウエイトの“圧の移動”に気づくことで、地に足のついた立ち方に近づいていきました。
この感覚は、アルナスのダンス分析の中で、ダンスジャルダンの中井信一が見出したものです。

日々の生活のなかで、つい見過ごされがちな「手の感覚」や「肩の軽さ」、「背骨のしなやかさ」、そして「足裏のアーチ」。どれもほんの少し意識を向けるだけで、身体は驚くほど素直に応えてくれます。
私たちの内側には、いつでも「本来の動き」に戻る力が眠っているのだと感じます。

次回7/19(土)は「下肢」まで実践していく予定です!

2025年06月28日